From:Mr.K
都内のプライベートオフィスより、、、
おはようございます。
Mr.Kです。
先週まで日経平均株価が
大きく下がり、
月曜日はちょっと上昇しましたね。
この陽線をどう見るか?
こういうときに、
投資家は上がるか下がるかの判断が
真っ二つに分かれます。
ここが勝負です。
なので、思い切って
一緒に考えていこうと思います。
まずは、
あなたが月曜日の陽線を見て
何を考えたのか?
それを明確にしてください。
捉え方は大きく2つでしょう。
1.底を打った(上昇初動)
2.下落の押し目(短期逆行)
他にも、
底練りが始まったと捉える人や、
下落すると思ったから
空売りしたばかりなのに、
いきなり急騰して、、、
もはや読めない!
となっている人も
いるとは思います。
まずは、自分自身が
月曜日の陽線をどう見ているか?
ということを自問自答してください。
では、
核心に迫っていきましょう。
===============
まず、これは気づいている人と
そうでない人がいると思うので
最初に掲げておきますが、
勝敗を分けているのは、
『大きな値動き』です。
ゆっくりした値動きや
レンジのような値動きでは、
究極的には、
買い・売りどちらに
張ったとしても
大差はありません。
値動きが小さいということは、
利益も損失も小さいからです。
例えば、
買いで保有していた銘柄が
だんだん下落していったとします。
毎日、ちょっとずつ
含み損が増えていきますが、
その速度がゆっくりなので
考える時間もあるし、
そもそも大きな痛手にはなりません。
でも、
放おっておいたら、
ある日、ギュン!っと
大陰線が・・・
その直後の判断が、超重要です。
含み損が一気に拡大し、
ショックで狼狽していますが、
この瞬間こそ、
全神経を集中すべきときです。
しかし、多くの人は、
、、、
パソコンを閉じます。
、、、
人間は、複雑なことや
嫌なことに直面すると、
共通の行動パターンを取るのです。
「何もしない」
人生であれば、
何もしないことで継続が止まっても、
状況が悪化することは
あまりありません。
でも、投資では、
含み損が拡大したときに
何もしないことは、
状況の悪化に繋がる
可能性があります。
もちろん、放置して戻る
ということもありますが。
ですから、
含み損が拡大したときこそ、
というかむしろ、
含み損が拡大したとき
「だけ」でもいいので、
真剣にチャートに向き合うことです。
多くの人は
ちょこちょこ相場が動いているときに、
毎日何度もチャートを確認して
気にするくせに、
大きく動いたあとは、
まるで諦めたかのように
チャートを確認する意欲を失います。
そうならないように
してくださいね。
話を元に戻します。
買いで保有している銘柄が、
ある日、大きく陰線になった、
そのときの判断という話です。
判断の方向性は、
大きく2つに分かれます。
1.大陰線=暴落の初動
2.大陰線=追加買いのチャンス
のどちらと捉えるかです。
この判断で、パフォーマンスは
大きく分かれます。
当たり前ですね。
売買が真逆になるわけですから。
「1」と考えた人は、
損切りをするべきだ、と
考えるでしょう。
実際に損切りをするかは
わかりませんが、少なくとも、
損切るべきと考えるはずです。
その場合、
「しまった、、、また失敗した」
と考えるでしょう。
その反対に、
「2」と考えた人は、
嬉々として追加で買いの
エントリーをします。
もしも、更に下落したら
資金管理の制限の範囲で
すべて損切りする覚悟ですが、
少なくとも、今はむしろ
想定の範囲内(チャンス!)
と捉えています。
皆さんに気づいてほしいのは、
まったく同じ状況でも、
考え方によって、
「危機」にも「チャンス」にも
なり得るということです。
そして、大きく勝つというのは
逆行したときに、
「チャンス」と
捉えられたときのみに
発生するということです。
勘違いされると困るので
付け加えておきますと、
ナンピンせよ、と
言っているのでは断じてありません。
私が言っているのは
大きな上昇が利益に変わるのは、
短期的な逆行に動じない、むしろ、
追撃のチャンスと考えるほどに
先の展開が読めているときだけだ
ということです。
もっと言うと、
自分が狙っているのは、
◯◯日くらいの期間をかけて
大きく上昇していく値動きで、
その期間の一時的な下落は
折り込み済みのときだけだ
ということです。
つまり、自分の狙っている
投資期間を意識することが
とても大切ということです。
エントリーをするときに
どの程度の期間をかけて、
どの程度の上昇(下落)を狙って
入ったのか?
