From:MAX(マックス)
自宅トレーディングルームより、、、
おはようございます、
MAXです。
いつもブログを読んでいただき、
ありがとうございます。
今日は
『材料の出尽くし』
とは何なのか、
という話をしていきたいと思います。
株価の上下を判断するにあたって、
良い決算を出した銘柄に限って
株価が大きく落ちたり、
逆に悪い材料が出たのに
それ以降株価が反発して、
急激に上がっていくこともあります。
この状態を理由づけて
「材料出尽くし」
と言われますが、
まず「材料出尽くし」は、
「後付けじゃないか」という
考え方もあります。
実際株価がある程度動き出してから、
あとから理由を付けて、
「決算が思ったよりも成長率が良くなかった」など
「安心感が出た」
と、ニュースは言いますが、
確かに後付けなところは
否めないです。
なので、完璧にこの材料が出たら
反発するという予測は、
少し難しいです。
実際、株価の反発にしろ、
下落にしろ、
動き出している所から想像するしかないのです。
ただ、材料出尽くしを
ある程度予測する考え方もあり、
「これ以上良くならない」もしくは
「これ以上悪くならない」
という考えです。
例えば悪材料出尽くしとして最近見られるのは、
原油価格です。
ロシアとウクライナの戦争が勃発してから、
急激に原油価格は値上がりしました。
ロシア自体がそもそも産油国であること、
加えて、コロナからの供給制約と
需要のバランスが崩れて、
原油価格は大きく値上がりしました。
つい2年前までマイナス0円だったのが
100ドルを超えるような状況でしたが、、、
その原油価格、
米国が、「ロシアからの原油の輸入を禁止する」
というニュースを出した瞬間に
一度上がったのですが、
そこから出尽くしで大きく下げています。
つまり、輸入を禁止するということは、
出回る原油の量が少なくなって、
原油価格は上がってしまうということなんです。
ただ、
よくよく考えて貰うと、
ヨーロッパも天然ガスのパイプラインを止めてますし、
米国がロシアからの原油の輸入を停止すると決まったときに
もうこれ以上悪くなりようがないんです。
これ以上あと何があるのかと思います。
そこで、株価が下がる、
原油価格であれば、
原油価格が売られる要素が無くなって、
結果的に下落していった。
という事になります。
なので、
これ以上良くなるか悪くなるかは
すごく大事です。
決算でも好業績を出している企業は、
好決算を出した後に
大きく下落することはありますが、
それはある意味
「これ以上の成長は見込めないかも」と
投資家が判断したということです。
「今が上限なのか」
「まだ伸びしろがあるのか」
ということを見続けることによって、
「材料出尽くしの予測はできるようになるんじゃないか」
と思いました。
ということで
少しフワッっとした話になりましたけど、
参考にしてもらえれば幸いです。
-MAX
・ジャパンインベストスクール講師
時価総額の小さい小型急騰株のトレードを得意とし、資金の流れを読む卓越したスキルを持つ。1トレード1億円、年利6,000%といった錚々たる相場師たちに師事し、彼らから急騰株トレードの薫陶を受けてきた。「小資金から倍々ゲームで稼いでいくのがカッコいい」をモットーとし、4000名以上の受講生を指導してきた。