利益確定が「確定ではない」理由

2018.7.24
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From:Mr.K
都内のプライベートオフィスより、、、

 
おはようございます。Mr.Kです。
 
人間というのは、
本当に思い込みが激しいものだ

と、最近つくづく思います。
 
一箇所に留まっていれば、
時間が経てば経つほど
今日が昨日と同じに見えてくる
 
良い・悪いの話ではなく
そういうものだなあ、と
感じる機会が増えました。
 
そして、例外なく、
 
悩みや負のスパイラルは、
その「思い込み」が原因です。

 
といっても、
私自身も思い込みまみれ
なのですが・・・自覚あり
 
今日は、
99.9%の人がしている
トレードの「思い込み」について
既成概念を破壊したいと思います。
 
それは、、、
 
『利益確定は、利益確定ではないし、
 ロスカットもロスカットではない』

 
ということです。笑
 
どういうことか、説明しますね。
 
・・・
 
====
 
まず、99,9%の人がしている
「思い込み」を説明しますね。
 
証券口座に入金して、
取引を始めますよね。
 
例えば、何かの銘柄を買って、
順調に上がっていって
含み益が大きくなったので、
決済をしたとします。
 
これが、利益確定ですよね。
 
その反対に、
含み損状態で決済すると
ロスカットになります。
 
 
含み益や含み損というのは、
まだ決済していない状態の
ポジションですね。
 

多くの人が、
含み損は決済するまで
「確定」していないと
思っていますが、
 
投資的観点から言えば、
含み損のコントロール権利は
すでに自分にはない
ので
 
含み損であっても、
確定損であっても、
論理的には同じことです。
 
 
投資というのは、
今ある資産を何に振り分けるか
という行為ですから。
 
 
含み損と確定損の
唯一の違いは、
 
含み損のまま放置すると、
 
そのまま残りの資産も
同じ銘柄に投資されている状態
いうことですね。
 
なので、
明日も引き続き同じ銘柄に
投資したくないのであれば、
 
含み損から確定損に
移行させる必要があるわけです。
 
 
こんな感じで、
 
含み損というのは、
残念ながら、
実は確定していますよ~
 
ということは、
これまで申し上げてきたのですが、
 
今日はもう一歩踏み込みたいのです。
 
 
損より益のほうが、
気分が良い人が多いと思うので
ここからは、含み益を例に話しますね。
 
 
含み益って、どんなイメージですか?
 
・・・
 
嬉しいけれど、
まだ油断できないぞ
利益確定するまでは
泡のようにいつ消えるかわからないものだ

 
・・・
 
という感じがするのでは
ないでしょうか?
 
去年の12月頃は、
暗号通貨(仮装通貨)で
多くの人が「儲かって」いる
という話をよく聞きましたが、
 
あれは、ほとんどの人が
「含み益」で喜んでいたようです。
 
投資の面白いところは、
含み益状態でも良ければ、
市場参加者全員を「勝った」状態に
することが可能であるという点ですね。
 
でも、当然のごとく、
誰かが利益確定をすれば、
価格は下がりますし、
 
全員が利益確定をすることは、
事実上不可能なわけですね。
 
なぜかと言えば、
例えば1000人が
1万円ずつ買っていたとして、
合計で1000万円ですが、
 
全員がプラスを出そうとすると、
合計金額を超えてしまうので
お金が増えない限り
それは無理だからです。
 
 
その意味で、
含み益は、含み益であって、
実際にあなたがその利益を得ることを
保証しているものではないのです。
 
 
と、ここまではOKですか?
ここまでは基本です。
 
 
今日お話ししたいのは、
 
その利益確定した利益も
まだ確定していない(!)

 
ということです。
 
・・・
 
・・・
 
・・・
 
んんん?
 
 
はい、意味がわからないですよね。
 
でも、事実だと思いますよ。
 
というのはですね、
 
利益確定した利益は、
そのあとどうなるのか?

 
ということを考えてみてください。
 
 
あなたは、みごと、
100万円の利益確定をしました!
 
おめでとうございます!
 
さて、その100万円をどうしますか?
 
 
すぐに出金して、
欲しいものを買いますか?
 
