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From:中野英
都内の自宅より、、、
世界情勢に暗雲が漂っている今日この頃、
皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
『誰が売ってるの!?』
見ての通り、外国人投資家ですね。
もしかしたら、日本の投資家の投げも出始めているのかもしれません。
『なんで売ってるの?』
さて、一番の理由は何なのでしょう?
中国?
新興国?
ファンドの損失?
もしかしたら、全部当てはまるかもしれません。
ただ、《理由》の中で絶対に欠かせない要素が・・・
※ 金融政策
・・・市中に出回る紙幣の量を調整する、大切な役割です。
実は、マーケットにとっては・・・
※ 企業業績などより、よほどマーケットへのインパクトが大きい要素
・・・理由は簡単なことです。
株を買うには《紙幣》が必要です。
その《紙幣》を発行する中央銀行が、
より紙幣が流通しやすい(借りやすい)ような手段を取れば、
当然・・・
※ 投資家の手元にも《紙幣》がやってきます
・・・投資家の紙幣が増えれば、株式市場の《買い余力》が増えて、
株価は上がりやすい環境になります。
これが、《金融緩和後》に株価が大きく上昇した原動力であることは、言う間でもありません。
しかし、中央銀行は《紙幣量》は調節できても、
その紙幣が『どこへ行くのか』『何に使われるのか』までは調節出来ません。
サブプライムローンの時は、金融緩和によって出回った紙幣が、
不動産や商品市場に回って価格が高騰・・・
※ 新興国での食物不安 ・ 不動産バブルとその崩壊
・・・という負の連鎖を引き起こしました。
そしてその後、後遺症からいち早く立ち直るため、
より強力な《量的緩和》という手段を取りました。
《紙幣の発行量》そのものを、増やすというものですね。
ジャンジャン『お札を刷る』と表現すれば、分かりやすいかもしれません。
その紙幣は、様々な使われ方をしました。
その中の一つが・・・
※ 株式投資
・・・次から次へと刷られる《紙幣》で、
次から次へと《株》を買い漁った訳ですね。
しかし今、その政策の重要な分岐点を迎えています。
アメリカの中央銀行である《FRB》による金融引き締めが、
行われるかどうかが焦点になっています。
まずは《利上げ》。
借入時の金利が上がるわけですから、お金を借りにくくなります。
それは同時に、株式市場への資金流入も細る可能性を示唆する訳ですから、
大きな《マイナス材料》。
そして、その後順次、それまでばら撒いてきた
《紙幣》を回収していくという作業に移っていきます。
ここまでくると、短期的には間違いなく、
株式市場から資金が逃げることになろうことは、分かりますね。
問題は、今までばら撒いていた《紙幣の量》。
それがあまりにも膨大な量であるために、
引き締めによる《マーケットへの影響》が、
未だに計り知れていない部分があります。
何と言っても、人類の歴史の中でも、
過去に経験したことのないことを始めようとしている訳ですから。
それに対して、実は一昨日、ヨーロッパの中央銀行である《ECB》は、
『追加の金融緩和』を匂わす会見をしました。
当然これは、株式市場にとっては好材料。
特にヨーロッパ株は、その直後、一気に買いが入って上昇しました。
そして、時間を置いてオープンした、ニューヨーク株式市場。
こちらもまた、ECBの追加緩和期待で大幅に上昇する時間帯があったのですが・・・
その後、失速。
結果として、『いってこい』の形となりました。
まさに・・・
※ ECBに対する期待からの買い
※ FRBに対する警戒からの売り
・・・この二つが、真正面からぶつかり合ったような値動き。
そして昨日、日本のマーケットでどのようなバトルが繰り広げられるかといった、
注目の一日だったのですが・・・
結果は・・・
・・・見るも無残な、《売り一色》の一日でした。
世界経済への懸念もさることながら、
マーケットにとっては、より直接的に影響してくる《金融政策》。
世界の投資家が、何に期待し、何を恐れて、その行動を取っているのか。
ぜひ皆さんも、『投資家の目線』になって、
《心理》そしてそこから派生する《行動》を、読んでいってほしいと思います。
中野英
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日経平均株価、乱高下してますね。
取引怖いです(^_^;)。
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