From:MAX(マックス)
自宅のトレーディングルームより、、、
おはようございます、
MAXです。
今日は、投資をある程度勉強し、
経験も積んでいる人にオススメしたい内容です。
実は先日、ある不都合な事実に気付いてしまいました、、、
何かというと、
人は、「私が見たい情報」しか見ていない
ということです。
事の発端は、自宅にある大量の書籍を
処分したりしていた時です。
投資をはじめ、ビジネス、健康、日々の生活に至るまで個人的には良書と思える10冊をまとめていたのですが、、、
よく見ると「似たような本ばっかりだな」と思いました。(笑)
良書だとは思うのですが、カテゴリーがたいてい
✓スーパートレーダーが語る投資の原理原則
✓メンタルの整え方
✓偉大なリーターや野球選手の名言集
およそ、この3つに収束するなと思ったわけです。
もちろん、人それぞれ好みや目的が違いますから多少偏るのは自然なことではありますが、
多分、無意識に「そうそう、その通り」と思いたくなる本ばかり選んでいる気がしました。
人間はみな自分の見たいものしか見ようとしない。
共和政ローマの政治家 カエサルの言葉です。
この言葉をもう少し深堀りすると、
自分の見たいもののように「世界を変換」してしまう習性が人にはあるという事ですね。
「負けを認めたくない」という思いとに、「きっとV字回復するはずだ、いや、V字回復してほしい!!」という心理(願望)で
塩漬けしている銘柄を損切りできないのと同じです。
つまり、目の前の現実を自分の都合の良いように解釈してしまうということ。そのために必要な情報ばかり集めてしまうこと。
しかも、情報を選ぶその瞬間から無意識に「見たいものを見る」性質が作動しているので、これはなかなか厄介です。
「見たいものしか見ない」という性質は自然な事としても、ことトレードにおいてはあまり褒められたものではありません。
なぜなら、相場は常に進化し、1年前に通用した手法が現在は全く使えないなんていうことはザラだからです。
普通に考えて、アゲアゲの上昇相場とジリジリ下げる下落相場では対処法が違ってくるのは当たり前ですし、日々値動きやパターンを観察しながら自分のトレード手法を微調整しないと勝ち残れません。
システムトレードを開発している知り合いがいますが、2015年~2016年で資金8倍になった手法が、2018年では資金を半分にして退場になったという話も聞いています。
それくらい、微妙な変化とバランスの上に相場は成り立っていますので、現在の自分とは異なるスタイルを常に勉強し、取り入れていくことがトレードには不可欠です。繰り返しますが、万能な手法はありませんからね。
だからこそ、「今の自分が分からない事」「都合悪く感じること」にヒントが隠れています。
ということで、私も本を読む時には自分の見たい内容よりも
興味をそそられなかったり、「ん?」と疑問に思うような部分も重点的に読むようにしています。
まさに本に向かって「それは違うだろー!」という勢いでケンカしながら読むというイメージです。
「いや、違うでしょそれは、、、」と思うのは良いサインで、頭を使って考えるきっかけになります。
疑問に感じるくらいなので、いきなりその読んだ内容を取り入れられる訳ではないのですが、現状の自分が完璧な訳でもありませんよね。
そんな意識で向き合っていれば、これまでは受け入れられなかったような投資スタイルも柔軟に受け入れられるようになるでしょう。
私個人のトレードの変化例をあげてみても、、、
上昇下落トレンドの途中に乗る投資法が今はメイン
↓
長い下落を経て反発しそうな銘柄を狙う投資法をやってみる
リスクリワード比率7:1をキープする手法をやってきた
↓
地合いが安定しないのでリスクリワード比率2:1にして早めに逃げる手法を使う
東証一部の大型株にガッツリ資金を投入する手法
↓
現金比率高めにして、新興株の少額短期トレードを試してみる
といった感じで、変化が出てくると思います。
今までの自分のやり方にこだわっていたら相場の変化に飲まれていたものを事前に対応策が準備できるので、結果としてもかなり安定するでしょう。
では、今日の内容は以上です。情報が氾濫する時代だからこそ、よりその活用方法が問われてきます。
今の自分にとって役立つ情報も凄く大事ですが、少し目線を長期的にして、今の自分にはよく分からない=レベルの高い情報に触れることでトレードスキルを上げていきましょう。
MAX