From:Mr.K
ドバイの自宅より
ゴールデンウィークにも関わらず、
ブログを読んでくださって
ありがとうございます!
せっかくなので、
永久保存版の記事を書きました。
今日は、
「損切りをいつすればいいですか?」
という質問に
ズバッと答えます!
・・・
皆さんは、
ゴールデンウィークを
どうお過ごしでしょうか?
日本の相場はお休みですね。
相場から離れて
リフレッシュできていますか?
ドバイにはゴールデンウィークは
なくて(当たり前)
ラマダン(断食の時期)が
終わって活気が出てきています。
だんだん暑くなってきました。
さて、本題に入ります。
あたなは、
損切りタイミングは
明確でしょうか?
私が実践している損切りのタイミングは
3つです。
すべて書きますので
メモしてください。
=====
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私の実践している損切りの基準について紹介する前に、
そもそも、
“損切りはなぜ必要なのですか?”
と聞かれたら、明確に答えられますか?
大切なポイントなので復習しておきますね。
損切りが必要な理由は、
「確実に大化け銘柄を掴むために、間違えたらリセットする必要があるから」
「数学的に有利に勝負を進めるために、大損を避ける必要があるから」
という2つに大別できます。
大前提として、株式相場を見渡すと、ごく少数の銘柄がめちゃくちゃ上昇する、ということがいつも起きているんですね。
当たりくじの少ないくじ引きみたいな感じ。
もしも、そんなクジに挑戦して大当たりを掴もうと思ったら、
「大当たりを引くまで挑戦し続ける」
ことが必要でしょう?
ハズレを引いたら、引き直すことが必要。
その“引き直す”っていうことを株式投資に置き換えると、“損切りして新しい株を買う”っていうことに該当します。
だから、損切りは必要。
ハズレくじを握りしめて見つめていても何も起きないのです。
でも、「そりゃそうでしょ、でも、投資の場合は、ハズレかどうかが明確にはわからないでしょ」って思いますか?
その気持ちはわかります。
そして、その解決方法を差し上げますと、
「ハズレの定義を自分ですればいい」んです。
例えば、「買った株価から10%値下がりしたらハズレ」という風に定義する。
大切なことは、ハズレを定義することで、ハズレの内容そのものではありません。
株式投資というのは、ある意味でゲームの一種ですから、ゲームがうまくなるためにはルールを明確にする必要があるんです。
ハズレの定義は基本的に事由に決めればいいのですが、ここだけは必ず押さえておくべきというポイントがあります。
それが、「数学的に有利に勝負を進めるために、大損を避ける必要がある」ということです。
次の事実をご存知でしょうか?
-10%負けたら、取り返すには+11%
-20%負けたら、取り返すには+25%
-30%負けたら、取り返すには+43%
-40%負けたら、取り返すには+67%
-50%負けたら、取り返すには+100%
-60%負けたら、取り返すには+150%
-70%負けたら、取り返すには+233%
例えば、ある銘柄を100万円分買ったとしますね(10000円の株を100株買ったとか)
その株が含み損になって、9000円になると、100万円が90万円になります。
このとき損切りをすれば、その90万円で別の株を買って(例えば、1000円の株を900株買うとか)、その銘柄が11%上昇して1110円になると、110円×900株=99000円の含み益になるので、だいたい10万円を取り返せます。(厳密にいえば、11.2%上昇で取り返せる)
ポイントは、10%の負けを取り返すためには、10%ではなくて11%とちょっとの上昇を取る必要があるってこと。
損するよりも、取り返すことの方が難しいよねってこと。
同じようにして、
-20%負けたら、取り返すには+25%
-30%負けたら、取り返すには+43%
と、損する%が増えると、だんだんと取り返す難易度が高くなっていくんです。
だから、どれだけ損切りを遠くに設置したとしても、基本的には10%を超える逆行が起きたらいったん損切りしたほうがいい、と考えます。
本当はもっと厳密に考えるんですけれど、ここでは簡単に10%としました。
で、もしも10%の含み損が出たら、とにかくいったん損切りします。
損切りしてから、「いや、やっぱりこの銘柄は持っておいた方がいい」と考えたら、一度だけ、買い直すことを自分に許可する。
いったん損切りしているので、また-10%ルールを適用してOKです。
ここまでの話で、勘違いしてほしくないことは、損切りルールを10%に設定することを勧めているわけではないということです。
基本的に自由に決めればいいけど、10%は超えないようにね、つまり、10%以下の損切りでハズレを定義しようね、ということです。
さて、損切りがなぜ必要かを理解いただいたと思いますので、私の損切り事由3つを紹介して終わりにします。
<私が損切りをするタイミング>
1、銘柄選定を間違えたと気づいたとき(別の銘柄に移ります)
2、“ハズレ”の基準に達したとき
3、全体相場の動きが読めなくなったとき
この3つです。
1と2はさきほどの説明と重複していますので、3だけ補足説明をすると、例えば、「コロナ問題」「ロシア戦争」が発生して、
「あれ、これって相場全体の前提条件が変わったかも」と思ったら、まずはいったん損切りして、改めてどの銘柄を持つかを考え直すという意味です。
損切りは、損の確定ではないんです。
損切りは、「いったん試合を止めて考慮時間をもらう」という、「タイム」としても使えます。
あれ、これは裏技的テクニックを公開してしまったかもしれませんね。
野球で、監督が出す「タイム」みたいな感じです。
一瞬、試合を中断させてもらって、自分のコンディションが整ったら、あるいは、戦況が整ったら、また試合を再開させていただきます、という感じ。
いやいや、タイムしている間でも相場って動いちゃうじゃん!って思った方もいると思うんですけれど、
金融投資って、ある値動きが全部チャンスじゃないんです。
自分の実力に見合う値動きだけがチャンスです。
よくわからない相場、気分が動転しているときの相場を取ろうと思わないことです。
あのウォーレンバフェットも、勝つためには負けないことだと言っていますね。
はい、ということで今回は、損切りのタイミングの決め方でした。
質問があれば、コメントください。
では、よい残りのゴールデンウィークを!
追伸;
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リアルタイムで見られなくても、録画版が残っていますので、後からでも見られます。
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Mr.K