そのエントリーの理由に照らし、
対応するエグジットを
しっかりとしなくてはなりません。
ビジネスに例えて言えば、
3年後の需要のために
ビジネスを開始したのに、
開始半年で赤字になったのを理由に
ビジネス撤退をしたら、
辻褄が合わないですよ、
ということです。
なのでエントリーのときから、
想定と逆に行くことを
ありありと想像しておきましょう。
逆に動いたローソク足を
はっきりとくっきりと
イメージしておくのです。
さらに、ここまで逆に行ったら
損切りすべきだな、
ということも決めておく。
そこまでイメージしておけば、
あとはイメージした通りに
淡々と行動するのみです。
エグジットで狼狽する人は、
ほとんどの場合、
想定不足なのです。
というわけで、
月曜日に日経平均株価が
ちょっと強めに上昇しましたが、
ここが勝負の分かれ目です。
日経平均株価としては、
下落基調を覆すほどの
上昇ではありません。
しかしながら、人によって
資金体力は違うので、
損切りすべき人もいるでしょう。
または、今ポジションを
保有していない人は、
エントリーを迷っているかもしれません。
あなたが見ている足が、
・1時間足なのか
・8時間足なのか
・日足なのか
・週足なのか
によって、状況は全く違いますし、
適切な売買判断自体が真逆になり得ます。
メルマガや投資ニュースに
惑わされることなく、
自分自身の投資方針、
自分の狙う投資期間に照らして
冷静な売買判断をしましょう。
GOOD TRADE!!
Mr.K
<編集部のおすすめ>
自分のペースで投資を
初歩から学びたいあなたへ
日経225先物の基礎的な知識を
余すことなく学べるセミナーです。
安定して勝つための知識を
こちらで今すぐ手に入れて下さい↓
http://japan-i-school.jp/jim/takako_180711_17/
・ジャパンインベストメントスクール講師
・専業トレーダー
慶應大学大学院修了。某大手企業でサラリーマンとして仕事に燃える側ら、将来の資産形成のためにと思い2013年に株式投資に挑戦。有名な投資塾に入って必死に勉強するも、初年度は面白いくらい惨敗し追証を何度も経験。一度は投資を辞めようと思ったが、あまりの悔しさに諦めきれず、9日間の夏季休暇をすべて費やして朝9時から夜12時まで過去の株価チャートを見続けた結果、資金の流れに注目すれば再現性高く株価の未来を予測できることに気づく。その後研究を続け、経済学や金融工学を使った世間の投資手法とは一線を画した「物理学的アプローチ」による『CLEAR TRADE』理論を開発。また、9割以上の人が大敗して負けるメカニズムを数学的に解明し、厳密な資金管理理論を独自に発明。投資技術を論理的に解析・解説することを得意とし、WEBセミナーでの質疑応答はわかりやすいと人気。理論を応用し、自らAIインジケーターも開発。平日は朝8時から夜の22時まで働く現役バリバリのサラリーマンであったため、1日わずか10分の作業時間でできる投資スタイルを基本とし、それでも月利20%以上を安定的に稼ぎ出していた。2016年10月に会社を退職し独立。現在は、かつての自分と同じように株式投資でなかなか結果を出すことができない人の役に立つべく、スクールでの指導や個別コンサルなども行っている。これまでに1,000名を超える指導実績があり、自身のコミュニティに300名以上の参加者を抱えている。投資だけでなくビジネス、生き方についての考え方にも定評がある。2020年には、資金管理の原理を端的に解説した文章が、Quora(※)の投資関連質問でのベストアンサーに選ばれ、書籍に掲載された。
おっしゃるとおりです。
反省します。。
故人投資家さん(お名前がナイスですね)、コメントありがとうございます。
言葉のあやかもしれませんが、反省というより「納得」してどんどん取り入れてみてください。
投資には、何が正しいということはないです。ある意味、ゲーム感覚で攻略に挑むと楽しいし結果も伴いますよ!
Mr. K 先生
いつも大変わかり易い例え話楽しみです。
お陰で日々成長できてます。
ありがとうございます。
あー坊さん、コメントありがとうございます。
また、いつもブログを熱心にお読みいただきありがとうございます!
