From:奥村尚
東京のオフィスより、、、
今年、
トランプ大統領が就任したのは、
1月20日でした。
その時からの
NYダウと日経平均の歩みを
比較してみると、
興味深いことがわかります。
就任前日である
1月17日の水準を100として、
プロットしてみました。
まずは、みてみましょう。
全体的に眺めると、
まったくソックリに推移していますね。
NYdowを基準にとると、
日経平均の方が、
上下にやや大きくブレています。
目立つ日には、〇を付けてみました。
大きくブレたあと、
必ずNYdowに近づく動きをしています。
近づくまでに要する日数は、
概ね3営業日でした。
これは重要な事実です。
また、2.27日に
縦線を入れていますが、
この線の前までは、そっくりに動きました。
しかし、この線を境に、
動きがそろわなくなっています。
この日を境に、
その後は、NYとNKの動きが、
NYが上がるとNKが下がるような動きが
目立ってきていますね。
それぞれの国が別の事由で動いていて、
たまたま逆方向に動いたか、
あるいは、
米国に良い材料は
日本に悪い材料であった、
という日が存在した
ということになります。
たぶん、後者でしょう。
そして、その理由は、
トランプ関税であろうと
容易に想像できます。
まずは、米国に輸入される
鉄鋼とアルミに関しては、
すべての製品が国に関係なく、
関税が25%に引き上げられます。
発動日は4月12日です。
米国が昨年輸入した
鉄鋼製品の割合は、
カナダ23%、
ブラジル16%
メキシコ12%、
日本は4%
でした。
ただ、どうやら米国が
貿易黒字になっている国(オーストラリア)は、
対象にしないようです。
こうした、
(うちの国は例外としてくれ)というような、
お願いお願い行動に出てうまく逃げるか、
きちんと論理を通して
正々堂々という事を言って決別するか、
各国の出方に注目されます。
奥村尚
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・ジャパンインベストメントスクール講師
・マーケット アナリスト
・マーケットの魔術師
20兆円もの運用資産をもつ米国大手ヘッジファンド株式投資部門スーパーバイザー、自身も日本でヘッジファンドを主宰。日本証券アナリスト協会会員。
1987年、都立大学大学院工学研究科修了(テーマは人工知能)。日興証券入社。投資工学研究所にて、数々の数理モデル開発に携わる。スタンフォード大学教授ウィリアム・F・シャープ博士(1990年ノーベル経済学賞)と投資モデル共同開発、東証株価のネット配信(世界初)なども手掛ける。
2000年 東証マザーズ上場第一号のインターネット総研で金融事業を統括。
2002年 イスラエル天才科学者とベンチャー企業設立、人工知能技術を商用化し空港に導入。
2004年以降は、金融業界とIoT業界の交点で活躍。最先端の人工知能とアナリストの相場適応力を融合させた投資モデルMRAを完成し、内外の機関投資家に提供する。この投資手法は、最低25%/年以上の収益を「MRAを使う誰にでも」もらたしている(一度も元本割れなし)。
2015年 個人投資家へMRA情報提供開始、さらに投資塾を通してお金の知識を広め、ゆたかな生活の創造に貢献している。
趣味は、オーディオの機械いじり。ワインやウィスキーをたしなむこと。スポーツも好きでスキー、スケートは自称特級(そんなものはない)、エアロビック競技を10年ほどやっている(NAC マスター男子シングル 9連覇中、2014-2016日本選手権千葉県代表)。ただし、「かなずち」であり、球技も苦手である。