From:Mr.K
自宅のトレーディングルームより、、、
おはようございます。
Mr.Kです。
突然ですが、
あなたは、真実に気づいたとき、人と違う行動を取ることができますか?
「大衆は、常に間違っている」
これは、アール・ナイチンゲール(Earl Nightingale)の名言です。
ちなみに、イギリスの看護師で社会起業家のフローレンス・ナイチンゲールとは別の人です。
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大衆は、常に間違っている
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世の中一般に成り立つこの真理は、トレードにおいても真実です。
例えば、株価が上がるには、買う人が売る人よりも多い状態が続く必要があります。
(※厳密な議論は今はしません)
しかし、大半の人が買うと、その後はもう、買う人がいなくなってしまいます。
だって、大半の人が買った後なのだから。
よって、大衆と同じタイミングで買っても、買った後に株価はあまり上がりません。
ですから、大衆より一歩先んじなければならない。
その秘訣は、
「長期的な逆張り視点を持ちつつ、
短期的には順張りでエントリーする」
ということです。
「長期的な逆張り視点をもっている」
というのは、つまり、
チャートが上昇しているときに次の下落を考え、
チャートが下落しているときに次の上昇を考えている
ということです。
これは、下手な逆張りエントリーとは全く違います。
早すぎる仕掛けは、失敗するということも、また真理です。
チャートが上昇しているとき、
”そろそろ下がるだろう”
という勝手な予想をして空売りでエントリーするのが
逆張りエントリーですが、
上昇しているときに空売り(FXならショート)
のエントリーはしません。
しないのですが、
次に空売りでエントリーする機会を伺っているのです。
そして、いざチャートが天井に達し、
伸びずにとうとう下落を始めたのを確認して
はじめて空売りで”順張り”エントリーをします。
「結局は順張りでエントリーするのなら、
別に逆張りで観察している必要はないじゃないか!」
と思う人は、どちらかと言うと
人生行き当たりばったりを楽しむタイプ
だと思います。
ですが、トレードはそれではいけません。
下がり始めたときにすぐに空売りでエントリーの
判断ができるためには、
下がり始める前から予想している必要があるのです。
準備しているから、即断即決で行動できます。
また、狙う方向とは逆にチャートが動いているときに
順張りでのエントリーをイメージしているので、
「こうなったら、こうする!」
という先の展開の戦略を
複数パターン想像することになります。
「こうなったら、ここでエントリーする」
という具体的な戦略が複数あれば、
あとは、予想通りの展開になればエントリーするし、
予想通りにならなければエントリーせずに待てます。
自分の予想が当っているときのみエントリーするので、
その後の値動きも予想に近くなる可能性が高くなります。
自分がイメージしたことが実際に起きていれば、
自信をもってエントリーすることもできます。
「先の展開を予測する必要はありません」
という先生がいるかと思えば、
「先の展開を予測することから目をそむけてはいけません」
という先生がいます。
これは一見すると矛盾しているように見えて
混乱している人がいるかもしれませんが、
「先の展開を予測せよ」というのは、
”事前の逆張り予想をして、来るべきときに備えよ”
ということを意味し、
「先の展開を予測する必要はありません」というのは、
”流れが発生してから順張りで乗れ”
ということを意味しています。
そう考えると両方必要ということがわかるのではないでしょうか。
”来るべきときが来る前に準備を整える”
というのは、トレードでなくても成功の秘訣でしょう。
来るべきときに備えておく人だけが、
そのときが来ても来なくても対応できるのです
いつも、エントリーした瞬間にチャートが逆に動く人は、
逆張りの展開予想をしてみましょう。
予め備えておけば、動きが逆になったときに
初動でスムーズにエントリーすることができます。
みんなが観ていないものを探す、
みんなが集まってきたら自分は離れる
最初は仮想トレードでもいいので、
この戦略でエントリータイミングを決めてみてください。
きっと、今まで見えなかったものが
スッと見えてくるはずです。
GOOD TRADE!!
Mr.K
P.S.
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・ジャパンインベストメントスクール講師
・専業トレーダー
慶應大学大学院修了。某大手企業でサラリーマンとして仕事に燃える側ら、将来の資産形成のためにと思い2013年に株式投資に挑戦。有名な投資塾に入って必死に勉強するも、初年度は面白いくらい惨敗し追証を何度も経験。一度は投資を辞めようと思ったが、あまりの悔しさに諦めきれず、9日間の夏季休暇をすべて費やして朝9時から夜12時まで過去の株価チャートを見続けた結果、資金の流れに注目すれば再現性高く株価の未来を予測できることに気づく。その後研究を続け、経済学や金融工学を使った世間の投資手法とは一線を画した「物理学的アプローチ」による『CLEAR TRADE』理論を開発。また、9割以上の人が大敗して負けるメカニズムを数学的に解明し、厳密な資金管理理論を独自に発明。投資技術を論理的に解析・解説することを得意とし、WEBセミナーでの質疑応答はわかりやすいと人気。理論を応用し、自らAIインジケーターも開発。平日は朝8時から夜の22時まで働く現役バリバリのサラリーマンであったため、1日わずか10分の作業時間でできる投資スタイルを基本とし、それでも月利20%以上を安定的に稼ぎ出していた。2016年10月に会社を退職し独立。現在は、かつての自分と同じように株式投資でなかなか結果を出すことができない人の役に立つべく、スクールでの指導や個別コンサルなども行っている。これまでに1,000名を超える指導実績があり、自身のコミュニティに300名以上の参加者を抱えている。投資だけでなくビジネス、生き方についての考え方にも定評がある。2020年には、資金管理の原理を端的に解説した文章が、Quora(※)の投資関連質問でのベストアンサーに選ばれ、書籍に掲載された。
「長期的な逆張り視点を持ちつつ、短期的には順張りでエントリーする」のアドバイスは以前もご教授おいただきましたが、「長期的な逆張り視点を持ちつつ」の部分は、もやもやでした。今回はばっちり理解できました(”チャートが上昇しているときに次の下落を考え、チャートが下落しているときに次の上昇を考えている”)。大変勉強になりました。
いつも鋭いアドバスをいただき、どうもありがとうございます。
フォーカズさん、いつもコメントありがとうございます!
半年ほど前にこの内容の記事を書いたのですが、覚えていてくださっていたのですね。
大変嬉しいです。ありがとうございます。
私としては、かなり重要なことを書いたはずが、そのときはコメントがまったくなかったので、
これは伝わっていないかもしれない、と思い、今回、リメイクいたしました。
少しわかりやすくなったようで良かったです。
これからも、本質を知りたいと思っている方のために刺さる記事を書いて行きますので、
楽しみにしていてください。
口で言うのは簡単
そこからですな
ある意味、不毛。