あけましておめでとうございます、
ケン藤田です。
本年もよろしくお願いいたします。
2024年最初のブログは、
『2023年の振り返りと2024年の経済動向予測』
というテーマでお伝えしていきます。
①2023年までの振り返り
②2024年の為替、経済動向とリスク
③その上で我々が何をすべきか?
それぞれ解説していきます。
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①2023年末までの振り返り
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2020〜21年はコロナにより世界的に経済活動が停滞し、
国によってはGDPの下落率20〜30%と戦争時並の状態でした。
世界各国はゼロ金利政策=金融緩和を行い、
市場にお金を流通させて経済を立て直す動きをとってきました。
その結果として、
世界中で過度なインフレが起こり、お金の価値が下がりました。
市場に流したお金を回収して、
過度なインフレを抑制しようという目論見で、
金融引き締め(利上げ)の流れが
日本を除く世界各国で起こりました。
2023年12月時点で、
米国や英国では5.25〜5.5%、
欧州各国は4.5%と、
各先進国では、政策金利が
非常に高い水準にあります。
マネーの大原則の一つに、
『金利が低い国から高い国へ移動する』
という習性があるので、
結果として2023年は、
『先進国で最も金利の高い米国の金利政策の動きで、
世界の資金・経済(株・為替など)も動く』
という現象が起きました。
米国の金利の動きによって為替が変動し、
為替によって企業の業績や株価が大きく変動したのです。
具体例をあげると、
米金利上昇→円安
米金利上昇→米国株高
米金利上昇→円安→日本株高
上記のような流れが起きたのです。
その結果として、
世界と逆行したマイナス金利が続いた日本では、
・金利差から円安が加速する
・大手企業は円キャリートレード※で海外にお金を逃す
(※低金利の日本で資金調達を行い高収益な海外へ投資すること)
流れが加速しました。
上記で述べたような流れの影響もあり、
日本の主要企業の2024年3月期決算では、
円安の恩恵で最高益を更新するのではという見込みもあります。
海外投資を行う大企業、
株式などで投資を行う人と、
何もせず現金で資産を保有していた人では、
数年で資産額に2〜30%近くの差が生まれました。
もし、投資をしている人で2020〜23年の3〜4年間で、
少なくとも2〜30%の資産増加ができていなかったら、
根本的な投資方法が間違っている可能性が高いです。
ここまで、2023年までの流れを振り返ってきました。
それでは2024年に投資で成功するためには、
どのような点に注目していけば良いのでしょうか?
(1)日本の金利政策(利上げは行うのか)
(2)米国の金利政策(年内の利下げの幅)
(3)11月の米大統領選挙の結果
(4)その他、世界に潜むリスク
日本に住む投資家として着目する点は、
主に上記の4要素になってきます。
この4要素はそれぞれ、どう予測できるか?
その結果として我々が取り組むべきことは何か?
という点について、次回は解説していきます。
次回も引き続き、
「2024年の経済動向予測」
というテーマで、
についてお伝えしていきます。
楽しみにお待ちください。
今回の記事も、あなたの資産形成のヒントになれば幸いです。
世界の経済的成功者たちから教わり身につけた資産構築の常識を
今後も発信しますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
それでは、また。
ケン藤田
投資・資産運用歴18年以上、海外投資歴12年以上、世の中に存在するほぼ全ての投資商品への投資経験を持つ資産運用・海外投資のプロフェッショナル。
ヨーロッパを中心とした金融先進国での金融専門家や富裕層たちとの交流で学んだ、富裕層だけが知る「お金のとある共通点」をベースに独自の投資法を構築。
資産運用アドバイザーとして、これまで述べ1000名以上への資産運用アドバイスを行い(累計アドバイス額120億円以上)、そのうち95%以上の方の資産増大を実現。
現在は、年商5〜25億円規模の複数企業のCFO(最高財務責任者)として活動するかたわら、自身も5億円規模の資産を年利10〜15%以上のリターンで運用する現役投資家としての顔も持つ。
日経新聞出版社より2冊のマネー系書籍の監修実績がある(累計発行部数5万冊)。