From:不動修太郎
梅雨が開けた東京の自宅にて、、、
今日も記事を読んでくださって
ありがとうございます。
日銀の黒田総裁は
日本のインフレ率を2年以内に
目標を2%と言っていました。
なかなか目標に近づかないので、
その都度、中国、ヨーロッパの景気の低迷、
日本の異常気象等の言い訳を
持ち出してきましたが、これまでは
0.8%程度のインフレ率です。
なかなか黒田総裁が立てた目標には
近づきそうにないですね。
では2%、あるいは昔の日本、一時期の
スイスのように5%位のインフレがずっと
続くと物価はどうなるのでしょうか?
私はそれを計算して表にしてみました。
上の表からわかるように5%のインフレが
ずっと続くと15年で物価が2倍になる計算です。
言い換えると15年でお金の価値が半分に
なってしまいます。2%のインフレだと17年で
物価が40%上がる計算です。
これをグラフにしてみましょう。
さて、昔の日本はどうだったのでしょうか?
1970年台中ごろは、狂乱物価などと言われる
ものすごいインフレでした。
それまでの日本でもインフレが続いていましたが、
オイルショックと言われる
OPEC(石油輸出機構)の大幅な原油値上げで
日本のインフレは凄い事に!
特に73年と74年は、
円高を抑えるために金融緩和を続けた事で
インフレが加速しました。
総合卸売物価は1973年で15.6%、1974年で31.4%上昇し、
消費者物価指数は1973年で11.7%、1974年で23.2%上昇でした。
卸売で見るのか、或いは消費者物価を注視するのかにより、
数字は異なりますが、どちらにしても1年で20%台、30%台の
インフレというのは若い人には実感しにくいかもしれませんが、
40年ほど前には現実にあった事なのです。
20%、30%のインフレが続くと物価が
どうなるかを計算しました。
インフレ率が20%だと4年、30%ならば、
3年で物価が2倍を超えます。
そしてインフレ率が30%であれば、13年で
物価が30倍です。
こんなインフレですとお金の価値が
どんどん下がるので、土地、貴金属、
株など投資対象を持たないと資産が
守れません。
だからこそ日銀は日本をインフレに
誘導し、投資を促そうとしているのです。
1970年台半ばは石油等の地下資源の
値段が上がっていたので、日本国内で
インフレが起きやすい環境だったのです。
それに対して、今は、長期的には
ゴムなどの農産物、多くの地下資源の
値段が下がっています。
それ以外に日本ではデフレが起きやすい状況に
追い込まれています。
それらのデフレ要因は沢山あるので、
今後の記事で詳しく解説しますね。
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不動修太郎
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・ジャパンインベストメントスクール講師
・株式、FX、海外不動産など投資全般に精通
・現役サラリーマン投資家
大学卒業後、メーカーに勤務。1984年頃より国内株式投資を開始。東南アジア赴任中、アジア通貨危機という経済的激動を実体験。アメリカ、中国などへ100回以上の訪問で、語学と国際金融感覚を養い、海外での投資を始める。99年から、香港、ベトナム、ロシア等株式投資、海外預金、FXなどを開始。サラリーマンを続けながら、投資活動を通じ、多数の富裕層、著名人と親交があり、高額セミナー講師、会員制クラブの顧問となる。
また、これまでの投資経験、海外での経験から得た、幅広い知識と信頼感のある人柄が人気を呼び、立場が同じサラリーマンや投資の勉強を始めたいという女性まで幅広く絶大な支持を得る。
勉強になります。
Keiさん、有難うございます。
インフレ、デフレの知識は今の日本の株価、為替の予想をする上でとても大切です。
狂乱物価の経験者ですが、その当時は物価は上がるものだと考えていました。
グラフで表示頂き、本当に狂乱だったのですね。
大変参考になりました。
次号のデフレ要因のお話も期待します。
中山さん、ありがとうございます。
今となっては1年で30%以上のインフレは実感が乏しくなってしまいましたが、
そんな時代もありましたね。