From:中野英
都内の自宅より、、、
夏に入りましたね!
先週の土曜日に、自分が通っていた
小学校の運動会があったようで、歓声や
音楽が聞こえてきて、とても幸せな気持ちになりました。
幸か不幸か、とても天気も
良かったですね。
自分の友人はお子さんの
運動会があったらしく、
1日ですっかり日焼けしていました。
痛そうです(*_*)
それでも、いいですね。
子供達の無邪気な笑顔は(^◇^)
疲れている時でも、つらい時でも、
心の底から湧き出るような
力を与えてくれます。
子供を育てにくい社会は、
経済だけに限らず、《人》の
活力すら奪っていきます。
株価だけでは測れない《日本人の未来》について、
国民が一丸となって考え、より良い未来を
目指していきたいですね。
子供が失敗を恐れず、
のびのびと成長できる
社会であって欲しいです。
自分も現役ディーラーのときは
失敗もたくさんしました。
まずは、今はなき、
再上場前の《9201 JAL》です。
先輩のお得意銘柄だったこともあり、
ほぼ毎日取引していました。
当時は、ニューヨークテロに絡む
《空爆》が、不定期に起こっていた時期。
基本、《売り》で
入ることがほとんどでした。
当時は、《200円手前》だったか
《300円手前だったか》、そこの
記憶が曖昧ですが・・・
その日も、当然《売り参戦》。
しかし、
どうにも下がってくれない。
売り板厚いのに、指値した売り注文が
次々と約定して『売り上がる』状態になり、
積もり積もった《100万株》(笑)
当然、評価損(ノД`)・゜・。
そして、悪い気分のまま
お昼休みに突入したのですが・・・。
後場開始前に、アメリカがどこかへの
《空爆開始》という報道・・・
『助かった!』
・・・今思うと、何と言う
縁起でもないことで
喜んでいたのでしょう・・・。
とにかく、
後場は《若干安く》開始。
しかし、神の罰か・・・
寄りを安値に、猛烈な買い(゚Д゚;)
節目の《200円》or《300円》に、
最後の売り板《70万株》が。
そして、何とその上の売り板は、
《10000株》以上の売り指値はなし。
『助けてくれ』と《祈った》結果は・・・
見事に全て買われて(ノД`)・゜・。
そのまま青天井・・・
とはならずに、
抜けたところから売りが出てきて、
《202~203円》で踏みました_(._.)_
まだまだ未熟だった時期の話ですが・・・
※板の厚い方に株価が動いていったら、
それは《猛烈に強い》証
そして、もう一つ重要なことは・・・
※ 株価を動かすような《生きた注文》は、
『板の見えないところから出てくる』
デイトレをされる方は、《見た目の雰囲気》に
騙されないように気を付けてください。
あと、『人の不幸で利益を出す』と言う行為は、
決して褒められたものではありません。
《否定する》などという野暮なことはしませんが、
《自慢する》ようなことだけはなさいませんように。
★ 《お金》は、人を狂わせます。
☆ しかし、《品格》だけは
決して失わないようにしてください。
もう一つ、これは余談ですが、
自分の周りのディーラーは
皆知っている話で・・・
それから間もなく《上場廃止》へと
向かっていくのですが、株価が
《200~220円台》で推移していた時の話。
ある日突然、
《現在値より5円下》までの
指値で《150万株の売り》。
しかし、
その日はそれ以降何もなし。
そして次の日、
やはり同じような時間に、また
同じような売り方で《200万株の売り》。
ピンときて、四季報の
《大株主》を見てみたのですが(´・ω・`)
このような売りを出しそうな投資家が、
一人だけ・・・
※ 糸山英太郎
(勝手につけた、通称《えいちゃん》)
・・・『英ちゃん、売ってるみたいです』とみんなに話し、
『どうして分かるんだ?』と半信半疑の反応だったのですが。
一週間後に、大量保有の届け出で
《半分売却》が公表されて、
一気に下降トレンドへ。
☆ 誰が買って(売って)いるのか
そんなこともイメージしながら、
より《生きた世界》を体感してみてください!
次は、買いでの失敗談。
銘柄は、5233 太平洋セメント。
その当時の株価は《200円手前》。
その日は、《196円》から《200円》まで、
『数十万株単位の売り』が並んでいて・・・
買いは、
『数千株が並んでいる』だけでした。
しかし、一向に『下値を売ってこない』。
そして、時間を追うごとに、一番上の買い板
(195買い・196ヤリであれば、195円)が、
ジワジワと増えていく。
『これ、買いたいんだな』
ということで、196円と197円で、
合計《100万株弱》購入。
198円買いになったところで一度、
買い板全てを売られて(ノД`)・゜・。
顔を真っ赤にさせながら、
再び買いが入ってくるのを待って(笑)
とうとう、199買い・200ヤリに。
買い板は《85万株》・売り板は《80万株》。
売ることも考えたけれど・・・
※ 絶対に誰か
《ディーラー》が買ってくる
・・・『そこで、かっこよく高値で売り抜ける!』
そんなことを考えて辛坊。
そして、《待望の買い》が入り
売り板が消えたのですが・・・
なぜか、一瞬たりとも《200円》の指値に
買いが入る光景を見ることなく、
次の瞬間株価は《196円》に。
『(@_@;)?』
歩み値を見たら、買いが入った瞬間に、
《196円指値》の売り《49000株》が20発ほど(゚Д゚;)
そして、その瞬間の買い板は・・・
※ 《数千株》が並ぶだけであり、
ストップ安まですべて合わせても《81万株》
結局、そのままお昼休みに突入し・・・
後場に、何とか《197円~195円》で
売って、損失は《60万》程度に。
しかしその後、
株価は《185円》まで下げて・・・
良い面、悪い面、両方あった、
薄氷の取引でした。
良い面 : ダメだと思ったところで、即座に逃げた決断力
悪い面 : 欲張り(笑)
相場の神様は、
欲張りが嫌いなようです。
※ 頭と尻尾は、
くれてやりましょう!
《やられないディーラー》として
生きてきましたが、それでも
失敗談は多々あります。
ただ、あまりに書きすぎると・・・
※ この人、
下手なんじゃないの?
・・・と思われてしまうかもしれないので、
今日はこれで打ち止めに(笑)
今度は、笑い話として、皆さんに
直接お話し出来たら嬉しく思います(^◇^)
そんな機会があるといいなと
楽しみにしています。
中野英