お役に立てていることがわかり嬉しいです。
何か質問があれば記載してくださいね。
またコメントお待ちしています。
Mr.Kさん
ご無沙汰しております。
予想に反する動きも明確にイメージすることで、
値動きに翻弄されない投資を目指したいと思います。
藤井さん、コメントありがとうございます。
ブートキャンプのチャットにチャート分析をした画像をどんどんアップするといいですよ!
藤井さんはまだ若いですから、物事を加速させる方法をアドバイスしますね。
それは、「思考を書き出す」ということです。ノートでもホワイトボードでもなんでもいいです。とにかく、頭の中だけで考えても全然だめです。書き出す、文字にする、図にする、ということをやってみてください。飛躍をお約束します。
自分は『保有して居るポジションの中でも最も高値の買い(或いは最も安値の売り)との価格差を見てどちらのポジションを取るかどうかを見て居る』のですが、連日下げて来ると、そう言う面も出て来る事も確かに有りますね(とは言っても、基本的に自分が損切をするのは、『他のポジションに置いてその損失を上回った利益が出て居る時』と、決めて居るので、『価格がちょっと自分の想定と逆に向かったからと言って即座に損切』と、言う事も無いのですが)。
この点に関しては、改めて自分も『自分の想定と逆に動いたからと言っても慌てるな。それもまた想定した事で有る』と言う気持ちを忘れずにトレードを行って行きたいですね・・・。
自分が採用して居るトレード手法は異なっているとしても、Mr.Kさんの話は自分にとっても大変貴重な内容だと思いますね・・・。
リナードルさん、いつもJISのブログにたくさんコメントいただきありがとうございます。
私は、他の講師と会ったことはありませんが、おそらく皆さん必死にブログを書いているので、リナードルさんのような方の存在はとても嬉しいと思います。私も嬉しいです。ありがとうございます。
>>基本的に自分が損切をするのは、『他のポジションに置いてその損失を上回った利益が出て居る時』と、決めて居るので、
これは、相殺決済という概念であり、とても高度な資金管理概念です。使いこなせているのは本当に素晴らしいです。もっともリスクを小さくする概念ですね。
最近相場が動いた時にM r.Kさんならどう考えはるかなと考えるようになりました。
とももさん、いつもコメントありがとうございます。
自分で言うのもなんですが、うまく行っている人の思考に重ね合わせて状況を考えることは、とても有効です。
人間は、すぐに自分のお決まりの行動パターンにハマってしまうので、ある意味「自分らしくない行動」を取ることは、結果を変える上で論理的に有効な方法です。素晴らしいですね。
Mr.k様
こんにちは☆
最近の値動きの読みずらさには、多くの方が戸惑ってあると思います。
その様な中、わかりやすい解説をありがとうございます。
「自分の狙っている投資期間を意識する」のは本当に大切なことですね!
なかなか思うように動きが無く、少々じれったく感じていたら急に上昇したり、急に下落したり、、まだまだ相場に振り回さ
れておりますが、、投資する銘柄を選ぶ時には、Mr.k様のDAY1で教えて頂いたチャートの読み方が、頭に浮かぶので、以前より判断が早くなりました。
また、以前は、ロスカットを逆指値でいれておくということすらしていなかったという危険な状態でしたが、最近は、しっかりロスカット設定しています。
あとは「利大」を目指すのみです。今は、、損は小さくなりましたが、利益も小さいので。。資金管理をマスターして利益を伸ばしたいものです。
昨日は、吉野家ホールディングスが大きく暴落していて、びっくりしました。私は持っていませんでしたが、上昇中だと思いエントリーしたばかりの方にとっては、ドキッとする暴落ですね。
吉野家は、春に一旦暴落して、戻していたので強いかなと思ったら、、最近少しずつ資金が流出しているような形に見えました。
ここからの勢いが、、どちらに向かうかですね(>_<)
我がことのように考えてみています。
今、三銘柄保有中ですが、少しずつ含み損なのですが、ロスカットいれています。チャンスの方であると嬉しいです。読みが外れたらロスカットで「損小」です(笑)
Mr.k様に感謝です(*^_^*)
なおさん、いつもコメントありがとうございます!
しっかりと学んだことを素直に実践されている様子が伝わってきます。トレードは確率論の側面がありますから、有効性のある理論に基づいて、とにかく淡々とやることが大切です。当たろうが外れようが、本質的にはどこかに偶然の要素が入っているわけですから、舞い上がったり落ち込んだりする必要はないです。
またコメントお待ちしていますね。