 
買う人もほんの少数は
いらっしゃるでしょう。
 
でも、ほとんどの人は、
増えた口座残高を見て
ニンマリして、そのあと、
 
「さて、次はどの銘柄に投資しようか・・・」
 
となるはずです。
 
そして、もうわかったと思いますが、
 
次の銘柄に投資するということは、
 
せっかく利益確定したお金を
またリスクにさらす
ということに他なりません!!!
 
 
ということは、、、?
 
 
そう、
 
利益確定しても、
それは、利益として確定しないのです。
 
利益確定は、
 
一時的に口座残高が増える
ただそれだけの意味しかありません。
 
そして、
 
投資で一番難しいのは、
 
口座残高が増えた状態で、
出金して本当に確定する

 
ということです。
 
 
「何を馬鹿な。
 ただ出金申請するだけだろ」

 
と思いましたか?
 
そう思うなら、
 
あなたはそれをやったことが
経験としてありますか?
 
 
一時的に口座残高が
大きく増えた経験がある人
(これも少ないですが)
 
その10分の1くらいしか、
増えた状態で出金できていない
と感覚的に思います。
 
 
物理的にできることと
人として現実的にできることは

違うのです。
 
たとえば、
 
『あなたは、今日1回、
 腕立て伏せができますか?』
 
・・・
 
「はい、1回ならできます!」
 
と答える人がほとんどですね。
 
では、あなたに聞きます。
 
『明日から、毎日、
 1日も欠かさずに、一年間、
 毎日1回、腕立て伏せをできますか?』
 
・・・
 
「いや、たぶんできません。」
 
と思ったのではないでしょうか?
 
 
なぜ、できないと思ったのですか?
 
1日1回の腕立て伏せなんか、
小学生でもできますよ。
 
それを続けるだけですよ。
 
 
でも、、、
 
まあ、ほとんどの人は
実際にできないのです。
 
なぜ?
 
人間とはそういうものだからです。
 
ですから、
 
利益確定を過度に喜んでも
意味ないです。
 
それは束の間の
資金退避くらいの意味しかありません。
 
と、同時に、
 
ロスカットも同じなのです。
 
長い投資ゲームの中で、
一時的に口座資金が減っているだけ

 
そう捉えて、
事実とそこまで違いはないと思います。
 
 
証券口座に入金した段階で、
それは、もうゲーム代を支払い済み
というわけです。
 
出金するまでに増やせばいい
 
くらいに思えば、
きっとロスカットも
少しは気楽にできるのではないでしょうか?
 
 
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GOOD TRADE!!
 

Mr.K

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利益確定が「確定ではない」理由へのコメント

    1. mr.k氏は抽象度が高い話なので理解しづらいかもしれませんが、抽象度が高い本質を捉えた話なので深いです。
      「価格変動を捉えて、利益を出す」為の上っ面のテクニックに目が行きがちだが、そのテクニックをなぜつかうのか?
      なんでそう思ったのか?そのテクニックを使うマインド、必要な考え方を教えてくださるmr.k氏は素晴らしい方ですよ。
      このすごさ、分かる方にしかわかりませんが。
      人間は 「思考」 → 「行動」 → 「結果」 → 「思考」 → 「行動」、、、、、、ループで動いている。
      結果が悪いのは前段階の行動が悪かったから、行動が悪かったのは、思考が悪かったから。逆を言えば、思考が良ければ
      行動が良くなり、行動が良いと、結果も良い。

      要するに良い結果とは、良い行動が必要なのではなく、「良い行動をするための良い思考」が必要だ。
      その良い思考を教えてくださっているmr.k氏は素晴らしい!

  1. 証券会社から出金するか、証券口座を解約するか、くらいしないと、本当の意味で利益は確定しない、ということですよね!
    また銘柄を買って、損してしまったら、口座のお金が減ってしまうので。。。

  2. Mr.Kが、投稿終了の日はいつですか?

    株式トレードにおいて、この銘柄の勝率は○○%とわかっているわけではない。だから、投資資金をXX円にしようとか。。。ナンセンスな話だ。
    競馬、ルーレットならわかる。

  3. 言葉の遊びをしているのではない。
    利益確定をしたら、それが、証券口座、銀行口座であれ、再投資しょうが消費しようが、お金だから自由に使える。ナンセンスな議論。講師なら、もっとまともな投稿をしたらどうだろうか?

