年末までの株式相場を予想します

2018.10.10
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From:奥村尚
東京のオフィスより、、、

おはようございます。

今回は、年末の株価を予想してみます。

そのための準備として、
まず今年度のドル円レートの推移を、
日米の金利と比べて説明
してみようと思います。

下図のチャートをご覧ください。

9月をなるべく合致させるように
スケールをとっています。

1525907152381

9月の1ヶ月間の動きは
きれいに為替と金利が比例していますね。

このチャートから読み取ると、
米金利が0.1%変化すると、1.4円ほど円安になります。

小学校で習う、いわゆる比例定数ですね。

実際に9月、0.2%の利上げが決定されましたが、
市場金利も0.2%上昇し、

ドル円市場は110.96円から
113.66円(+2.7円)に上昇しました。

0.1%あたり1.4円の円安になるので、
0.2%では、その倍1.4 x 2 = 2.8円の
円安になる数式にほぼ当てはまっています。

そして、年末までのFOMCとよばれる米当局の会議で決める
金利上げ幅は0.25%になる確率が高い、とします。

(実際、米国の先物オプション市場では、
それを暗示する値決めになっています)

もし、0.25%上がると、
ドル円は1.4 x 2.5 = 3.5円ほど
円安方向に向かいます。

今のままの金利と為替の関係が
保たれている場合、

現在113.5円とすると、
年末に117円になるということです。

さて、その時に、
日系平均はいくらになるでしょう。

次に、為替と日経平均の関係を
チャートに示します。

1525907152381

この関係も、きれいに比例していますね。

そうです、この9月以降、為替と株と米金利は、
きれいに一致して上がっているのです。

9月の関係から為替と株の動きを読み取ると、
為替が0.1円の円安になると、
日経平均は60.3円ほど株高
になります。

これも、やはり比例定数です。

3.5円の円安になるなら、
その35倍株高になります。

60.3 x 35 = 2100円です。

今より2100円高くなるので、
2万6000円くらいになります。

9月の米金利、為替、日本株の関係が、
今後も保たれるとすると、
この水準まで日経平均は上がります。

しかし、9月の関係が
今後も続くとは限りませんね。

なぜなら、さっそく10月に入ってから
米金利が上昇すると、
今までと反対に米株安になってきました。

米金利は、今までも、
この先も上昇してゆくのですが、

9月までは金利の上昇と株高の関係があったのに対し、
10月に入ってから金利の上昇は
株安をもたらし始めたかもしれません。

では、なぜその流れになったのかを
理解しておく必要があります。

今回説明したような、
比例関係が使えなくなるからです。

色々な理由がありますが、
例えば11月に米国の中間選挙、
欧州のブレクジット

などが関わっているでしょう。

その行方もだんだん
明確になってくる時期です。

その展開次第では、
9月までの関係が崩れてくるでしょう。

まぁしかし、こうした
問題含みではありますが、
9月の関係がまだ存在している場合、

これから年末にかけて、
2000円くらいの上昇があってもおかしくはない、
ということになります。

話半分でも1000円ですから、良い話ですね。

今回ご紹介した方法は、
金利感応度分析
といわれる方法の入門
ですが、

金利が相場を決めるという考え方は、
ファイナンス学の基本中の基本なので、
知っておくと良いと思います。

奥村尚

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奥村尚
奥村尚
・ジャパンインベストメントスクール講師 ・マーケット アナリスト ・マーケットの魔術師 20兆円もの運用資産をもつ米国大手ヘッジファンド株式投資部門スーパーバイザー、自身も日本でヘッジファンドを主宰。日本証券アナリスト協会会員。 1987年、都立大学大学院工学研究科修了(テーマは人工知能)。日興証券入社。投資工学研究所にて、数々の数理モデル開発に携わる。スタンフォード大学教授ウィリアム・F・シャープ博士(1990年ノーベル経済学賞)と投資モデル共同開発、東証株価のネット配信(世界初)なども手掛ける。 2000年 東証マザーズ上場第一号のインターネット総研で金融事業を統括。 2002年 イスラエル天才科学者とベンチャー企業設立、人工知能技術を商用化し空港に導入。 2004年以降は、金融業界とIoT業界の交点で活躍。最先端の人工知能とアナリストの相場適応力を融合させた投資モデルMRAを完成し、内外の機関投資家に提供する。この投資手法は、最低25%/年以上の収益を「MRAを使う誰にでも」もらたしている(一度も元本割れなし)。 2015年 個人投資家へMRA情報提供開始、さらに投資塾を通してお金の知識を広め、ゆたかな生活の創造に貢献している。 趣味は、オーディオの機械いじり。ワインやウィスキーをたしなむこと。スポーツも好きでスキー、スケートは自称特級(そんなものはない)、エアロビック競技を10年ほどやっている(NAC マスター男子シングル 9連覇中、2014-2016日本選手権千葉県代表)。ただし、「かなずち」であり、球技も苦手である。

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One thought on “年末までの株式相場を予想します

  1. +3万で、ー47万になった。値段が大刻みの銘柄は、高橋先生みたいにディトレで大きく取れる。野村証券は大型株で売りも多く、小刻みで0.1円単位だから損は少ないが上がった後、小刻みに値段が下がり大きな金を投資しても、利益がとれない。高橋先生の方が利益が大きい。だから、四季報を見て、買い銘柄情報を株ウォークやノートに書いておくといい。株ウォークは通信障害が他人に知らせるとき妨害されておこる。だから、ノートに書いておくと、インストールし直すときそれを写すといい。勘でするのもいい。いい頃合いだ。

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