From:Mr.K
都内のプライベートオフィスより、、、
おはようございます。
Mr.Kです。
最近、2人の同僚を見ていて
気づいたことがあります。
Aさんは、「何よりもまず行動だ」というタイプで、
Bさんは、「まずよく考えよう、行動はそれからだ」というタイプ
面白いのは、AさんとBさんを上司に持つ
私の同僚が悩んでいるのです。
「AさんとBさんは、いつも逆のことを言うんだ。
どうしたらいいかわからないよ!」
さて、あなたなら、
なんとアドバイスをしますか?
株式トレードを勉強していても、
こういう状況って結構ありますよね。
「損切りの徹底が大切だ」という本を読んだかと思えば。
「利益を伸ばすには忍耐も必要だ」という本もあって、
「矛盾しているじゃないか、どっちが正しいんだ?!」
と悩んでいませんか?
今日はその悩みにフォーカスしようと思います。
先のAさんとBさん、
あなたならどうアドバイスしますか?
わかると思いますが、
自分の経験からAさんかBさんのどちらかの意見に賛成するのはだめですよ。
人によってしまいますし、埒があきません。
この回答として正しい(と私が思う)のは、
「見分ける眼をもつべし」です。
あらゆる思想や戦略には、
有効な場合とそうでない場合があります。
その見分けこそが大切なのであって、
すべての場合について総合的に同じ思想や戦略を当てはめようとしてはいけないのです。
私は大学院で論文をたくさん書きましたが、
論文というのは、冒頭に必ず前提条件を記載します。
数学の証明問題でも最初に前提条件を明記しますね。
(高校のときに皆さんも習っています)
人と話をしていても、
通り一辺倒に「◯◯が一番だ!◯◯にすべきなんだ!」と主張する人は視野が狭くて敵をつくります。
つまり、言い切り型の極論を自分の血肉にするためには、
その極論に乗っかるべき場面を見極めなければなりません。
当たり前のことではありますが
「どんな場面でも同じ対応が成り立つわけではない」ということは
自身の行動を省みるために常に持っていなくてはなりません。
特に所属しているコミュニティや触れる価値観の多様性が低い場合、
気をつけたほうが良いと経験的に感じています。
彼と彼女で意見が合わないのも、
前提となる経験や目的がズレていることが多いのではないでしょうか。
ですから、AさんもBさんも、
どちらの意見も、採用すべき場面は違えど正しいのです。
さて、前置きが長くなりましたが、
株式トレードの話に戻りましょう。
損切りをすることと、多少逆に行っても我慢して保有することは、矛盾するのではありません。
それぞれの戦略を採用すべき場面、前提がある、ということです。
こういう動きをしている場面では、損切りを徹底することが大切です。
こういう動きのときは、多少逆に行って一時的にマイナスになったり含み益が減っても
我慢して保有できる力が大切です。
ということなんですね。
要は、程度、バランスの問題です。
うまい人と下手な人の違いは、
この程度の見極め、場面の見極めに表れます。
損切りひとつとっても、損切りラインの設定をどれだけ調節できるのかに技術が出てくるわけです。
そんなこと言われたらどうしたらいいかわからないよ、
もっと明確な答えを教えてください!
という人、はっきり言いますが、世の中はそんなに単純ではありません。
かと言って、根拠もなく感覚やセンスで場面を見極めているわけではありません。
直接お会いできる日が来ると嬉しいです。
ここですべてを話す紙面はありませんから
今日はこのあたりとしますが、参考にしていただけたらと思います。
GOOD TRADE!!
Mr.K
・ジャパンインベストメントスクール講師
・専業トレーダー
慶應大学大学院修了。某大手企業でサラリーマンとして仕事に燃える側ら、将来の資産形成のためにと思い2013年に株式投資に挑戦。有名な投資塾に入って必死に勉強するも、初年度は面白いくらい惨敗し追証を何度も経験。一度は投資を辞めようと思ったが、あまりの悔しさに諦めきれず、9日間の夏季休暇をすべて費やして朝9時から夜12時まで過去の株価チャートを見続けた結果、資金の流れに注目すれば再現性高く株価の未来を予測できることに気づく。その後研究を続け、経済学や金融工学を使った世間の投資手法とは一線を画した「物理学的アプローチ」による『CLEAR TRADE』理論を開発。また、9割以上の人が大敗して負けるメカニズムを数学的に解明し、厳密な資金管理理論を独自に発明。投資技術を論理的に解析・解説することを得意とし、WEBセミナーでの質疑応答はわかりやすいと人気。理論を応用し、自らAIインジケーターも開発。平日は朝8時から夜の22時まで働く現役バリバリのサラリーマンであったため、1日わずか10分の作業時間でできる投資スタイルを基本とし、それでも月利20%以上を安定的に稼ぎ出していた。2016年10月に会社を退職し独立。現在は、かつての自分と同じように株式投資でなかなか結果を出すことができない人の役に立つべく、スクールでの指導や個別コンサルなども行っている。これまでに1,000名を超える指導実績があり、自身のコミュニティに300名以上の参加者を抱えている。投資だけでなくビジネス、生き方についての考え方にも定評がある。2020年には、資金管理の原理を端的に解説した文章が、Quora(※)の投資関連質問でのベストアンサーに選ばれ、書籍に掲載された。
はじめまして。トレード歴1年の主婦です。
最近、新たに株の学校に入って勉強ました。
まさに、日ごろから疑問に感じている事でした。最近自分のトレードは、欲張りすぎてろうと大きくしすぎていると言うことをを気がついてきました。でも、勝負に出なければならない時もあるのではないかと、その時に自分が判断つくかなぁと心配しているところです。 まだ実力が、そこまで伴っていないので、先の心配ですが…。
このような文章を送っていただくと、とても参考になり、助かります。ありがとうございます。
講演会など、なさっているのですか?
Horiuchiさん
お役に立てて嬉しいです。まず基準値として、しっかり勉強するという意識がとても大切です。なんとなくで安定して勝てるようには決してなりません。厳しいようですが、それがHoriuchiさんのためになると思っています。
講演会やセミナーは不定期で開催しています。
開催するときは、このメルマガでも案内をしますので見逃さないように見ていてください。
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