From:奥村尚
東京のオフィスより、、、
おはようございます。
先々週は、自己資金のおける、
トレードサイズの割合を
最適化する数式を紹介しました。
先週は、勝負するべきではないタイミングで、
見極める一つの考え方のアウトプットとして
使える事をお伝えしました。
今週は、運と実力の相違をお伝えします。
勝負(トレード)に勝つには、
「 勝負するときは勝負し、
負けそうなとき(つまり勝つ期待値が低いとき)は、
最初から勝負しない」
のが理想です。
また、勝負しない時は、
最初から勝負しないのが理想ですよね。
しかし、現実には、
勝負を既に行っており(この場合、既に投資を行ってしまった)、
負けが目立ち始めた時に、
ようやく
(やるべきではない勝負をしてしまった事に)
気が付くことが多いはずです。
この時点でなお、
勝負を続けるのは、
まだ勝つ見込みが十分ある場合に限定されますが、
負けている最中に
こうした判断ができるようになるには、
冷静沈着になれることが大前提です。
そうしたことを簡単にすませる良い方法は、
なんらかの計算をもとに、
数字で示された結果“X”をみて、
判断することでしょう。
勝負している最中にせよ、
勝負する前にせよ、
進むか、止めるか、
その判断には「こう思う」という
思いこみだけではいけません。
そうして、
その数字 = 指標“X”と、
実際の判断“Y”
そして結果“Z”を
自分の中で整理することです。
<指標“X”は、 (あなたの)判断結果“Y”によって、 “Z”をもたらせた>
これを多数繰り返すと、
経験値が定式化されやすくなります。
“X”は、数字です。
多くの場合、
指標になるものであり、
期待値計算後その結果を出すことを伴うでしょう。
“Y”は、
基本的に“X”で
機械的に判断できる単純なルールです。
“Z”は、
投資の場合、損得でプラス、
もしくはマイナスの数字になります。
“X”も“Y”も間違えているのに、
“Z”だけはたまたま良かったという結果も
時々起こります。
いわゆる運です。
しかし、何度も繰り返すと、
“X”と“Y”が正しくなければ、
“Z”を良い成績にすることが
できないことがわかってきます。
“X”と“Y”を正しくすること。
これが「実力がある」
ということになりましょう。
では、また来週
奥村尚
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・ジャパンインベストメントスクール講師
・マーケット アナリスト
・マーケットの魔術師
20兆円もの運用資産をもつ米国大手ヘッジファンド株式投資部門スーパーバイザー、自身も日本でヘッジファンドを主宰。日本証券アナリスト協会会員。
1987年、都立大学大学院工学研究科修了(テーマは人工知能)。日興証券入社。投資工学研究所にて、数々の数理モデル開発に携わる。スタンフォード大学教授ウィリアム・F・シャープ博士(1990年ノーベル経済学賞)と投資モデル共同開発、東証株価のネット配信(世界初)なども手掛ける。
2000年 東証マザーズ上場第一号のインターネット総研で金融事業を統括。
2002年 イスラエル天才科学者とベンチャー企業設立、人工知能技術を商用化し空港に導入。
2004年以降は、金融業界とIoT業界の交点で活躍。最先端の人工知能とアナリストの相場適応力を融合させた投資モデルMRAを完成し、内外の機関投資家に提供する。この投資手法は、最低25%/年以上の収益を「MRAを使う誰にでも」もらたしている(一度も元本割れなし)。
2015年 個人投資家へMRA情報提供開始、さらに投資塾を通してお金の知識を広め、ゆたかな生活の創造に貢献している。
趣味は、オーディオの機械いじり。ワインやウィスキーをたしなむこと。スポーツも好きでスキー、スケートは自称特級(そんなものはない)、エアロビック競技を10年ほどやっている(NAC マスター男子シングル 9連覇中、2014-2016日本選手権千葉県代表)。ただし、「かなずち」であり、球技も苦手である。