  4. Mr.k様

    この度のブログの視点、面白かったです☆

    損したくないから、ロスカットを先延ばしにして、、含み損が大きくなと焦る、、という流れには、、思い込みが入っていると思います(自分)。

    Mr.k様のブログ内容の「証券口座に入金した段階で、それは、もうゲーム代を支払い済みというわけです。出金するまでに増

    やせばいいくらいに思えば、きっとロスカットも少しは気楽にできるのではないでしょうか?」という言葉に、なるほど!でした(*^_^*)

    ゲーム代を支払い済みと思えば、、苦手なロスカットも、もう少し気楽に出来そうです(*^_^*)

    メンタルブロックが外れた気がいたします☆彡
     
    ありがとうございました☆彡

  5. 今年の4月からの資金が、現在1.8倍まで増えた。

    投資もトレードも遊びではない。損失確定も利益確定も遊びではない。

    講師を辞めてしまたったらどうだろうか?

    1. もし、あなたに天性の才能があり、トレードで年間1、2億安定して稼げるようになったとします。
      さて、わざわざ有料のイベントを開催して講師をやりますか?
      理論とかメンタルよりも結果です。利益が80%出ているならいいじゃないですか。こういう人達のお陰で、養分が増えて稼ぎやすくなるのだから。

  6. 論理学上の「大前提誤謬の原則」をどう思っているのか?

    株価は価格変動をする。
    忘れたのか?
    この変動を利用して、含み損を確定利益にすることができる。

  7. 証券口座からはなかなか資金を引き出せない。複利効果を頭に浮かべるからだ。

    証券口座の残高が不足して銘柄を売買できないときは、銀行から送金する。借入金だと考える。

    利益が出たら銀行からのその資金を銀行へ送金している。利益は証券口座へ貯めている。

  8. 株式トレードも「ビジネス」だ。経営には「貸借対照表」重視の経営と「損益計算書」重視のスタイルがある。

    損益計算書重視のスタイルでは、なかなか資産が増えない。

    あんたのやり方では、証券口座の資金は残念ながら増加しないといけないと思う。

  9. 先生はは証券口座にいくらの残高がありますか?
    いくら稼いでいますか?
    とても知りたいです。

    1.87倍にするのは大変でした。
    含み損が出ても持ちこたえるには、それ相応の資金がないと耐えられません。

    笑ってはおれません。

  10. 先生は現物投資ですか? それとも信用売買ですか?

    塩漬けをしたことがありますか?
    美味しいものになりましたか?

    信用売買で、追い証がかかったことがありますか?
    含み損が出て追い証がかかっても、のんびりしておれますかね?

    私は、過去に2回追い証がかかりました。金額は、7,000円未満と1,000円未満でした。

  11. 含み損と確定損失を一緒にしてもらっては困る。

    含み損が確定損失になる場合もある。
    しかし、それが利益確定になる場合もある。

    そんな場合はあなたにはありませんか??
    一度もありませんか??

  12. 株式投資で損失をだせば、「気の毒」とも言ってくれない。バカにされる。

    利益を出しても「素晴らしい」とも言っては、くれない。

    そんな世界で頑張らざるを得ない投資家やトレーダーに対して、含み損がどうたら、こうたら、言う講師の能力を疑う。

    トレーダーにとって、何の解決策にもならない。励みにもならない。

    先生は、本当にトレーダーのことを「心配」してくれていますか?
    なんですか?
    株式銘柄に、勝率がありますか?
    そんな銘柄べつの勝率の表があるなら、教えてください。株価は上下に変動するのですよ。その変動にあわせて、利益や損失が出ると思うのです。

    競馬やルーレット、宝くじにはあると思います。

  13. 含み損が20,000円解消。あと@40株価が下がると、含み利益が発生する。

    高値圏の空売りだ。移動平均線も割り込み、節目も割った。

    あと一息。負けてたまるか。資金が2倍になる。チャラチャラしたり、遊んではおれない。「乾坤いってき」勝負の時。

  14. 間違えたところがあった。

    正しくは。。。。。
    利益を確定したら、銀行から送金金額を証券口座から、出金する。。。。

    このようにしないと、利益剰余金なのか、資本剰余金なのかが不明になるだろう。

    でもいつですか?
    辞めるのは。

  15. 「高い株を買って、さらに高く売る」そんな歪んだ考えだから、含み損もまとまな考え方ができない。人集めはうまい。でも本当に、トレードで利益が出ているだろうか??

