From:谷口洋章
自宅の書斎より、、、
冬も終わり、春がやってきました。
天気の良い日が続いて、
どこかに出かけたい気分になりますね。
もう少しで桜の季節になりますが、
皆さんの地元ではどのように楽しまれますか?
ここ金沢では、
兼六園に桜が咲くと無料開放されるので、
優雅な庭園で桜を楽しむことができます。
絶景ですので一度見にこられると良いですよ。
さて、前回に引き続き
専門用語の基本的なところをお話します。
前回の後半に説明した内容が、
オプション取引において最大の特徴でもあるので、
少し深堀します。
オプションの価格は、
権利行使価格毎に違います。
その違いについてですが、普通の株取引などは、
「買った値段」から、
「いくら上がったか、
いくら下がったか」の
価格差だけを取って行くのに対して、
オプション取引はSQ日(満期日)までに
その価格(権利行使価格)になる
「可能性を売買する」ので、
1、権利行使価格と原資産の価格差(本質的価値)
+
2、SQ日までの残存日数で決定される予想値(時間的価値)
=
オプション価格
と、なります。
1の本質的価値は価格差なので
株式取引と同じですが
2の時間的価値は予想値なので、
価格が決定されるSQ日(毎月第2金曜日)までに
なくなっていきます。
この、
最終的にSQ 日には0円になる時間的価値を
取引しているところが最大の特徴となるのですが…
必ず下がるものなら、売っていればいいんじゃない?
と考えられますよね。
実際その通りで、
買い方よりも売り方のほうが圧倒的に優勢です。
ですが、権利行使価格は
日経平均の値動きによって価値は変わってきます。
その要因となるのが日経平均のボラティリティ(値幅)です。
一般的に日経平均の値幅の
変動率に用いられる指標が
HV(ヒストリカル・ボラティリティ)と言い
過去の値動きに対して統計を取ります。
これに対して、
オプションのプレミアム価格では、
SQ日までの可能性を考慮して
未来に対しての変動幅を考えなくてはいけません。
そこで使われているのが
IV(インプライド・ボラティリティ)です。
これは予想変動率と呼ばれます。
市場参加者が、
今後オプションのプレミアムが
どのように変化するかを数値化したもので、
市場参加者における将来の予想
(人気や期待度など)が反映されています。
ですので、その原因となる日経平均がどれくらいの期間で
いくらくらい動いたのかが、大きく関係してきます。
日経平均が大きく動き始めると、
オプション価格はもともと予想値なので
日経平均よりも大きく興奮を持って動きます。
よくオプション取引は、
ボラティリティ(値幅の変動率)を
売買すると言われますが
こういった仕組みから
言われることもあるんですね。
時間とともに減り続ける予想値
原資産の変動に対して動く予想値
これをIVの数値を見て
取引するのがオプション取引と言います。
言葉では難しくなってしまいましたが
人間の予想や、興奮といった
あいまいなものを数値化しているので
言葉では難しいものですね。
谷口洋章
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