トランプ就任後のNYダウと日経平均

2025.3.12
Share:

From:奥村尚
東京のオフィスより、、、

今年、
トランプ大統領が就任したのは、
1月20日でした。

その時からの
NYダウと日経平均の歩みを
比較してみると、
興味深いことがわかります。

就任前日である
1月17日の水準を100として、
プロットしてみました。

まずは、みてみましょう。

全体的に眺めると、
まったくソックリに推移していますね。

NYdowを基準にとると、
日経平均の方が、
上下にやや大きくブレています。

目立つ日には、〇を付けてみました。

大きくブレたあと、
必ずNYdowに近づく動きをしています。

近づくまでに要する日数は、
概ね3営業日でした。

これは重要な事実です。

また、2.27日に
縦線を入れていますが、
この線の前までは、そっくりに動きました。

しかし、この線を境に、
動きがそろわなくなっています

この日を境に、
その後は、NYとNKの動きが、
NYが上がるとNKが下がるような動きが
目立ってきていますね。

それぞれの国が別の事由で動いていて、
たまたま逆方向に動いたか、

あるいは、

米国に良い材料は
日本に悪い材料であった、
という日が存在した

ということになります。

たぶん、後者でしょう。

そして、その理由は、
トランプ関税であろうと
容易に想像できます。

まずは、米国に輸入される
鉄鋼とアルミに関しては、
すべての製品が国に関係なく、

関税が25%に引き上げられます。

発動日は4月12日です。

米国が昨年輸入した
鉄鋼製品の割合は、

カナダ23%、
ブラジル16%
メキシコ12%、
日本は4%

でした。

ただ、どうやら米国が
貿易黒字になっている国(オーストラリア)は、
対象にしないようです。

こうした、
(うちの国は例外としてくれ)というような、
お願いお願い行動に出てうまく逃げるか、

きちんと論理を通して
正々堂々という事を言って決別するか、

各国の出方に注目されます。

 

奥村尚

━━━━━━━━
『奥村尚の金融リテラシー向上委員会』
奥村尚が分析する最新の相場情報を
月1回の放送でお届けする裏番組
全個人投資家、購読必須です。
視聴会員登録はこちら:
https://trade-labo.jp/tl/ifl_2022_b/
━━━━━━━━

関連記事

Pick Up!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です