From:中野英
都内の自宅より、、、
雇用統計も終わり
相場が反転してきました。
ただ、今一つダイナミックさに
欠ける相場展開です。
まぁ、月曜日は基本的に
機関投資家の動きが鈍い曜日なので、
今日から何か動きがあるかもしれません。
個人的にブログを書き始めて、
あと2か月ほどで1年になります。
昔の記事を見直すと、
記念すべき最初の記事ですが・・・
なんと、記事はたったの2行(>_<) 業務報告にすらなりません(笑) その後も手探りで毎日 書き続けてきました。 今はこうして株ライブで 書かせて頂いています。 最近はデモンストレーションで 225先物についても書き始めました。 自他ともに認める《感性のディーラー》なので、 自分の頭の中で描いていることを、どの程度 お伝えできるか分からないのですが・・・ 『最強の投資家仲間』を作るために、 これからも精一杯続けていきたいと思います。 今日は、まさに今が旬の 《Sell in May》について 考えてみたいと思います。 『5月に売れ』 これは恐らく、誰も正確な 答えは持っていないと思うのです。 ただ、色々な憶測が 必ず飛び交いますね(´・ω・`) しかし、”ヒント”はあります。 ・・・一つ一つ、 詰めていきましょう。 まず初めに、どうして5月? よく、《ヘッジファンドの 決算月だから》と言われます。 前にも書いたかもしれませんが、 ヘッジファンドの決算月という物は、 そのファンドによって様々です。 《投資信託》を思い浮かべて 頂ければ良いかと思います。 決算月は、 設定された日から《1年後》ですね。 つまり、決算月は、その投資信託・ ヘッジファンドによってそれぞれ 異なることになります。 ただ、《11月決算》のヘッジファンドが 多いのは、事実のようです。 それはどうやら、運営母体が 12月決算が多いから。 ファンドを11月決算にすると、 税制上有利な点があるんだそうです。 となると当然、 半期決算は《5月》になります。 それが理由というのも 納得できるかもしれませんね。 ただし、ヘッジファンドの解約には、 このようなルールがあります・・・ ※ 45日ルール ・・・決算日の45日前までに、 解約の意思を伝えなければならない。 当然ですね。 個人投資家レベルの資金ではないですから、 『売って』と言われていきなり全てを売れば、 相場に多大な影響を与えます。 45日間という期限を設けて、 その間に《換金売り》なり 《事務手続き》なりをするのでしょう。 となると、売りが出てくるのは 《4月から》ということになります。 《Sell in May》とは合致しません。 《4月から》なので5月に売りが 出ても不思議ではないのですが、 『5月に下げる』という根拠には弱いですね(´・ω・`) では、5月の パフォーマンスはどうなのか? 確かに、他の月に比べて 平均値は良くありません。 ただこれは、『4月の好パフォーマンスの 煽り』とも見ることが出来て、それほど 《酷い》というわけではありません。 満遍なく、圧倒的にパフォーマンスが 悪いのは、実は《9月》です。 この理由は、ファンドの決算月・ クリスマス休暇に向けて売りが 出だすことで間違いないかと思われます。 つまりは・・・ ※その年の《4月まで》が買われている年は、 《5月の利食い売り》に気を付けましょう ・・・ということで良いのではないか? 今日は、そのような結論に 至らせて頂きました。 では、今年の4月はどうでしょう?? 今年は、《買われてきた》年です。 やはりまだ、 《規模の大きな売り》には、気を付けて おかなくてはならないのかもしれません。 《雇用統計》は何とか乗り切りましたが、 今度は《ギリシャ問題》が控えています。 真の『Sell in May』は やってくるのか・・・ まだまだ、目が離せません。 気をつけて下さいね! 中野英