    証券口座をお互いに見せあうのはどうだろうか??

    利益剰余金と資本剰余金とを区別するのに特別な帳簿を作った。これで証券口座の残高が利益で増えたのか、それとも銀行からの入金で増加したのかが、すぐ理解できるようになった。

    1. 「高く買って、より高く売る」は玄人の世界では常識ですよ。それを歪んでいると感じているのであればあなたはまだ素人か、アマレベルだと思いますよ。

  16. ずっとコメントされている方、連投は遠慮していただけませんでしょうか。
    そのこと自体がマナー違反ですよ。
    5ch化してしまいます。

    先生の言われていることになんら疑義はありません。
    余裕のある人が、負けている人を馬鹿にしている記事とは思いません。
    むしろ塩漬けを増やしてしまっている人を、
    囚われから解放して正しい方向に導こうとしているようにしか読めません。

    もしご自身でトレードについて考え方があるなら、
    自身のブログやツイッターなどで公表してください。

    この場所ではある程度の批判は許されますが、
    連投による過度な中傷は多くの人を不快にします。
    ご理解ください。

    先生もこのようなマナー違反の記事に対して回答する必要はありません。
    事務局の方も、一方的な削除は弾圧的で問題があるとしても
    適切にこの場を取り仕切っていただくようお願いします。

  17. MR.KAWADAさん

    フォローコメント、また、真意を理解いただいている嬉しいコメント、ありがとうございます。

    書いていただいている通りで、トレードの成績を左右しているのは、実は知識やノウハウではなく、トレードとは何か?という大前提の概念なのだと思っています。

    抽象度が高い概念をなんとか伝えようとしているので、難しいと感じる方は多いかもしれませんが、そもそもトレードというのは高度な論理ゲームですから、真実を伝えようと思うとある程度は仕方がないかなと思っています。

    もちろん、難しいことをわかりやすくするということが、私の存在意義ですから、これからも伝え方のブラッシュアップをしていきます。

    改めて、今回のコメントありがとうございます。
    こういったコメントは本当に励みになります。

    1. いえいえ、こちらこそ、いつもためになるお話、有りがたく読ませてもらってます。

      私は、世間では嫌がられる?理解しにくい?などの理由の「抽象的な表現や、文章」がなぜか大好きでして、抽象的な文章をいつも書いてくださるmr.k氏の文章にはとても共感できるところがあります。
      物事を抽象化する(本質を知りたい欲)思考癖があるみたいです。

      可視化されていて分かり易い具体の現実を、俯瞰し、抽象化することで、物事の本質を見抜くことができ、その本質に沿った合理的な行動さえできれば、どんな環境であっても勝ち続けられるトレーダーになれると思ってます。

      トレードの世界は麻雀の世界に似ていると思います。
      なので、ジャンルは違えど、雀鬼桜井章一氏の発言からは、いろいろ気づかされることがあります。将棋の羽生さんとかも。

  18. 太郎さんへ

    コメントありがとうございます。
    返信すると埋もれそうなので、新規コメントとして返信しますね。

    今回の投稿の意図は2つありまして、

    一つ目は、ある程度大きな利益が出たら、いったん出金しましょう、ということです。
    投資をしていると、どうしても複利で回転させて突き抜けるというイメージを描くので、出金する人が少ないですが、出金は大切な行為です。どんな間違いを犯してもなくならないところに分散管理するということは論理的にも重要なのです。

    口座を分ける、ということでもいいでしょう。短期投資用口座、長期投資用口座、など資金を分けておくことも、一見意味がないように思えて、実は現実的には大きな効果があります。プロは、必ず、ある程度まとまった利益が出たら出金します。

    二つ目は、一回一回の利益確定やロスカットに対して、過度な意味づけや感情の起伏を持たないことをオススメするものです。含み益や含み損、以外にも、利益確定やロスカットの金額には、執着する必要はありません。だって、すでに過去ですから。

    本当に集中するべきなのは、チャートの予測と資金管理だけなのです。その境地に少しでも近づいていただけたら、皆さんのパフォーマンスが上がると思って今回の記事を書きました。

