こんにちは。
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From:中野英
都内の自宅より、、、
台風が、大きな傷跡を残して、去っていきました。
相場の方も、一時の荒れ狂いようは収まりましたが、
株価だけでなく、投資家心理にも大きな傷跡を残しましたね。
《マネーの量》に依存した経済の脆さを露呈した、この数週間。
しかし、相場の世界で話題に上るのは・・・
※ 金融緩和? 金融引き締め?
・・・そのような話ばかり。
『所詮 世の中 金次第』
そういうことなのでしょうか?
事の良し悪しは別にして、
今現在《金融政策》が注目を浴びているのは事実です。
そして、その《金融政策》を決めるのは、各国の中央銀行の会合。
毎回、どのような結論を出してくるのか、多くの投資家が注目しています。
つまり、一つの《イベント》ですね。
今回は、その《イベント》前によく行われる
取引について、書いてみたいと思います。
ほんの一年前くらいまでは、アメリカの金融政策に
影響を与える重要指標前に、ほぼ決まって行われる取引がありました。
※ CTAによる、《円売り・225先物買い》
つまり、アメリカの景気が良くなり《金融引き締め》の方向に向かえば・・・
※ 《円安・ドル高》になって
※ 輸出企業が買われ
※ 日経225が上昇する
・・・というシナリオを前提にした取引です。
今は、《金融引き締め》を警戒して・・・
※ リスクオフの《ドル安 & 株安》
・・・当時は、全く逆のシナリオが描かれていたのですね(笑)
そして、指標が予想通りの良い数字となり、
シナリオ通りの方向に動いたところで、すかさず利食う。
『イベントドリヴン(イベントに乗る)』と言われる所以です。
今でも、為替市場の方だけでそのような取引が行われているようですが・・・
※ 《リスクオフ》のドル売り
・・・という逆の力も同時に働く相場なので、
素直に『利上げ観測=ドル高』とはいかないようです。
さて、ここまでは、アメリカの金融政策についての話。
では、日本の金融政策に絡んでは、
どのような取引が行われるのでしょうか?
こちらの取引が行われるのは、指標の発表の前ではなく、直に・・・
※ 日銀政策決定会合の数日前
・・・まさに《イベント本番の直前》です。
皆さんもご存知だと思いますが、今の金融政策は・・・
※ 低金利に誘導する
・・・という、金融政策の王道を飛び越えて・・・
※ 紙幣を増刷する
・・・という《力技》で、お金の回りを良くしようとしています。
この増刷された紙幣が、世界の株価上昇の
大きな原動力となっているのは、言うまでもありません。
ただ、当然、その紙幣は他の投資対象にも向かうわけであり。
1980年代の日本や、サブプライムが弾ける以前の世界各国で起きたように・・・
※ 不動産市場
・・・こちらにも資金が流れ込む可能性があるわけです。
不動産価格が上昇すれば、大きなメリットを受けるのは、もちろん・・・
※ 不動産株
他には、『金利の低下』や『民間の人たちが、よりお金を使うようになる』
とメリットを受ける業種として・・・
※ 消費者金融(その他金融株)
『株価の上昇』や『為替の円安』という
相場の変動のメリットを受ける業種として・・・
※ 証券・商品先物取引業
このあたりに買いが入る日が、
相当高い確率で(80〜90%?)会合前にあります。
ちなみに今回は、来週の《月曜・火曜》。
そして昨日は、どのような相場であったかと言うと・・・
そして、値を飛ばす常連銘柄と言えば・・・
他にも、ゲームショーや、各種イベントへの出展、
テレビ番組での特集など、様々なイベントドリヴンがあります。
調べてみて、その《イベント前》に仕込んで、
イベント《当日》もしくは《前日》あたりに売り抜けるなんていうのは、いかがでしょうか?
あくまでも、イベント《当日》にだけは買ってはいけません。
その日に買う投資家が、イベントドリヴン投資家の《餌》になるわけですので(笑)