From:堀北晃生
丸ノ内のオフィスより、、、
こんにちは、堀北晃生です。
ニュースを見ると連日のように
M&Aが盛んに行われています。
事業を継続できなくなり、
泣く泣く同業に売るという
ネガティブなM&A。
またお互いの得意分野を組み合わせることで、
さらなるシナジー効果が見込める
ポジティブなM&A。
各々の事情はあれど
M&Aは今後もどんどん盛んになっていくと思いますが、
今日はM&A後の株価の計算について
まとめたいと思います。
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■ M&Aは結婚に例えるとわかりやすい
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M&Aは結婚に例えられることもありますが、
その例えは非常にわかりやすいと思います。
男性個人の価値と、女性個人の価値が
結婚することで一つの「家族」になります。
その事により、今までできなかった喜びを共有できたり、
新しい家族ができるなど、一人では出来なかった
価値が創出されるわけです。
企業同士の結婚であるM&Aをする場合は、
お互いが好きだから結婚(M&A)しようとは
なりません。
そこには、お互いの価値を正確に計算して
統合するための綿密な計算が必要です。
例として、M&Aを行おうとしている
同業のA社、B社を挙げてみましょう。
A:売上50億円 利益5億円
B:売上70億円 利益4億円
統合までの道のりは、
さまざまなパターンがあるとは思いますが、
ここでは両社にとって共通となる
価値計算に基づき、株式の交換比率を決めなければいけません。
株式交換比率とは、
M&Aで子会社化する会社の株式1株に対し、
完全親会社になる会社の
株式が何株もらえるかという比率です。
例えば
「親会社A社の株価1に対して、子会社B社の株価1.2倍」
のようなイメージです。
では、その倍率をはどのように決めるのか?
両社にとって共通の価値で決める方法の1つである
EBITDA倍率法をご紹介します。
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■ EBITDA倍率法で決める
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企業価値の計算方法はたくさんありますが、
ここではわかりやすくEBITDAについて
ご説明します。
EBITDAとは、税引前利益に支払利息、減価償却費を
加えて算出される利益のことを指します。
(SMBC日興証券HPより)
つまり、ひとことで利益と言っても
利益の中には、全く関係のない特別損失や減価償却、
支払利息が組み込まれているわけなので、
なかなか正確には測れていないですよね。
利益はあくまでも税金を払うための計算であって、
企業価値を正確に測るために、利益から引かれてしまった、
・特別損益
・支払利息
・減価償却費
を足せばいいのです。
そうすると、この企業の「純粋な利益」が見えてきますね。
これをEBITDAといいます。
「EBITDA」の読み方は、「イービットディーエー」、
「イービッタ」、「イービットダー」、「エビータ」、
「エビティーダ」などが用いられ、一つには定まっていません。
(wikipediaより)
このEBITDAを基準にマルチプルの数字をかけて
「企業価値」を算出します。
*マルチプルに関してはここでは省略します。
その企業価値に非事業用資産をプラスします。
非事業用資産とは、事業に直接関係のない
不動産や株のことです。
「企業価値」と「非事業用資産」を足し、
「有利子負債等」を差し引きます。
有利子負債とは、借金のことです。
利子をつけて返済しなければ行けない、
お金のことです。
「企業価値+非事業用資産−有利子負債」を
計算していただくと
そこに「株主価値」が算出されます。
最後に、
双方の事業価値、株主価値、時価総額を
計算すると株価倍率が導かれるのです。
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■ M&A後のシナジーが魅力的であれば買い
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M&Aでの事業シナジーというのは、
あくまでも類似の企業と比較したり、
過去のデータを元にして算出しています。
しかし、本当のシナジーの価値は数字では出せません。
A社とB社がM&Aをして想像もできなかったような、
シナジー効果が現れたのなら、
その株は「買い」です。
しかし、M&Aのニュースの中には
効果がほとんどないM&Aもあります。
何かしらのIRを出して、既存株主にお伺いを立てるためだけに、
M&Aをして、なんとなく魅力をつけているけど、
実際にはなんのシナジーもないというものです。
そういった企業の株価はほぼ変わらない場合もありますし、
期待がはずれて下落することもあります。
M&Aは今後も株価に大きなインパクトを与える
一つではありますが、内容をしっかり見ないと
資産価値が大きく増えたり減ったりします。
M&Aした後のシナジー効果を読み取ることができれば、
新規でIPOで上場する銘柄を見つけるよりも、
エキサイティングな株を見つけられる可能性が出てきます。
M&Aは難しい計算もありますが、
ぜひいろんなパターンを検証してみて下さい。
堀北晃生
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・大衆心理の裏を突く「空売りの魔術師」
・次世代金融システムのファシリテーター
全国トップ5%に入る富裕層向けの資産運用アドバイザーとして外資系のプライベートバンクで2004年より活動を開始。
資産運用や投資顧問会社へのコンサルティング、個人投資家向けのクローズドな情報発信に携わる。
そこで培った知識と経験が評価され、現在は個人投資家からプロトレーダーまで、投資のアドバイスや情報発信を行っている。
プロトレーダーと個人投資家の情報格差を埋めるために、シークレット勉強会を少人数で展開しながら、大学との共同研究で急騰株の天井から空売りを仕掛ける独自の手法を開発。
民間企業の資産運用コンテストで500万円を15億円まで増やして優勝したことも。
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貧乏だから、恵んでもらつている。いい人と出会い恵んでもらい、結婚できるといい。
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