こんにちは、ケン藤田です。
2024年2月22日…
日経平均株価が
バブル期最高値の
38915円87銭を超え、
39098円68銭を達成いたしました。
さらに、、
最高値を更新し続け、
27日には39400円に迫る気配など、
40000円超えへの期待感も世間では強まっています。
34年ぶりの高値更新と、
日本では湧き上がっている大イベント。
世界の富裕層たちはどう見ているのか?
というテーマについて、
前編・後編でお話していきます。
━━━━━━━━━━━━━━
日経平均バブル|世界の富裕層はどう見ている?
━━━━━━━━━━━━━━
世界の株式市場の中でも24年1月時点で、
①米国:51.9兆ドル
②中国:8.5兆ドル
に続き、
③日本:6.3兆ドルと、
世界で3番目の日本ですが、
世界ではあまり話題には上がっていません。
WSJやフィナンシャルタイムズ、
BBCなどでも報道はされていますが、
扱いは小さく外国人富裕層たちも
「そうなの?」くらいの感覚です。
その理由は2つございます。
①世界株式の基準指標ではない
②ドル建てで見られているから
================
理由①世界株式の基準指標ではない
================
世界の投資家にとって、
日経平均という指標自体が、
気にされていないことです。
日経平均という指標自体が、
日本経済新聞社が選定した、
プライム市場の上場銘柄の内、
225社を選ぶという形なので、
特定の業態・銘柄の比重が大きく反映されてしまい、
日本市場全体の動きとは乖離が起きてしまうことです。
今回の日経平均の高値更新でいえば、
米国のNVIDIAの決算の良さから株価上昇を受けて、
日経平均でも比重の大きい半導体銘柄の価格上昇が、
かなり大きく寄与しているという理由がございます。
※日経平均の構成銘柄はこちらから見ることができます
https://www.nikkei.com/markets/kabu/nidxprice/
では、何を見ているのか?
というと、
TOPIXなど時価総額に対する、
加重平均で計算する指標を彼らは
日本の株式市場の良し悪しを測る際に使っています。
さらにいうと、
市場の盛り上がりでいえば、
株式時価総額なども見られています。
株式時価総額は2015年5月末時点でバブル期を超え、
トレンド転換していると見られていました。
※参照:日本取引所グループその他統計資料より
https://www.jpx.co.jp/markets/statistics-equities/misc/02.html
================
理由②ドル建てで見られているから
================
もう1つの理由でいえば、
「ドル建てで見て割安か?」という視点で
見られていることが多いからです。
ドル建て日経平均でいえば、
2020年末時点で現在の水準を超えており、
ドル建てで見てもトレンド転換していると見られていました。
(Trader’s Webのチャートより引用)
上記のような理由から、
特に今回の日経平均の高値更新には反応はないですが、
それでも外国の富裕層からすると、
・さらなる円安方向へ進んでいく見立て
・今でも割安感のある日本という投資先(円安効果もあり)
・金利が安く借入で円安リスクへのヘッジもできる
というメリットから、
日本への投資は好意的に見られていますが、
「日本という国はいいけど魅力的な投資先(企業)が無い…」
という悩みを持たれているという現実もあります。
我々も、
世界の経済的成功者はどのような視点で見ているか?
という視点も持った上で投資活動を検討していく必要があります。
そこで次回は、
日経平均バブルで
「我々は踊らされずにどう付き合えば良いのか?」
というテーマについてお話していきます。
今回の記事も、あなたの資産形成のヒントになれば幸いです。
世界の経済的成功者たちから
教わり身につけた資産構築の常識を
今後も発信しますので、
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
それでは、また。
ーケン藤田
投資・資産運用歴18年以上、海外投資歴12年以上、世の中に存在するほぼ全ての投資商品への投資経験を持つ資産運用・海外投資のプロフェッショナル。
ヨーロッパを中心とした金融先進国での金融専門家や富裕層たちとの交流で学んだ、富裕層だけが知る「お金のとある共通点」をベースに独自の投資法を構築。
資産運用アドバイザーとして、これまで述べ1000名以上への資産運用アドバイスを行い(累計アドバイス額120億円以上)、そのうち95%以上の方の資産増大を実現。
現在は、年商5〜25億円規模の複数企業のCFO(最高財務責任者)として活動するかたわら、自身も5億円規模の資産を年利10〜15%以上のリターンで運用する現役投資家としての顔も持つ。
日経新聞出版社より2冊のマネー系書籍の監修実績がある(累計発行部数5万冊)。
おはようございます、いつもありがとうございます。行澤です。