その判断は正解?間違った投資先選びを回避する方法(中編)

2023.9.1
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こんにちは、ケン藤田です。

「間違った投資先選びを回避する」ために、

経済的な成功者たちは、
実際にどのようなポイントを押さえて
投資先を選んでいるのか?

というテーマで、前回のブログでは、

1.資産の分散
2.長期的視点
3.時期の判断
4.情報の取得

そしてこれらの土台となる“最も大事なこと”がある、
というお話をしました。

上記4つの判断方法の内、

1.資産の分散
2.長期的視点

については、前回お伝えしましたので、

前回の記事をお読みでない方は、
まずは是非そちらからお読みください。

今回のブログでは、

3.時期の判断

について解説したいと思います。

 

<3.時期の判断>

「**社、過去最高益更新」
「日経平均最高値更新」

などのニュースが話題に上がると、

つい自分も参戦したり、
ポジションを増やしたくなってしまうことは
多々あると思います。

何を隠そう過去の私も、こういったニュースによって
「乗り遅れたらまずい!」という感覚に陥り、
勇み足で増資し失敗した経験があります。

では、経済的成功者たちは、
これらのニュースが飛び交うさなか
どのような思考で判断しているのでしょうか?

彼らが大事にしている
スタンスは2つあります。

①「世間的な相場など気にせず、良いと思ったものに投資し続ける」

②「パニック、危機、最悪なニュースがあった時こそ一番の買い場である」

それぞれ解説していきます。

①「世間的な相場など気にせず、良いと思ったものに投資し続ける」

その投資対象が自分の目的に合致し、なおかつ魅力的であれば、
(前回の記事でお伝えした2つの観点からも見て)

その時点での価格が高かろうと、価格が安かろうと、
新規での資金投入、もしくは投資の継続を続けます。

彼らは先祖代々学んできた、

「大勝ちを狙うよりも負けないことが最も資産増加に寄与する」
「価値のあるもの、収益を産み続けてくれるものにだけ投資する」

という教えを身につけ、常に体現しているからこそ、
短期の値動きなど一切気にかけないのです。

②「パニック、危機、最悪なニュースがあった時こそ一番の買い場」

「相場など気にしない」というスタンスと真逆に思われるかもしれませんが、
経済的成功者たちが短期(といっても最低でも5年以上でのスパンですが)で
唯一、投資チャンスとして見るのが「最悪なニュースがあった時」です。

最近でいえば、ウクライナの戦争や、中国の恒大集団の破産申請、
もっと世界的な影響を与えたものだと2020年のコロナウィルス。

2020年2月頃から各国での感染が確認されたことを発端に
株価は未曾有の大暴落。

後から振り返ってみると大底をつけた3月23日は、
各国でもロックダウンでの移動制限が始まり、

この後、世界はどうなるのか先行きの不透明感や
今後に対する不安が最も大きい時期でした。

 

(S&P500の長期チャート、大底をつけたのが2020年3月23日)

 

しかし、こういった最悪のニュースが出たタイミングこそが
富裕層たちにとって絶好の投資チャンスなのです。

ちなみにこの頃、私は英国に2週間ほど滞在していたのですが、
金融機関の窓口やバックオフィスはロックダウンの影響で稼働が止まり、
街にも活気がない状態だったことを覚えています。

その時お会いしていた経済的成功者たちは、
このパニック状態から脱却し正常化した世界を見据え、

価値に対してパニックで
安売りされているようなものに対しての投資を強める、
世間とは真逆の動きを取っていました。

「どうせ結果論でしょ、底が分かれば苦労しないよ」
と思われるかもしれませんが、

この先、さらに株価や経済全体が下がる可能性の方が高い
と思われるような状況において、
(むしろそう考えるのが普通でしょう)

狼狽するでもなく、静観するでもなく、
一般大衆とは違った動きを取れることこそ、
彼らが経済的成功者である所以と言う他ないでしょう。

もちろん、彼らは闇雲に「チャンス!」と思って、
All inするわけではなく、

あくまでも
資金管理や資産の分散といったルールは
徹底した上で投資を行い、

そこから数年で
通常時よりも大きなリターンを得たことは
言うまでもありません。

(もちろん、全てが上手くいっていた訳ではなく、
コロナ前に投資していたものがイレギュラーで利益が減ったり、
損失を生んだりもしましたが、

トータルで見るとリターンを大きく取ったり、
ダメージを最小限に抑えていました)

この話を聞いて、あの時の状況を思い出し、
彼らは、なぜそのような思い切った行動が取れたのか?
と思われた方は鋭いです。

その差が次にお伝えする「情報の取得」の差だからです

長くなりましたので、今週はこのあたりで。

残り1つの「情報の取得」についての詳細、
そして最も大事なことについては
来週のブログ記事で執筆させていただきます。

どうぞお楽しみに。

ケン藤田

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