From:不動修太郎
都内の自宅より、、、
トレードの実戦的な話、テクニカルの
解説を続けますが、今回は特別に
ニュース解説をします。
株式投資では個々の会社の
業績比較がとても大切ですね。
一方で、為替は個々の国の経済状況に
影響はされるものの直接的に大きく
効いてくるものではありません。
だからこそ、FXでは株式投資以上に
テクニカル分析が大切です。
そのような理由でこれまで
テクニカル指標について
説明してきていました。
今回はFXのみならず、
株式にも強く影響しそうな
ニュースが出ました。
既に一般紙にも大きく掲載されていますが、
その内容を深掘りして解説をします。
IMF(国際通貨基金)というのは
第二次世界大戦後の貿易など
自由経済の確立を目指すことを
目的として設立された機関です。
こういう背景からIMFの職員は
イギリス、アメリカの金融機関から
派遣された人が多いです。
第二次世界大戦のときの
連合国側の人が多いわけです。
IMFは11月30日の理事会で、
新たに中国人民元を世界の
主要な通貨に位置づけました。
そして、加盟国との間の資金の
やり取りなどに活用していくことを決めました。
IMFは、戦争などの非常事態に備えてドル、ユーロ、
イギリスのポンド、日本の円の世界の4つの主要通貨で
「SDR」という仮想通貨を作って加盟国の間の資金の
やり取りなどに活用しています。
SDRの価値は、4つの通貨のレートで変動しますが、
11月30日時点では、1SDRは1.37ドルです。
これまでは、
ドルを41.9%、ユーロを37.4%、
ポンドを11.3%、円を9.4%の配分で
組み合わせていました。
30日の理事会でIMFは、「SDR」は
ドルを41.73%、ユーロを30.93%に下げ、
人民元を10.92%、円は8.33%、
ポンドが8.09%としました。
中国は、国際的な金融機関として、
アジアの途上国のインフラ整備を支援する、
AIIB=アジアインフラ投資銀行の
設立を提唱しましたね。
既にアジアだけでなく、中国との経済的な関係を強めたい
ヨーロッパ各国なども参加を表明し、合わせて57か国が
創設メンバーに加わり、これまでの国際的な開発金融の形に
大きな影響を与えそうです。
加えて今回、人民元が新興国の通貨として初めて
欧米主導のIMFで主要な通貨に加わったことは、
中国の存在感を一段と高めるでしょう。
これまでIMFの中で指導的な役割を
果たしてきたアメリカ、イギリスはこれを機に
中国に規制緩和を迫る算段でしょう。
こちらは香港のお金を発行している
香港上海銀行。
マカオにあるラスベガス系の
巨大カジノ「ベネチアン」
同じく巨大なカジノ「グランドリスボア」
ラスベガス系のWynn
これまではFXを予想するには、
日本、アメリカ、欧州の貿易等の経済関係と
政策から大きな流れを読んでいました。
ですが、これからは中国の動きを
これまで以上に重視しなくてはならなくなりますね。
不動修太郎
今日も記事を読んでくださって
ありがとうございます。
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・ジャパンインベストメントスクール講師
・株式、FX、海外不動産など投資全般に精通
・現役サラリーマン投資家
大学卒業後、メーカーに勤務。1984年頃より国内株式投資を開始。東南アジア赴任中、アジア通貨危機という経済的激動を実体験。アメリカ、中国などへ100回以上の訪問で、語学と国際金融感覚を養い、海外での投資を始める。99年から、香港、ベトナム、ロシア等株式投資、海外預金、FXなどを開始。サラリーマンを続けながら、投資活動を通じ、多数の富裕層、著名人と親交があり、高額セミナー講師、会員制クラブの顧問となる。
また、これまでの投資経験、海外での経験から得た、幅広い知識と信頼感のある人柄が人気を呼び、立場が同じサラリーマンや投資の勉強を始めたいという女性まで幅広く絶大な支持を得る。