From:中野英
都内の自宅より、、、
もうすぐ夏ですね!
とても、気が重くなります(笑)
我が家には、《チーコ(通称ティターン)》という
猫が同居しています!
春のような爽やかな気候の時は、
朝起きてのベランダでの《ゴロゴロ》が日課です。
普段はカワイイばっかりです!!
困ったこととしては、朝の4:00という
とんでもなく早い時間に・・・
※《朝食 & 窓開け》のために起こされる
・・・ということでしょうか(ノД`)・゜・。
猫は、本当に『自由・気まま』。
自分も、そのような生活を
送ってみたいものです(笑)
今日は、個別銘柄へ掛かる様々な”パワー”
について考えてみたいと思います。
東証一部の個別株の売買をする時に、
指数や先物の動きも参考にするという方は、
どの程度いらっしゃるのでしょうか?
極々当たり前のことと思っていたのですが、
意外にも『特に気にしていない』という方も多いようですね。
それは特に、《新興市場を主戦場にしている方》に
多いのですが、実は思いもしない時に、
思いもしない形で、影響を受けたりします。
説明するために、最近の動きに合わせて・・・
※ 先物が、どのような
影響を受けて動いているか
・・・という、逆の視点で検証してみます。
まず、先物市場(ここでは225先物)の
値動きは、当然ながら・・・
※ 先物市場のプレイヤーの売買
・・・の影響を、最も強く受けます。
これを、一つ目の
ベクトルとして考えます。
そして、次に思い浮かぶのは・・・
※ 個別株(日経225銘柄)の売買
・・・先物は、将来のある時点での
《日経225の株価》ですので、先物市場とは別の
《現物市場》で取引されている《225銘柄》
それぞれの影響を受けます。
そしてもう一つ・・・
※ TOPIX先物のプレイヤーの売買
・・・の影響も受けます。
TOPIX先物という物は、
(組み入れられる前の銘柄以外の)
東証一部の全銘柄の時価総額ベースの指数です。
つまり、その中には225銘柄も含まれていますので、
TOPIX先物が動くと、派生的に《225先物》も影響を受けるのです。
これは、225先物から見ての分析です。
これを、逆の視点から考えてみますと・・・
※ 東証一部銘柄は、まずその銘柄を売買する投資家の
影響を受け、それ以外に《TOPIX先物》の影響を受け、
それが《225銘柄》であれば《225先物》の影響も受ける。
・・・そういうことになります。
《先物主導》と言われる相場の時は・・・
※ 先物市場の方が、より多くの資金が動いている
・・・極端な例を挙げると、その銘柄の参加者が《0人》の
225銘柄があったとしたら、その銘柄は完全に《225先物》と
《TOPIX先物》から受ける力だけで動くことになります。
《指数チャート》と《その銘柄のチャート》が
ほぼ同じであったとしたら・・・
※ その銘柄の参加者は、それほど多くない
・・・つまり、《先物市場から受ける圧力に対抗する》
もしくは《その圧力を増幅させるだけ》の参加者が存在しない。
『あまり面白くない銘柄』と
言えるかもしれませんね。
先物市場が盛り上がりを見せているときは、
そのような銘柄でも良いですが、今のような・・・
※ 先物市場に主体性がないような相場
・・・そんな環境下では、個別株が動く原動力は、
個別株の参加者による売買しかありません。
先物市場が大人しいということは・・・
※ 外圧にあまり振り回されない
《素直な動きになる》
・・・と言う意味で、
よいことなのかもしれませんが。
逆に、《日経225と》全く違う値動きをしている
《225銘柄》があったとしたら、それは・・・
※ その銘柄に、物凄い
《買い圧力 or 売り圧力》が掛かっていることになる
・・・もしかしたら、『トレンドを作り出す』くらいの
物凄い力が働いているかもしれません。
もし、そのような銘柄を見付けたら、
ぜひ『監視する』なり、『エントリーしてみる』
なりして欲しいと思います。
最後に、新興市場も・・・
※ 時に、《日経225》や
《TOPIX》の影響を受けます。
特に、それぞれが高値圏である時に
起きやすいのですが・・・
※ それぞれ影響し合う仕組みは何もないのに、
東証一部の指数が下げると『危険を感じて』、
新興市場のプレイヤーも一緒に売る
・・・つまり、《心理》という見えないところで、
新興市場も繋がっているのです。
大抵、新興市場のプレイヤーが、
《急落》という形で大きな損失を被るのは・・・
※ 市場全体が、このような
《心理的な不安》に包まれた時
・・・自分の大切な資金を守るためにも、
《自分には無関係な世界》と切り捨てずに、
東証一部という《隣の世界》にも気を留めてみてほしいと思います。
中野英