    以上です。

    またコメントお待ちしていますね。
    ありがとうございます。

  19. なおさんへ

    いつもコメントありがとうございます。

    >>出金するまでに増やせばいいくらいに思えば、
    >>きっとロスカットも少しは気楽にできるのではないでしょうか?」
    >>という言葉に、なるほど!でした(*^_^*)
    >>ゲーム代を支払い済みと思えば、、苦手なロスカットも、もう少し気楽に出来そうです(*^_^*)
    >>メンタルブロックが外れた気がいたします☆彡

    今回のこの反応は、すごく嬉しいです。
    こう感じていただきたくて書いたブログでした。

    だんだん、毎回のなおさんのコメントが逆に楽しみになっています。
    感謝です。

  20. ミツオさんへ

    たくさんのコメントありがとうございます。

    まず、ブログの投稿内容には最大限配慮しておりますが、何か気に障る部分があったのだと思います。色々な方が読んでいらっしゃいますから、全員の方が気持ちのいい内容に、ときにはなっていないかもしれません。気分を害されたということでしたら、申し訳ありません。悪意はありませんので、ご理解いただけますと幸いです。

    その上で、中立な立場でいくつか返信していきますね。

    まずは、テクニカルな話から。

    >>株式トレードにおいて、この銘柄の勝率は○○%とわかっているわけではない。
     
    → わかっているのです。
    というか、逆にまったくわからないとなると、それは、数百回のトレードを通してトータルで勝つことが運任せになってしまいます。3年以上の長期間で勝ち続けている人なら誰でも、数値化していなくとも、感覚的に、「今回は90%くらいの勝率だろうな」「今回は65%くらいの勝率だろうな・・・」という感覚を持っており、それに応じたポジションサイジング(人によってはリスク管理のための両建てやインデックスの買いなど)をしています。もしくは、感覚的に一定以上の勝率が見込めるときのみエントリーする、という対応の場合もあります。

    トータルの実績の推移は、この感覚の精度の向上に比例すると言えます。

    ちなみに、私はFXの人工知能開発においては、チャートの流れを相対的に数字評価し、「どの状況なら勝率が○○%」という、文字通り「確率マップ」を作っています。人工知能には、人間のような「感覚」は存在しませんから、これを作る必要があったわけです。

    1. 講義の初めに、そのような話をしましたか??

      しなかったでしょう?
      聞いていませんよ。そういう話しはありませんでした。

      確率表の基本的な使い方が間違っていませんか??

      含み損が出て、損失を確定したら、その損失を取り戻すには、これだけの資金が必要だ。だから含み損の許容範囲は、これくらいにしたらどうだろうか?
      これが本来の使い方ではないのでしょうか?

      その許容範囲についてはいろいろな説がありますので、私にはなんとも言えません。
      例えば2%とかです。あるトレーダーの場合は10%と言うような具合です。

      そんな使い方の本やテキストが多いと思うのです。

      それが本来の使い方だと思います。この説明なら、かなりの多くの受講生も納得すると思います。

      次に統計的な話ですが、
      同意できかねます。

      何年間のデータであれ、株価は上下にぶれるのです。仮に勝率が90%であっても、ダウや世界経済のニュースですぐにその%の値が上下します。

      そんな話でなくても、3ヶ月ごとの企業の短信でさえも、アナリストの予測と企業の発表とが、わずかに違っているだけで、株価が大きく変動するのですよ。

      ストップ高、ストップ安もあります。そんなことも確率表の中に入れてありますか?
      かなりの時間を割いて、確率表の説明がありましたが、使い方の説明・注意点がありましたか?

      悪材料出しつくしで、大幅株価上昇、即売却したこともありました。

      確率表はそんなことも織り込んでいますか?
      確率表は、何ヵ月使えますか?
      今日使って明日に株価変動があれば、確率表の信頼度が下がりませんか?

      株価は1日になん%上下しますか?
      あるデータ分析によれば、1%刻みで動いた銘柄数を記録したものを見たことがあります。

      1日には、なん%上がる銘柄数が最も多いとかのデータです。

      それは、1日のその個別銘柄の%を見て、もう上がり方が鈍くなったと思える場合は、その日は決済をします。

      今までこのデータでうまくいっています。

      1. まず、これ以上このブログにコメントを書くと、運営ができなくなりますので、返信は今回はこれで最後にいたします。

        また、他の読者の方からも依頼がありましたので、これ以上の投稿を一時的に止めさせていただきます。

        ご了承ください。

        >>講義の初めに、そのような話をしましたか??

