From:堀北晃生
丸の内のオフィスより、、、
こんにちは、堀北晃生です。
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■ ハゲタカが教えるファイナンス理論3
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ファイナンスを舞台とした交渉力で
重要なのが、情報収集力です。
すべての交渉が始まったとき、
どれくらいの情報収集ができているかによって
ほぼ勝負は決まっています。
ここではハゲタカに学ぶ
情報収集力を分かりやすくまとめます。
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■ 情報力を武器にする方法
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「デューデリジェンス」という言葉を
お聞きになったことはありますか?
デューデリジェンスとは、企業に対して投資を行ったり、
M&Aをする前に金融資産などを調査する活動のことをいいます。
・企業価値が正しく算定されているか
・表面に出ていないリスクがないか
・不正な取引がないか
こういったものを調査します。
ハゲタカが企業を買収するときは、
こういったデューデリジェンスを行って
適正な価値があるかどうかを見極めます。
また不正な経費計上をしていたり、
隠し口座に資金を移動していたりすると
価値が大きく下がります。
上場企業の場合は、
こういったデューデリジェンスの必要がないように、
監査法人というものがついています。
公的な情報が開示されるため、
個人投資家はこういったデューデリジェンスを
行わなくてもいいのです。
このように、いかに正しい情報を早く集めて、
適正な評価ができるかどうかが
投資家としての最大の目利き力になります。
ここで2つの情報についてお伝えします。
情報というのは、
・一次情報
・二次情報
というものがあります。
一次情報とは、情報の大元の情報で、
事実のみになります。
二次情報とは、一次情報をわかりやすく伝えるため、
そのメディアの特徴が出たりするものです。
つまり、テレビ、新聞、雑誌というのは
どれを聞いても同じニュースが流れますが、
微妙に伝え方が違うということを感じられませんか?
テレビ、雑誌、新聞などはすべて二次情報になります。
テレビ局がすべての情報を
独自で取材しているわけではありません。
どこからか一次情報をもらって、
配信しているのです。
その一次情報元が、「通信社」というものです。
国際的な通信社は世界に100社以上ありますが、
耳慣れたところでいうと、
・共同通信社
・時事通信社
・ロイター
・AP通信
こういった名前は聞いたことがありますよね。
ここが一次情報をまとめて、
収集している情報機関なのです。
そして、テレビや雑誌などはこの通信社から
情報を買って自社メディアに情報を配信しているのです。
つまり、二次情報である
メディアのフィルターがかかった情報よりも
一次情報をダイレクトに得たほうが
正確であるということです。
投資家として本質的な情報を得るためには、
やはり一次情報のみを得ることをオススメします。
無料で入手できる情報通信社は
ロイター通信です。
▼ロイター通信
https://jp.reuters.com/
正確な正しい情報を得るためには
通信社から入った一次情報をもとに判断すべきです。
なぜならば、メディアに取って都合の悪い情報は、
通信社が報道していても配信されない場合があるからです。
この事例を申し上げると長くなりますので、
ここでは省略しますが、
情報はどこも同じではないということです。
もしいまYahooニュースやGoogleなどで
情報を集められているのなら、
ロイターなどから情報を探してみてください。
まったく色付けされていない
生の情報が通信社から得られます。
真の情報を得る。
そして正しい投資判断をする。
長期的に利益をあげていくためには、
やはり情報力が勝負となります。
ハゲタカ並のプロの情報収集力がなくても、
メディアに翻弄されない目利き力は
持っておきたいところです。
間違っても、個人のブログや掲示板ネタを
信じたりはしないようにしてください。
これらに代表される三次情報は
すでに劣化している状態ですので、
全く価値はありません。
追伸1:
正しい情報を集めて、
それを投資の意思決定にするかどうかは
その人の判断になります。
たとえ騙されたとしてもこの世界では、
誰も助けてくれません。
正しい情報を得る力こそ、
投資力を高める最大の武器になります。
追伸2:
「空売りこそが、最大の戦略」
私の脳みそを閉じ込めた一冊です。
http://japan-i-school.jp/jim/books_hkt180709/
・ジャパンインベストメントスクール講師
・大衆心理の裏を突く「空売りの魔術師」
・次世代金融システムのファシリテーター
全国トップ5%に入る富裕層向けの資産運用アドバイザーとして外資系のプライベートバンクで2004年より活動を開始。
資産運用や投資顧問会社へのコンサルティング、個人投資家向けのクローズドな情報発信に携わる。
そこで培った知識と経験が評価され、現在は個人投資家からプロトレーダーまで、投資のアドバイスや情報発信を行っている。
プロトレーダーと個人投資家の情報格差を埋めるために、シークレット勉強会を少人数で展開しながら、大学との共同研究で急騰株の天井から空売りを仕掛ける独自の手法を開発。
民間企業の資産運用コンテストで500万円を15億円まで増やして優勝したことも。
こうした活動を通して、日々変化する投資の世界においてナンバーワンであることにこだわり、株式市場の最先端をリードする活動に情熱を注いでいる。
全くそのとおりです、全ては自己責任の世界です。正しい情報を得るために日々努力しております。