From:奥村尚
東京のオフィスより、、、
おはようございます。
今週も、NYの余波を受けて、
大きな下げから株式市場は始まりました。
特に米国の下げの理由で、
日本株もつられて今の水準まで
下げてきました。
米国のNYダウは、
これまで調子よく上げすぎてきたため、
まだ大きな下げが続く可能性があります。
しかし、日本株は、
もう下げる余地が少なくなりました。
この8月になってからの、
株価の推移をみてみましょう。
赤い枠は、
PBR=1倍、のラインです。
言い換えると、
日経平均採用銘柄225社の、
解散価値のラインです。
毎日多少異なる値になるため、
幅をとっています。
この赤い幅に触れると少し上がり、
また赤い幅に触れようと下げてきている
繰り返しをしていることがわかりますね。
この赤い線を一気に割って、
さらにどんどん下がることは
ないと思っています。
いくらなんでも、世界を代表する
日本のtop225社の価値が、
解散価値をずっと下回って
推移する事は考えづらいですよね。
むしろ、エントリーポイントでしょう。
昨年末も、1倍を割った事はありましたが、
1日で終わりました。
米、中、日、欧、それぞれの各国が、
景気を押し下げまいと、いろいろな金融政策、
景気対策を進めています。
株安は、その対策を加速するので、
下がりすぎると買われ始めます。
特に日本の場合は、
解散価値を下回ってくるほど
売られているので、
この赤いラインに入れば、
買いの機会だととらえると、
この先、良い結果が得られると思います。
では、また次回をお楽しみに。
奥村尚
・ジャパンインベストメントスクール講師
・マーケット アナリスト
・マーケットの魔術師
20兆円もの運用資産をもつ米国大手ヘッジファンド株式投資部門スーパーバイザー、自身も日本でヘッジファンドを主宰。日本証券アナリスト協会会員。
1987年、都立大学大学院工学研究科修了(テーマは人工知能)。日興証券入社。投資工学研究所にて、数々の数理モデル開発に携わる。スタンフォード大学教授ウィリアム・F・シャープ博士(1990年ノーベル経済学賞)と投資モデル共同開発、東証株価のネット配信(世界初)なども手掛ける。
2000年 東証マザーズ上場第一号のインターネット総研で金融事業を統括。
2002年 イスラエル天才科学者とベンチャー企業設立、人工知能技術を商用化し空港に導入。
2004年以降は、金融業界とIoT業界の交点で活躍。最先端の人工知能とアナリストの相場適応力を融合させた投資モデルMRAを完成し、内外の機関投資家に提供する。この投資手法は、最低25%/年以上の収益を「MRAを使う誰にでも」もらたしている(一度も元本割れなし)。
2015年 個人投資家へMRA情報提供開始、さらに投資塾を通してお金の知識を広め、ゆたかな生活の創造に貢献している。
趣味は、オーディオの機械いじり。ワインやウィスキーをたしなむこと。スポーツも好きでスキー、スケートは自称特級(そんなものはない)、エアロビック競技を10年ほどやっている(NAC マスター男子シングル 9連覇中、2014-2016日本選手権千葉県代表)。ただし、「かなずち」であり、球技も苦手である。
解散価値が下がる と読んでる人が多いと、キャー
下がらないからと言って、買いのエントリーポイントだということにはならないのではないでしょうか?
また、質問ですが、日経225はあくまで平均株価ですが、それを形成する個別株でもそれぞれの解散価値を維持されるように動くのでしょうか??