年収800万円が幸福度の限界?マネー教養知識

2024.1.26
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こんにちは、ケン藤田です。

今回は少し趣向を変えて、
年末年始に私が読んで面白かった
『お金と幸福』に関する論文の内容を共有します。

今の時代、

研究論文などもネットで簡単に読めて、
英語で難しい表現があっても翻訳が簡単で精度が高い
とても便利な時代になりました。

今日の話は、
きっとあなたの投資のゴール設定や、
ライフプラン設計にもお役に立つと思います。

ぜひ参考にしてみてください。

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年収800万円が幸福度の限界点?
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「幸福度のピークは年収800万円」
「それ以降は年収と幸福度の相関があまり見られない」

という研究結果の話を聞いたことはありますか?

投資やキャリア、お金に関する記事で、
金融系メディアや金融機関の記事などを含め、
見たことがある方もいらっしゃると思います。

とある2人の研究者が2010年に出した
論文が元ネタになっています。

年収800万円が幸福度の限界…

私なりの見解を述べさせていただくと、
世界中の多くの富裕層と交流を持ったり、
様々な人たちを見てきて、

「そうは思わない!」
と思っていたところ…

2023年3月に同研究者が、
年収800万円(7.5万$)で幸福度が頭打ち
に対して否定する論文を発表しました。

では、最新の論文ではどうなったのか?

論文上での調査結果では、

年収800万円以上でも幸福度の頭打ちは一切せず、
論文発表時の価格で約5,000万円(36万$)以上でも、
幸福度は右肩上がりで上がり続けるといった内容でした。

縦軸:幸福度 横軸:収入

ここまで聞くと人によっては、
「年収が上がらないと幸福度が上がらないのか…」
と凹むかもしれませんが、安心してください。

この論文の中でもう一つ面白い研究結果の共有がされています。

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幸福度の上昇率について
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一方で幸福度の上昇率については、

幸福度が元々高い人ほど、
収入が上がるほどに加速的に上がっています。

縦軸:幸福度 横軸:収入

元々の幸福度が高い位置にある線グラフの方が、
収入上昇時の幸福度の上がる角度が急なのが分かります。

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この論文を読んで私が伝えたいこと
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①今ある小さな幸せを見つけ大事にする習慣を持つ

どうしても人は嫌なことに目がいってしまいますが、
お金を稼ぐ、持ち続けるにも器が必要です。

宝くじの高額当選者の大半が自己破産するのは、
マネーリテラシーの低さももちろんですが、

幸福の基準を作れていない、
資産(豊かさ)を受け付けない、
器=思考にもあります。

今回の論文でもあるように、
今が幸福だと感じられることができれば、

収入が上がった際には、
より幸福な世界に繋がります。

②収入アップを目指す

「トレードで稼ごう!」
という訳ではなく、

本業や自分の一番得意なことで
収入upを目指そうという意味合いです。

投資・資産運用で大きく増やすなかで、
運用できる資産額の大きさや
最低限の生活資金は大事です。

来月の生活費にも困っている状態で、
まともな投資判断ができるはずもありません。

安定した収入基盤を持っていて、
収支がプラスで余裕資金がある状態ならば、

投資で着実に増やせる可能性は
段違いに上がります。

投資・資産運用もあくまでも、
一つの幸福を獲得・守る手段でしかありません。

手段と目的を履き違えず、

今の幸せを感じ、
より幸せを増やす・守るために、
お金を活用する人が増えたら嬉しいです。

興味のある方は下記リンクから、
論文の原文も読めるので読んでみてください。
https://www.pnas.org/doi/10.1073/pnas.2208661120

今回の記事も、あなたの資産形成のヒントになれば幸いです。

世界の経済的成功者たちから
教わり身につけた資産構築の常識を
今後も発信していきます。

これからもどうぞよろしくお願いいたします。

それでは、また。

ーケン藤田

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