From:奥村尚
東京のオフィスより、、、
おはようございます。
1月のテレビ番組では、
一年間の景気とか、今年の経済は、というテーマで
いろいろな特番がありました。
その中で必ず起こる問題提起があります。
1月に限らず、毎週末のニュースでも、
あるいは毎日のニュースの中でも
いつでもある不思議な問題提起です。
「景気が良いといわれても
庶民の生活にまで及んでいないので
その感覚がない。どうしてなの?
どうすればいいんですか? 」
1990年のバブルの時には、恐ろしく景気が良く、
例えば、終電が終わった後のタクシー乗り場は長蛇の列、
タクシーに乗るまで1時間も2時間も待ったものでした。
皆がお金を使いまくるので、モノは飛ぶように売れた時代です。
ものづくり、サービス業、全ての業種で人手不足も深刻化し、
争奪戦になっていました。
結果、社員より契約社員の方が給料が高いという
逆転現象が起こっていました。
今回は、そんなすごいバブルにはなっていませんね。
それでも、うーん、本当は(少なくとも大企業に勤務する人には)
景気の良さは既に賃金に反映されており
生活に及んできているはずなのですが。
それはさておき、問題の答えは2つあります。
ひとつは、企業に利益が蓄積されており、
まだ還元されていないため、
感覚がなくても不思議ではないということです。
そもそも、
絶好調の今期は
まだ終わっていません。
期が終わってから決算を確定し、
その利益は株主総会で処分案が確定されますが、
終わっていない期の利益は使い始めることはできませんね。
もうひとつは、
それでも景気の良さを実感できている人々がいるので、
そうした人々を参考にすることです。
そういう人々は、会社の経営者だったり、
投資などをしていて、実際に管理しているお金を
‘ 今の景気の波に乗って見える化している’人々です。
行動している人々と言い換えられるでしょう。
行動しないで黙っていては
景気の良さをおそらく実感できないまま景気は終わってしまうでしょう。
今の景気の良さを是とする限り、
なぜ行動するのか?
ではなく、もはや
なぜ行動しないのか?
を問う方が答えが出やすいように思えます。
ではまた、次回をお楽しみに
奥村尚
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・ジャパンインベストメントスクール講師
・マーケット アナリスト
・マーケットの魔術師
20兆円もの運用資産をもつ米国大手ヘッジファンド株式投資部門スーパーバイザー、自身も日本でヘッジファンドを主宰。日本証券アナリスト協会会員。
1987年、都立大学大学院工学研究科修了(テーマは人工知能)。日興証券入社。投資工学研究所にて、数々の数理モデル開発に携わる。スタンフォード大学教授ウィリアム・F・シャープ博士(1990年ノーベル経済学賞)と投資モデル共同開発、東証株価のネット配信(世界初)なども手掛ける。
2000年 東証マザーズ上場第一号のインターネット総研で金融事業を統括。
2002年 イスラエル天才科学者とベンチャー企業設立、人工知能技術を商用化し空港に導入。
2004年以降は、金融業界とIoT業界の交点で活躍。最先端の人工知能とアナリストの相場適応力を融合させた投資モデルMRAを完成し、内外の機関投資家に提供する。この投資手法は、最低25%/年以上の収益を「MRAを使う誰にでも」もらたしている(一度も元本割れなし)。
2015年 個人投資家へMRA情報提供開始、さらに投資塾を通してお金の知識を広め、ゆたかな生活の創造に貢献している。
趣味は、オーディオの機械いじり。ワインやウィスキーをたしなむこと。スポーツも好きでスキー、スケートは自称特級(そんなものはない)、エアロビック競技を10年ほどやっている(NAC マスター男子シングル 9連覇中、2014-2016日本選手権千葉県代表)。ただし、「かなずち」であり、球技も苦手である。