急速なドル安円高の理由と今後の展望

2023.12.13
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From:奥村尚
東京のオフィスより、、、

ドル円の動きは、
この秋に円安のピークを迎えました。

152円近くまで上昇したのが11月13日。

もともと、150円を超えて
円安が進んでいたのですが、
さすがにこれは行き過ぎ、

150円を超えることが
定着することはない、
と見ていました。

FRBは、もう利上げをしないし、
仮に行うとしてもmax1回
という状況に来ていたのですから、

ドル高が11月の段階で
これ以上進むことは

最大風速としては
ある程度、
と見ていたのです。

案の定、それ以降、
円の巻き返しで
12月7日に141円台をつけました。

12月7日になにがあったのか?

参院財政金融委員会において、
植田日銀総裁が

金融政策は年末から来年にかけて
一段とチャレンジになる

と発言し、それがニュースされると
急速にドル安円高になったのです

一方では、

円高が進むと、
せっかく円安に反応して
株式相場が上げてきた経緯があるので、

今の株式相場に
水を差す可能性もあります。

今年のドル円と日経平均の
関係を見ておきましょう。

どちらも、右上がり。

つまり、円安が進行すると
株高になる関係があります。

数式で示すと、
1円円安になると、
298円株高になりました。

おそらく、今後この関係は、
別の形に変化してゆくものと予想します。

いえ、解析していませんが、
12月からすでに新しい関係に
なっていると思います。

それがわかったら、
またこの場で報告しましょう。

 

 

奥村尚

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