チャート分析の真相

2021.10.20
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From:奥村尚
東京のオフィスより、、、

今回は、チャート分析の話を
しようと思います。

たまたま日経平均の推移を
題材にしますが、

為替でも、米国株式でも、
金利でも石油でも、
考え方は同じです。

2年分プロットしてみました。

このチャートを見るにあたり、
エリオット波動、および、
トレンドラインの考え方を用いてみます。

さぁ、さっそくやってみましょう。

まず、節目の日付を入れてみます。
これは、局所的な節目がどこにあるか、
という目安です。

いわゆる、トップやボトム、あるいは
シーリングやフロア、という言葉も
つかいますが、

要するに局所的なHiとLoです。

これを書きこむと、なんとなく、
チャート分析をやってるぞ、
という感じが出てきますね。

エクセルだと、
それぞれの節目の期間を
日数として正確に計算できるので、
節目間の長さもわかります。

その長さを使って
いろいろ予想する手法もありますね。

今回は、エリオット波動であれば、
第n波であるかを数字で書いてあります。

エリオット波動は、
第3波を最も長い期間として考え、
他の波を当てはめるのが
やりやすい方法になるでしょう。

そうすると、この期間だと
1波からC派まで全て含んでいるので、

次の波は、新しい1波になることを示す
ことになります。

ということは、上昇波ですから、
今後は上昇してゆくことになる、
と判断できますね。

今が買い時ですね。

次の手法を試しましょう。

長方形の形を作成します。
そのために水平にラインを引いてみます。

ここ1年くらいのトレンドの、
上と下をサンドイッチしてみました。

水平に平行線を引いて、
その上値ラインと下値ラインで
長方形を構成するという考え方です。

上を抵抗線、下を支持線とも呼びます。

抵抗線を上に抜けたら、
そこから上昇の力がみなぎってきます。

一度放たれてもまた抵抗線まで戻ってくる
ことも多いです。

日足だと、3日から20日程度で
40%の確率で戻るという教えもあります。

その時にエントリーするのも手でしょう。

この考えでは、今は買い時ではありません。

と、ここまで書くと、

おや、

と気が付きますよね。

エリオット波動も、長方形も、
どちらの説もチャートの基本なのですが、
双方、食い違う。

外れるかな、と思っても当たる事もあるし
当たるかな、と思っても外れる事もある。

当たる確率は50%です。

論理的に考えるとナンセンスなのですが、

それでよいのです。
それがチャート分析の良さなんです。

相場の形をみて、
最適な手法を組み合わせた時、

もっとも、

あなたのノウハウが生かされます。

したがって、

今後上がる、とあなたが思ったときは、
上がることを説明できる手法を選んで、
その手法で上がることを説明するとよい。

当たる確率は50%です。

下がると思たっと気は、その逆。

当たる確率は50%です。

でもね。

あなたが上がるか下がるか判断できない時に

適当な手法を選択するときも、
やはり当たる確率は50%なんですよ。

奥村尚

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