個別銘柄へ襲い掛かる目に見えない”パワー”

2015.5.23
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From:中野英
都内の自宅より、、、

もうすぐ夏ですね!

とても、気が重くなります(笑)

我が家には、《チーコ(通称ティターン)》という
猫が同居しています!

春のような爽やかな気候の時は、
朝起きてのベランダでの《ゴロゴロ》が日課です。

普段はカワイイばっかりです!!

困ったこととしては、朝の4:00という
とんでもなく早い時間に・・・

※《朝食 & 窓開け》のために起こされる

・・・ということでしょうか(ノД`)・゜・。

猫は、本当に『自由・気まま』。

自分も、そのような生活を
送ってみたいものです(笑)

今日は、個別銘柄へ掛かる様々な”パワー”
について考えてみたいと思います。

東証一部の個別株の売買をする時に、
指数や先物の動きも参考にするという方は、
どの程度いらっしゃるのでしょうか?

極々当たり前のことと思っていたのですが、
意外にも『特に気にしていない』という方も多いようですね。

それは特に、《新興市場を主戦場にしている方》に
多いのですが、実は思いもしない時に、
思いもしない形で、影響を受けたりします。

説明するために、最近の動きに合わせて・・・

※ 先物が、どのような
影響を受けて動いているか

・・・という、逆の視点で検証してみます。

まず、先物市場(ここでは225先物)の
値動きは、当然ながら・・・

※ 先物市場のプレイヤーの売買

・・・の影響を、最も強く受けます。

これを、一つ目の
ベクトルとして考えます。

そして、次に思い浮かぶのは・・・

※ 個別株(日経225銘柄)の売買

・・・先物は、将来のある時点での
《日経225の株価》ですので、先物市場とは別の
《現物市場》で取引されている《225銘柄》
それぞれの影響を受けます。

そしてもう一つ・・・

※ TOPIX先物のプレイヤーの売買

・・・の影響も受けます。

TOPIX先物という物は、
(組み入れられる前の銘柄以外の)
東証一部の全銘柄の時価総額ベースの指数です。

つまり、その中には225銘柄も含まれていますので、
TOPIX先物が動くと、派生的に《225先物》も影響を受けるのです。

これは、225先物から見ての分析です。

これを、逆の視点から考えてみますと・・・

※ 東証一部銘柄は、まずその銘柄を売買する投資家の
影響を受け、それ以外に《TOPIX先物》の影響を受け、
それが《225銘柄》であれば《225先物》の影響も受ける。

・・・そういうことになります。

《先物主導》と言われる相場の時は・・・

※ 先物市場の方が、より多くの資金が動いている

・・・極端な例を挙げると、その銘柄の参加者が《0人》の
225銘柄があったとしたら、その銘柄は完全に《225先物》と
《TOPIX先物》から受ける力だけで動くことになります。

《指数チャート》と《その銘柄のチャート》が
ほぼ同じであったとしたら・・・

※ その銘柄の参加者は、それほど多くない

・・・つまり、《先物市場から受ける圧力に対抗する》
もしくは《その圧力を増幅させるだけ》の参加者が存在しない。

『あまり面白くない銘柄』と
言えるかもしれませんね。

先物市場が盛り上がりを見せているときは、
そのような銘柄でも良いですが、今のような・・・

※ 先物市場に主体性がないような相場

・・・そんな環境下では、個別株が動く原動力は、
個別株の参加者による売買しかありません。

先物市場が大人しいということは・・・

※ 外圧にあまり振り回されない
《素直な動きになる》

・・・と言う意味で、
よいことなのかもしれませんが。

逆に、《日経225と》全く違う値動きをしている
《225銘柄》があったとしたら、それは・・・

※ その銘柄に、物凄い
《買い圧力 or 売り圧力》が掛かっていることになる

・・・もしかしたら、『トレンドを作り出す』くらいの
物凄い力が働いているかもしれません。

もし、そのような銘柄を見付けたら、
ぜひ『監視する』なり、『エントリーしてみる』
なりして欲しいと思います。

最後に、新興市場も・・・

※ 時に、《日経225》や
《TOPIX》の影響を受けます。

特に、それぞれが高値圏である時に
起きやすいのですが・・・

※ それぞれ影響し合う仕組みは何もないのに、
東証一部の指数が下げると『危険を感じて』、
新興市場のプレイヤーも一緒に売る

・・・つまり、《心理》という見えないところで、
新興市場も繋がっているのです。

大抵、新興市場のプレイヤーが、
《急落》という形で大きな損失を被るのは・・・

※ 市場全体が、このような
《心理的な不安》に包まれた時

・・・自分の大切な資金を守るためにも、
《自分には無関係な世界》と切り捨てずに、
東証一部という《隣の世界》にも気を留めてみてほしいと思います。

中野英

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