2023年の振り返りと2024年の経済動向予測(中編)

2024.1.12
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こんにちは、ケン藤田です。

前回のブログに引き続き、
『2023年の振り返りと2024年の経済動向予測』

というテーマで、

①2023年までの振り返り
②2024年の為替、経済動向とリスク
③その上で我々が何をすべきか?

上記の3点を引き続き解説していきます。

①2023年までの振り返り
については前回のブログに書いております。
先に読んでいただくことでより理解が深まるので、
そちらもあわせてご覧ください。

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②2024年の為替、経済動向とリスク
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2024年に日本に住む投資家が、
投資で成功するために注目すべき点として、

(1)日本の金利政策(利上げは行うのか)
(2)米国の金利政策(年内の利下げの幅)
(3)11月の米大統領選挙の結果
(4)その他、世界に潜むリスク

の4点をあげました。

これらの要素はどのように予測され、
我々はどのように取り組むべきか?

それぞれ解説していきます。

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(1)日本の金利政策(利上げは行うのか)
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前日銀総裁の黒田さんが勤めていた2013年以降に、
長く続いたデフレへの対策で市場にお金を流そうと、
「ゼロ金利」そしてマイナス金利政策が始まりました。

日銀当座預金口座に預けてリスクなく利益を出せた銀行が、
市場にお金を流すことを期待して行われたのですが、

実際にお金の流れた先は海外への投資や、
国債の中古市場へ流れていきました。

また、融資では、

担保を取れる不動産への融資が盛り上がり、
サラリーマン大家という属性の不動産プレイヤーの参入や、
ワンルームマンション販売の流行などもありました。

その影響も不動産価格の急上昇にある
と覚えておくとよいでしょう。

日銀が利上げに転じるか?という議論に関しては、

YCC(イールドカーブコントロール)の撤廃ができるか?
という問題が深く関連してきます。

中古の日本国債の金利を一定以下に抑えるように、
日銀が買い入れを行って価格を調整するYCCは、
4月に撤廃という予測もありますが、

撤廃時には国債売りからの大幅な金利上昇も予想され、
急激な金利上昇を起こすと金融機関が固定金利で貸し出す
住宅ローンなどで金利の逆鞘が起こってしまいます。

現実的には実施することは難しいでしょう。

仮に、マイナス金利をゼロ金利にしたとしても、
銀行が2013年から今までの流れと動きを変えるか?

というと、

「お金を預けてマイナスから利益ゼロ」に変わったとすると、
銀行側の収益は変わらないので現状と動きは変わらないことから、
日本の金利が市場に与える影響は少ないでしょう。

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(2)米国の金利政策(年内の利下げの幅)
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続いて、米国の金利政策についてです。

このテーマが、世界経済のメイントピックになると見ています。

2023年12月のFOMCでも利下げを見送りつつ、
「24年は3回の利下げ実施」という言及もありました。

大方の見方は3月より1回0.25%を3回実施したとして、
現状の5.4%から0.75%を引いても4.65%
高金利であることに変わりはありません。

多少の円安進行に歯止めはかかるかもしれませんが、
日本との金利差もまだまだ大きいので、
巷で騒がれているような、

1ドル110~130円未満への下落などは、
正直なところ考えづらいでしょう。

アメリカでいえば、
今年大きなリスクになるのが、
大統領選挙の結果です。

またその他の世界も含まれるリスクを考えて、
我々は資産運用の戦略を考えていかねばなりません。

さて、今回は、

(1)日本の金利政策(利上げは行うのか)
(2)米国の金利政策(年内の利下げの幅)

における金利のお話をさせていただきました。

次回、「2024年の経済動向予測(後編)」では、

(3)11月の米大統領選挙の結果
(4)その他、世界に潜むリスク

というテーマで、

2024年の経済動向と、
我々が実際に何をすべきか?
についてお伝えしていきます。

ぜひ、楽しみにお待ちください。

今回の記事も、あなたの資産形成のヒントになれば幸いです。

世界の経済的成功者たちから教わり身につけた
資産構築の常識を今後も発信しますので、
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

それでは、また。

ーケン藤田

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