        講義というのは、無料オンライン動画講座のことでしょうか?
        でしたら、本来、資金管理だけで2時間以上かかる内容を、動画の長さの関係上、要点のみお伝えしていますので、説明不足の箇所は他にもあると思います。申し訳ありません。

        次に、質問にお答えしますが、大前提として、論破したいわけでも、説の正しさを訴えたいわけでもありません。私なりの気づきをシェアするという目的で書いているブログであるということをご理解ください。

        >>確率表の基本的な使い方が間違っていませんか??

        破産確率という数式を調べてみてください。世の中のほとんどの本では、資金管理についてそれほど言及されていません。しかし、最適な資金量というのは、数学的に確率論で数式化して詳細に導くことが可能です。難しいので一般にはほとんど知られていないだけで、こちらが真実であると私は考えています。

        なお、しっかりとした資金管理の私の講義を聞いていただいた方(100名ほど)で、この考え方に納得されなかった方は一人もおりませんので、ミツオさんも詳細まで聞いていただければ納得されると思います。

        >>次に統計的な話ですが、同意できかねます。

        そう感じるのが正常だと思います。しかし、過去20年間のドル円全データについて、もちろんリーマンショックや3.11やトランプショックもすべて含めて、統計の範囲に入れておりますが、状況から勝率が導き出せています。もちろん、過去データの統計ですから、未来もそうなると断言できるものではありませんが、少なくとも過去10年間については予想通りの範囲に収まっております。株式銘柄については、統計処理はまだですが、私の感覚としては正しいです。それを感覚的にやっているのがプロトレーダーであるということです。そして、どんなに確実そうでも、勝率は100%に決してならないのは、おっしゃるように不測の事態が発生しうるからです。しかし、その不測の事態を織り込んでも勝率は導けます。(不測の事態が3%、それを除けば70%なら、勝率は67%となりますね)

        以上です。より詳しい話については、次回のブログ、もしくは、セミナーなどでお願いいたします。

        最後に、今回のミツオさんのコメントがあったからこそ、回答としてコメントできた内容が多数ありました。積極的なご意見の書き込みに感謝します。ありがとうございました。

  21. ミツオさんへ

    続いて、私がなぜ、このブログを書いているのか?
    という一連の疑問についてお答えします。

    ミツオさんと同じように感じている方もいると思いますので、
    お伝えする機会をいただいたと思ってお答えします。

    ===

    私がブログを書く理由、そして、有料でトレードを教えている理由は、
    大きく2つあります。

    1つ目は、ブログを書いたりトレードを教えるということ自体が、
    私自身がトレードを極め続けるためにもっとも有効な手段だから、です。

    トレードは、とても深淵で奥の深いものです。金融工学として世界中の天才が挑んでも、完全には解き明かされていません。だから、面白いのです。

    当然ながら、トレードを開始した当初、私も負けまくりました。
    含み損が気になって、会社での仕事が手につかなくなりました。
    追証も万円単位でなんども経験しています。

    自分の判断とは逆に動く経験も、
    連敗に連敗を重ねる経験も、
    連勝で作った利益があっという間に消える悔しい経験も、
    大切なお金が自分の不甲斐なさでなくなる虚無感も、

    嫌というほど、経験しました。

    そうして、私は本質に興味を持ったわけです。ここまで「うまくいかない」トレードというゲームに、逆に興味がわいてきたわけです。

    目先の利益ばかりを考えていたときには見えなかったものが、利益ではなく、メカニズムに興味・好奇心を持った途端、次々と真実が見えてきました。そうして発明したのが、CLEAR TRADE理論です。

    そのあと少しして、大きく勝てるようになりましたが、今考えるとそのときはまだ理論は完成していませんでした。トレードを教えることを選択したときに、その不完全さに直面したのです。今の完成形の理論があるのは、2年間のトレードを「教える経験」と参加者の皆さんとの会話があったからです。

    やはり、教えるということは、本質を知るために最も強力なのです。

    現在、私はトレードについて何の不安もなくなりましたし、チャートはほぼ予想どおり動くようになりました。
    それでも、教える中で、日々新たな発見があるのが事実です。

