From:Mr.K
マレーシア・クアラルンプールより、、、
おはようございます。Mr.Kです。
株を買うとき
(または売るとき)
あなたは勝算の感覚を
持っていますか?
勝算の感覚というのは、
エントリー
(イン)するとき
「今回は自信あるぞ!」とか
「今回は少し嫌な
予感がするな・・・」
とか
そういう感覚を持ちながら
トレードをしていますか?
ということです。
なぜこんなことを
聞くのかというと、
「自信があるエントリーかどうかで、
入り方を変えましょう」
というお話をしたら、
「先生、僕は毎回100%イケると思って
株を買っています」
ということを
おっしゃる方がいたからです。
それを聞いて、
私は、唖然としました。
なるほど、、、これが
思考停止の洗脳状態
というやつだなと。
皆さんは、
次のうちどちらですか?
1.エントリーするときに、
自信があるときとないときがある
2.いつも100%勝てると思ってエントリーをしている
どちらですか?
もし、あなたが「2」だとしたら、
あなたは、完全に間違った投資教育に
洗脳されきっています。
詳しく説明しますね。
・・・
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まず、トレードとはビジネスの一つです。
なので、ビジネスで成り立つ原理原則には、
トレードにも当てはまるものが多いです。
例えば、あなたが
ビジネスオーナー(社長)だとして、
イメージしながら読んでください。
新商品の発売をするとき、
売上の予想をしますよね?
わかりやすく、お菓子メーカーだとして、
新しくスナック菓子を発売するとき、
そのスナック菓子が、
「全国で大ヒットするはずだ!」
と100%の自信を持てると思いますか?
絶対に100%大ヒットする!
と思っている社長がいたら、
結構気合系の楽観的な社長だなと思いませんか?
「今回の商品は、
大ヒットすると思うんですよ!」とか
「発売してみないとどうなるか
正直わからないのですが」とか
そういう感覚って、
論理的な理由・センス・第6感
全部ひっくるめてのことだと思いませんか?
そして、その自信の程度に応じて
かける資金も変えていきますよね?
「ほぼイケる!」と踏んでいるときは、
大きな資金をかけて
大々的にプロモーションを打ったり、
「今回はやってみて判断」であれば、
なるべく小資金で、
まずは数店舗に置いてみる、とか
そういう、
力の入れ具合の調節ってしますよね?
そして、その力の入れ具合というのが
経営の手腕だったり先見性だったりするわけです。
・・・
トレードも同じです。
毎回、100%の自信で
エントリーってありえないですよ。
「この銘柄は絶対上がる!!!
私のありったけの資金を投下してもいい!」
って思えますか?
そんな人がいるとしたら、
洗脳されているとしか思えないです。
未来というのは、不確定なのです。
100%確実な局面など、
トレードにおいては絶対にありません。
まだ決まっていない価格の動きが
100%確実なんてことはありえないです。
それはビジネスでもトレードでも同じ。
ビジネスであれば、
未来が不確定なのは承知のうえで、
様々な観点から
事業の確実性やリスクを考えますよね。
トレードでも同じです。
すべての条件が理想的になっていて、
今回がベストなエントリーポイントだ!
と思えたとしても、
予想が外れる可能性を考えておくことは大切だし、
そもそも、そんな超理想的な状況は
そんなにあるものではないですから、
利益速度を考えると、
完全に理想的でなくても
エントリーをすることはあるわけです。
そういうとき、あくまで予想だとしても
「自信」の度合いを考えなければなりません。
もちろん、全然自信がないときは
見送る(資金の0%を投資)ということになります。
この話を読んで、さっぱり意味がわからない人は、
おそらく次のような状況だと思います。
・5日移動平均線をローソク足の終値が超えたら買い
という単純なルールに従っている
・長期移動平均線の向きでトレンドを判定し、
一目均衡表の雲抜けでエントリーというルール
どうですか?
こういう「固定ルール」でエントリーしている
のではないでしょうか?
「はい、その通りですが、
何がいけないのでしょうか?」
と思う方、結構いると思いますので、
申し上げておきますが、
今を西暦何年だと思っているのでしょうか?
2024年ですよ。
これだけコンピューターが発達した現代において、
こんな機械的なルールで勝てるわけがないでしょう。
もし、こんな単純なルールに本当に
優位性があるのなら、
大企業やシステムエンジニアは富豪になっていますよ。
洗脳から目を覚ましてください。
これとこれだけ見ればいい、
これがこうなったら買えばいい、
みたいな簡単なルールは存在しません。
そういう単純なルールでの
長期間のシミュレーションは
人工知能の開発で嫌というほどやりました。
結果、全然勝てません。
一時的に機能して勝つときも、
逆に大負けするときもあり、
やればやるほど、
手数料の分だけマイナスになっていきます。
本当の手法というのは、
最後の最後には
「感覚」が少し残るものなのです。
少なくとも、
既存のインジケーターを使う場合はそう。
誰もが知っている情報の掛け合わせでは、
最後に「感覚」が必要になります。
単純に思考停止で確実に勝ちたければ、
もはやインサイダー(仕手情報)
しかありません。
その事実に気づいてください。
ただ、
勘違いしてほしくないのは、
「感覚」は鍛えられるという事実です。
わかりやすいのがスポーツですね。
座学の知識だけでは
うまくなりませんよね?
実際にやってみて、
練習を重ねてはじめてわかる
「感覚」が、確かにありますよね?
感覚だからといって、
それは再現性がないかというと
そんなことはないですよね?
自転車に一度乗れるようになったら、
何度でも無意識に乗れるのと同じように、
「感覚」というのは、
研ぎ澄ませることが可能なのです。
感覚と知識の違いは、
「それを言語として
説明可能かどうか」です。
そう、皆さんの頭脳には、
知識以外にも、再現性の高い
「感覚」を養う機能がついています。
トレードでは、ある程度、知識は必要。
でも、最後は、練習の末の感覚も必要。
本当に勝っているトレーダーというのは、
知識と感覚で、毎回のエントリーの確実性を判定して、
戦略を変えているのです。
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GOOD TRADE!!
Mr.K