究極のテーマ:分散投資の優位性について

2020.3.4
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From:奥村尚
東京のオフィスより、、、

おはようございます。

2月最後の1週間の相場は、
2月21日から恐怖指数(シカゴVIX)が
14.6から48.7まで急上昇、

株式相場が世界的に荒れました。

2月20日から2月末日まで、

・米株式(SP500)は12.4% 下落
・TOPIXは 9.7%下落

となりました。

一方、金(gold)は
3.3%下落で済んでいます。

さらに、上昇した資産もあります。

米国債は 3.35% 上昇
ドル円相場は3.6%の下落
(=円の3.6%の上昇)

株は世界中で大きく下げたが、
金の国際価格はそれほど下落しておらず、
米国債と円は価値を上げた、

という状況になりました。

さて、もはや一般的になった単語ですが、
ポートフォリオという言葉があります。

語源は、書類入れ、紙ばさみです。

つまり、ひとまとめになった書類が
書類入れに入っている事を指します。

資産の明細書がひとまとまりになったもの、
という語源から投資の世界では
金融商品を組み合わせたもの、

という意味として使っています。

似た意味の単語で、
『アセットアロケーション』
という言葉もあります。

アセットアロケーションは、
株式、不動産、債券、金(gold)、、、、

といった資産に対し、どれだけの割合を
投資すべきか決めるものです。

意思決定の手順はこのようになります。

アセットアロケーション

ポートフォリオ

アセットアロケーション、ポートフォリオも、
投資理論の主要なテーマですが
これを一言でまとめると、分散投資です。

分散投資の優位性を示すのが
現代投資理論の基本テーマ、なのです。

今回は、もう少し分散投資を
掘り下げてみようと思います。

直感的にわかりやすい例として、
株式の銘柄分散を考えてみます.

一般的には、ひとつの銘柄だけではなく
銘柄数を分散させることになるでしょう。

また、同一銘柄でも
買う時期を分散させることで
分散効果があります。

こうした分散投資では、
リスクが分散されるのが
最大のメリットです。

たとえば、日産自動車の株だけを保有する場合、

1:日本株が下がると日産の株式も下がる
2:自動車業界の株が下がると日産の株式も下がる

という市場リスクに加えて、

3:日産独自の固有の理由で問題が起こると、日産の株も下がる

という固有リスクも抱える事になります。

これに対し、日産に加えて
トヨタの株を所有する場合、

1、2に関しては、やはり、
トヨタも下がるので分散効果が少ないが、

3に関しては、トヨタを持つことで
日産の下げをカバーできることになります。

トヨタではなく、三菱商事の株にすると、

1、2、3全ての要素で
日産をカバーできるので、
より分散効果が上がります。

では、トヨタも加え、三菱商事を加え、
あれも、これも、、、

と、どんどん会社の数を加えていくと
どうなるでしょうか。

所有株式の値動きを合計すると、
TOPIXといわれる指数に動きが
どんどん近づきます。

TOPIXは、東証1部の全銘柄が
時価総額の合計を指数化したものです。

したがって、TOPIXの指数を売買することが、
最も日本株を効率よく売買する事になります。

しかし、先週の株安の状況では結局、
どんなに株式の分散投資を行っても
株式市場全体が下がる局面では
あまり役に立たないということになります。

要するに、株式の分散投資を
いかにうまく行ったところで、
株式自体が全部下がるのだから、
株式に投資する事が失敗の原因
である。

ということですね。

先ほどの例でいうと、ポートフォリオの
前段階であるアセットアロケーションで
戦略を失敗すると意味がない

ということになります。

機関投資家の多くがポートフォリオに
債券を組み入れているのは株式の損を
ある程度カバーできるからなんですね。

奥村尚

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