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From:中野英
都内の自宅より、、、
今年も残り、3か月少々。
華やかな夏のイベント・そして大型連休も終わり、
ちょっぴり《寂しさ》が漂う季節にもなりました。
相場の方も、何とも言えない《無気力感》が漂っていますね。
これまでの下げた後は・・・
※ 売りが枯れた中を、
《公的資金》と《取り残された売り方》の買いで、フワフワと上がって行く
・・・という動きになることが多かったのですが、
今回はそう甘くはなかったようです。
※ 《20000円》からの第一波
※ 《19000円》からの第二波
そしてその後も、規模は縮小しましたが、
断続的に売りが出続けています。
《四面楚歌》状態の公的資金。
国による株価下支えを《善し》とする日本と中国の株式市場は、
似たような値動きをすることがあります。
一つは、買う理由がないのに株価が支えられてしまうため・・・
※ 下げるでも・上げるでもない、投資家にとっての魅力が失われていくという悪循環
もう一つは、公的資金の買い付け拡大をネタに・・・
※ バブル的な相場が起き、それが終わるとただ静かに沈む
経済政策では・・・
※ 困ったら、とにかく《金をばら撒く》
・・・《ビジョン》が全くない《場当たり的な》対処療法で、
負債の先送りばかりを行うのもまた同じ。
これまでと同じ轍を踏みかねない流れになっています。
最近株式投資を始めた方にはイメージしづらいかと思いますが、
この状態が続いていくと最悪・・・
※ 徐々に商いが減少していって、どこかの株価水準で売買も値動きもなくなる
《凪状態》
・・・というところに行きつきます。
当然と言えば当然です。
もし、それだけの価値がない株価水準で
下値を固定されてしまったら、買いは入らないでしょう。
かと言って、投機家の《空売り》も入らないでしょうから、下がるわけでもない。
《空売り》が入らないから、《買戻し》も入らない。
よって・・・
★ 《売り》も《買い》も入らない。
まさにこれ、『2000年代前半の日本の株式市場』そのものだったわけですが・・・
今はただ、一日も早く《公的資金》の買い余力が尽きてくれるのを待つばかりです。
そうすれば・・・
※ 企業価値・株式市場・そして《日本の価値》etc.・・・
・・・それら踏まえた、もっと《自然な値動き》が見られるでしょう。
《投機家》《個人投資家》は・・・
※ 巨大な投資家の売買があって、初めて収益機会を得られます
・・・売られるべき時は売られ、買われるべき時は買われて、
初めて『相場は生き物』となります。
自然界と同様に、不健全な株価の塞き止めは・・・
※ 《崩壊》という大惨事を引き起こします
私たちに出来る、唯一のことは・・・
※ 自然に合わせることのみ
・・・今後の株価が上がっていこうと下がっていこうと、
それが《歪みの結果》でないことを祈るばかりです。
中野英
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