From:不動修太郎
都内の自宅より、、、
上の写真は、クアラルンプールに
14世紀に建てられた「連邦議会ビル」です。
私は、2001年迄の6年間マレーシアの首都、
クアラルンプールに住んでいました。
そのマンションの隣は、宗教的、歴史的に
結びつきが強いサウジアラビアの大使館。
その2つ先のブロックには
アメリカ大使館があり、その
また隣が日本大使館でした。
そういう環境なので、当時住んでいた
街中に近いマンション(コンドミニアム)の
住民は大使館職員、日系、欧米系の
企業の赴任者が主体でした。
今は、そのマンションには韓国系、
中国系の会社員の住民が増え、
加えて日本人定年退職者が
沢山住むようになっています。
マレーシアには、
マイセカンドホーム・プログラムという
長期滞在者の優遇制度があります。
そのプログラムには
就労時間に厳しい制限があるのです。
ですから定年退職した人達が対象になり、
多くの日本高齢者がそのプログラムを活用しています。
私は仕事で今でも年に何度も
マレーシアに行っていますが、
郊外に沢山の建設中のオフィスビル、
マンションを目にします。
一方で、クアラルンプールに住んでいた頃に
私のマンションのすぐ隣に建設中だった
マンションが7割ほど完成した所で
工事が中止になり、廃墟になりました。
マレーシアでは建築が始まった
段階でテナント(入居者)を募集します。
そして入居者が集まらないと建設業者が
倒産する事が多く、その建物は建築中に
放置されてしまうことも多いのです。
こちらはクアラルンプールの
ペトロナス・ツインタワーです。
マレーシアでは、今でも
平均給与が上がっているし、
人口がどんどん増えています。
ですから一部のコンドミニアムの
価格は上がっています。
私の先輩が500万円で買ったマンションは、
5年で2000万円程の評価額に
跳ねあがりました。
ですから不動産の
需要が増えていることは
間違いありません。
その一方で、マレーシアでは
不動産の需要を上回るスピードで
供給が伸びています。
ですから、
値段が高くなるマンションがある一方で、
工事が中断する物件も多いのです。
これは、マレーシアのペナン島に
あるアジアで最も古いカトリックの教会
こちらもペナン島の
湾岸のリゾートホテル。
同じく湾岸のマンション。
需要に対して
供給が少なければ、
価格は上がります。
逆に需要が少ないのに
供給が多くなれば、価格が
下がる傾向になります。
これが市場の原理ですね。
例として、ダイヤモンドは採掘量、
つまり供給が少ないので、値段が高いです。
また東京の銀座の土地は歩いて
回れるほどの広さであり、
広がることはありません。
ですが、
銀座で商売をしたい人が
とても多いので、値段が
下がりにくいのです。
一方のマレーシアは、大都市といえども
ジャングルに囲まれています。
その気になれば、いくらでも
土地を広げ、マンションを
建てることが出来るのです。
そのために需要が多くても
それを上回って供給が増える
可能性があります。
東証一部の投資家を調べてみた所、
売買高ベースではおよそ7割が
「外人」と言われる、海外の投資家でした。
このように投資マネーの
動きが国際化しています。
ですから、
途上国の景気が怪しくなれば、
その資金はさっとその国から
引き上げられ、別の国に投資されます。
その場合は先進国に
投資されやすいです。
このように、投資マネーの
動きは国際化しています。
専門用語では
「資金の流動性が高くなった」
と言いますね。
そのため、
最近の株、債券などへの
投資マネーは昔と比べて
逃げ足が速くなっています。
ですから、日本の株を買うにしても
世界的なお金の流れをしっかりと
見る必要があります。
不動修太郎
今日も記事を読んでくださって
ありがとうございます。
こういう視点も投資には必要です。
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・ジャパンインベストメントスクール講師
・株式、FX、海外不動産など投資全般に精通
・現役サラリーマン投資家
大学卒業後、メーカーに勤務。1984年頃より国内株式投資を開始。東南アジア赴任中、アジア通貨危機という経済的激動を実体験。アメリカ、中国などへ100回以上の訪問で、語学と国際金融感覚を養い、海外での投資を始める。99年から、香港、ベトナム、ロシア等株式投資、海外預金、FXなどを開始。サラリーマンを続けながら、投資活動を通じ、多数の富裕層、著名人と親交があり、高額セミナー講師、会員制クラブの顧問となる。
また、これまでの投資経験、海外での経験から得た、幅広い知識と信頼感のある人柄が人気を呼び、立場が同じサラリーマンや投資の勉強を始めたいという女性まで幅広く絶大な支持を得る。