休みだした相場

2015.9.29
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From:中野英
都内の自宅より、、、
 

夕暮れの時間も徐々に早まりだして、
街中に少し静けさが出てきたように感じます。

気候の方も、肌寒さを感じる日が出てくるようになりましたね。

国内景気はパッとせず、株式市場も商いが減少傾向。

総じて・・・

※ 資金の動き

・・・というものが鈍っているように見えます。

『不透明要因が溢れすぎているから、
リスク資産である《株式》を売る』という流れから・・・

『不透明要因が溢れすぎているから、何もしない』という流れへ・・・

しかし《投機家》は、その『投資家が避ける』相場で暗躍し続け、
短期間に乱高下を繰り返し・・・

かつ、いつ何が起きて大きく動き出してもおかしくない環境は、そのまま・・・

投資家心理を代弁すれば・・・

※ 『どうしても売らなければならない状態』は過ぎ去ったが、『買う余裕なんてない』

※ 『ノーポジ(ポジションなし)最強相場』

・・・そう言っていいかもしれません。

そういった感じで《投資家が眠りだした相場》ですが、
最近株式投資を始めた方は、どのような行動を取っているでしょうか?

無理して、取引をしていませんか?

これは、株式投資に限らず《勝負事の鉄則》と言ってもいいですが・・・

※ 《休みなし》に勝負をするような方は、総じて『敗者』となります

・・・当たり前のことですが、《勝ち続ける》なんてことは、人間には出来ません。

勝負事に強い人と言うのはどの世界にもいますが、共通していることは・・・

※ 勝負所を知っている

・・・その《一隻眼》が優れています。

野球の好打者は、《選球眼》を持っていますね。

好投手は、《絶対に抑えるべきところ》を知っています。

厳しい言い方をすれば、《常に勝負をしているような方の勝ち》は大抵・・・

※ 運が良いだけ

・・・《力》ではなく《運》です。

だから、続けていけば、最終的に《敗者》となります。

『果報は寝て待て』という諺があります。

これは・・・

※ やるべきことをやったら

※ 無駄なことはしない方が良い

・・・そのような意味です。

少し言い方を変えると・・・

※ やるべき時はやって

※ 休むべき時は休んだ方が良い

・・・そのように言い換えることも出来ます。

もう一つ・・・

※ 相場は悲観の中に生まれ懐疑の中に育つ

・・・という《相場格言》があります。

投資家のほとんどが悲観するような環境になった場合、
当然大量の売りが出ますが・・・

※ 《売りたい投資家の売り》が出切ってしまったら、
  それ以上に下落することはなくなります

・・・そして、当初は《懐疑の目》で見られる
   『良い兆候』が出始めて、相場は上昇していきます。

『今がそうだ』とお考えの方もいると思います。

確かに、様々な不安材料を嫌気して、大幅に売られました。

しかし、自分から見れば、ここまでは《悲観》ではなく・・・

※ (負の)《懐疑》

・・・《懐疑》が杞憂に終われば再び買い手も活気を取り戻すでしょうが、
   もしこれが《悲観》へと変わってしまったら・・・

あくまでも、どちらに転ぶかは分かりません。

そう・・・

※ どちらに転ぶか分からないから、仮眠を取って『様子を見ている』

今現在の環境が・・・

※ 『嵐の後の静けさ』なのか

※ 『嵐の前の静けさ』なのか

・・・しっかり考えていきたい場面です。

皆さんは、きちんと『休んでいますか』?

もし『休んでいない』で疲れているとしたら、
たまには《ふて寝》してみるといいかもしれません!?

 

中野英
 

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