日本車とドイツ車どちらが好きですか?

2015.3.24
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From:中野英
都内の自宅より、、、

自分は損するのが大嫌い。

株でも、普段の生活でも同じです。

ロスカットをいかに少なくするか
いつも、真剣に研究しています。

自分のそんな性格がよく出たエピソードが
昔、宮城の山の温泉に行ったときのこと。

温泉まで、地図で見ると
2,300メートルの距離。

村の人にはタクシーが良いと言われました。
タクシーで行っても数百円。

いやいや、歩いてもすぐだし!

無駄にお金を使うのが嫌で、村の人の
忠告を無視して、歩いて行くことに。

結果、宮城の冬に、
山道を2,3キロも歩くことに(笑)

なにごとも、
やりすぎは禁物ですね。

今の株式市場は相変わらず、
チャート不要の相場が続いていますが、
冷静に、やりすぎには注意してくださいね!

とはいえ、1980年代の
バブルには程遠いのでしょうが・・・

今の現状こそ・・・

※ ジャブジャブお金が湧き出てくる

・・・という世の中なのでしょうね。

『じゃぁ、どうして
自分のところには来ないの?』

「湧き出てくるルートに
乗っていないからです」

『じゃぁ、
どうして株価は上がるの?』

「湧き出る資金の受け手が《ファンド》であり、
《ファンド》がその資金を株式市場に
投入しているからです」

『じゃぁ、
どうして《原油》は上がらないの?』

「需要が伸びない・供給が減らない、
それゆえ、ファンドなどの資金も流入しない
といった状態で、需給のバランスが崩れているからです」

『じゃぁ、
どうして日本の物価は上がらないの?』

「ばら撒いた資金が経済の隅々まで
行きわたらず、民間の購買力が上がらないからです」

「もっと大きな理由は、消費意欲を促すような、
魅力ある商品が不足しているからです」

『じゃぁ、
どうして大企業は儲かるの?』

「アメリカや発展途上国での販売が
良いこともありますが、総じて《下請け》や
《従業員》の低賃金という犠牲があるからです」

『最初に戻り、どうして
自分のところにはお金が来ないの?』

★ それは、あなたが
大企業の犠牲になっているからです。

そうやって、経済の仕組みを考えてみると、実は何ら
難しいことはなく、非常に単純明快な世界なのです。

同じ《自動車》を大黒柱とした輸出大国の《ドイツ》。

島国である《日本》と、ユーロ圏の中心にある
《ドイツ》という大きな差はあります。

しかし、同じ大企業の好業績が目立つ
国家同士なのに、国内景気には
決定的な差があります。

その違いがどこから来るのか・・・。

それは、ただ一言、これに尽きます。

☆ ドイツ企業は、
《価格》でなく《品質》で勝負している

ドイツの賃金の目覚ましい上昇が、
最近話題になっていますね。

ドイツ企業は、従業員へ
しっかりとした《賃金》を払います。

ドイツ企業は、下請けにもその仕事に
見合った《代金》を、しっかり払います。

まかり間違っても、
《無茶な値下げ》を強要したりはしません。

なので、
ドイツ経済は満遍なく《強固》であり・・・

☆ 今現在、世界で最も強い国家

・・・そう言って、間違いないでしょう。

もちろん、賃金も代金も全て《コスト》ですから、
ドイツ製の製品は総じて高いですね。

ただ、それ以上の《品質》と《ブランド力》を
兼ね備えているから、それでも売れるのです。

つまり、ドイツ企業は・・・

☆ 物作りを通して《消費者への責任》を
全うしていると同時に、国家に属する
組織としての《社会的責任》も全うしている

・・・そんな、まさに
『企業の鏡』的な存在なんですね。

そんなドイツ企業と比較すると、
日本の企業は・・・

★ 貧困ビジネス

・・・的な色彩が
多少なりともある点は、否定できません。

もちろん、全体で見れば上位ですし、
下を見ればもっと《低品質》なものは
たくさんありますが(´・ω・`)

あくまで『下を見れば』。

上位企業と《ブランド力》を比較しては、
その差は歴然としたものがあります。

それは、《品質》とそれ以上に
《ブランド》を重要視する中国での
売上を見れば、明らかですね。

日本を代表する企業である《トヨタ自動車》。

しかし、中国でのシェアは、
ドイツ企業の足元にも及びません。

※ 中産階級の増加局面である
中国での《ドイツ車》の人気

※ 貧富の格差が著しく広がった
アメリカでの《トヨタ車》の人気

《どのような車》を《どのような層》へ向けて
販売しているか、これだけ見ても何となく分かります。

人件費を主とした《コスト削減》は、
今現在の業績にはプラスになっても・・・

※ 購買力の低下
 

・・・という形で、徐々に経済を疲弊させていき、
時間をかけて自社の衰退へと繋がっていく。

そのような、目に見える将来像を
現実化させないためにも、日本企業には
《社会的責任》をもう一度自覚してほしいと思います。

戦後、アメリカを見習って、
アメリカだけを見て、国家づくりをしてきた日本。

しかし今こそ、《第二次世界大戦》という
愚かな戦争へ突き進み、共に敗戦国となった
《ドイツ》と歩調を合わせる時ではないでしょうか?

本当はこの話がプロローグで、
本編に『四季報の楽しみ方』を書きたかったのですが・・・。

時間の都合で、プロローグだけとさせて頂くことになりました。

誠に申し訳ありません_(._.)_

今後も、皆さんが楽しめるような記事を
書いていきたいと思っておりますので、
どうぞ宜しくお願いいたします!

中野英

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