    二つ目の理由は、仕事として役に立てるからです。

    人間は、仕事をする生き物です。有り余るほどお金があったら働かなくなるというのは妄想です。もちろん、今はまだ、有り余るほどにお金はありませんが、3年前から比べれば相当に潤沢です。しかし、よりアクティブに働いています。(現在は、独立して社長をしており、事業も複数展開しています。) 積極的に働く理由は、サラリーマンのときの何倍も、人の役に立てることを実感しているからです。直接、感謝やお礼を言っていただける仕事だからです。頑張りたくなる仕事です。自分のレベルアップがそのまま誰かのためになるなら、研究や探求は、より意義を増します。

    というわけで、現在は、トレードを教えるということに使命感すら持っています。誰も言語化しなかったトレードの真実を、私は言語化していきます。負ける痛みを知っているからこそ、使命と感じられると思うので、昔の経験も、今は良かったと思っています。

    1. >教えるということは、本質を知るために最も強力なのです。
      ・・・ええ、私もそう思いますねえ。
      株の経験は永いのですが、いまだ思うようにいきません。
      しかし、経験を通し皆さんに喜んでいただきたいと短時間で砥げる「包丁研磨法」をお伝えしていますが、それに使う研磨具を考案しました。
      その一つのハンディタイプがつい最近、最終的な完成度まで行きつきました。
      昨年3月に「一般社団法人包丁研磨検定協会」を立ち上げていますので、これからは料理教室をターゲットに喜びの輪が広がればよいと思います。
      話が株からそれてしまいましたねえ。(^_^;

  22. こたつ猫さんへ

    フォローのコメントありがとうございます。
    代弁してくださるこたつ猫さんの存在は、とても有り難いです。
    たくさんの方がこのブログを読んでくださっているので、ある程度の統制は運営上必要ですね。

    どこかの掲示板化することは避けたいですが、自由な議論ができることは素晴らしいと思います。
    議論の中でしか深まることはないからです。

    ただ、今回は議論ではなく、論争になっていました。

    ご本人の気持ちはすごくわかりますが、論争からは何も生まれませんから、同じことが起きないよう、事務局とも話して対策を考えます。

  23. Mr.Kさんの今回の対応に大変感心しました。
    まず全ての読者の方の事を考え次に個々の読者の方の対応をする。ご自身の気持ちや意見は後から謙虚に述べておられます。大人な対応です。相場もこの様な感じで俯瞰して見ておられるのかなと思いました。Mr.Kさんの誠実で冷静なお人柄を感じました。

    1. とももさん

      ありがとうございます。トレードは議論しながら理解を深め技術を高めていくものですので、こうしたやりとりはコミュニティでも真剣に向き合ってしております。相場についてもたしかに似ていて、値動きをそのまま受け入れ、技術向上の学びに変えるという視点を常に持っております。これからもよろしくお願いいたします。

  24. Mr.k様

    私は、DAY1の復習動画を春に見させていただいて、数カ月たちましたが、チャートを見る力というのか、、どこでエントリーして、どこでエグジットしたらいいのかが見えてくるようになり、嬉しくなって、Mr.k様のブログに投稿させていただこうと思い、、見たら、かなり長文のやり取りをされてあったので、びっくりしました(>_<)

    Mr.k様は、ブログの中で、トレードのヒントや、私たちの思い込みの部分を、いい意味で壊し、新たに成功する術を身に付け実行することが出来るよう伝えてくださっています(*^_^*)

    ブログを投稿するというのは、エネルギーも使いますし時間もかかると思いますが、こうして、更新してくださるのは凄いことだなあと感心しています☆ありがとうございます(*^_^*)

    CLEAR TRADE理論は、反復して学び実行していると、本当にチャートの性質が見えるようになるので凄いです(*^_^*)感謝しかありません☆

    ブートキャンプやご家庭のこと、、色々お忙しいことと思いますが、お体大切になさってください(*^_^*)!

    1. なおさん

      いつもコメントありがとうございます!
      そして、復習につぐ復習をされて理解度を高めていらっしゃるとのこと、本当に素晴らしいです!!
      ぜひチャートを好きになって、値動きに対応できるようになってください。
      ロスカットはもちろんありますが、自ずと利益は積み上がります。

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