From:不動修太郎
都内の自宅より、、、
大人になると1年は、
あっという間に過ぎるように
感じることが多いですね。
私の母は昨年の7月に、
部屋の中で転んで骨折し、
入院して手術を受けました。
それを含め、2回入院し、
11月に帰らぬ人に。
年末には、母の四十九日の
法要を済ませましたが、
昨年は長い1年でした。
脳科学、心理学によると
人間は未経験の体験をすると
それが印象に残り、時間を
長く感じるそうです。
ですから、
一般には年齢を重ねるにつれて、経験が増え、
未経験の体験をすることが少なくなるので、
時間が速く流れるように感じるとのことです。
そういう理由なのか、
私にとって昨年一年は
長く感じた1年でしたね。
今年1年は、
どのような年になるのでしょうか?
長く感じるのか?
短く感じるのか?
為替はというと・・・
ここ最近はトルコの通貨、
リラの為替見通しについて
聞かれることが多くなりました。
なぜなのでしょう?
トルコは国内と周辺国に
紛争の怖れを抱えています。
テロ、戦争などの事件は突然起きるので、
経済的な動きと違って事前に予想する事は困難です。
トルコに限らず、紛争地域に近い途上国の通貨は、
紛争の影響を大きく受けるためにボラティリティ
(変動の幅)が大きいものです。
もしトルコの周辺で事件が起きると
トルコリラは急落するでしょうし、逆に
危機が去れば、急上昇することもあります。
では、トルコリラの
値動きを見てみましょう。
下の図1は
トルコリラ/ 日本円の
直近までの長期チャートです。
図1を見ると
最近のトルコリラは
安値圏にありますね。
ですから、
安くなったトルコリラを買いたい、
あるいは既に買ったという人が
増えているのですね。
次にリラの最近の
値動きを見てみましょう。
上の図2は
3か月強のチャートです。
水平の破線はトルコリラが折り返した、
あるいはもみ合ったレートです。
こういうレートを「節目」と言います。
最近のトルコリラはちょうど
その節目のレートに差し掛かっています。
また、最近の値動きの高値を結んだ
レジスタンスライン(黄色の直線)と
安値を結んだサポートライン(赤い直線)を見て下さい。
最近は値動きが
小さくなってきていますね。
これはトルコリラを
買っている人と売っている人の人数が
ほぼ同じなので上にも下にも動かなくなって
値動きがだんだん小さくなっているのです。
これを三角持合いといいます。
この状況は綱引きで
2つのチームの力がほぼ同じで
綱が動かなくなった状態と似ています。
この力のバランスが崩れると・・・
上か下に急激な動きが
出る可能性があります。
ですから、
これから新たにポジションを持たず、
方向性が出るのを待つのが得策でしょう。
というのも、、、
チャートの形、これまでの値動きからすると
上がる可能性が高いと見えますが、
トルコの国内外の状況によるからです。
このようにチャートから
投資家の心理を読むことにより、
相場を予想できるようになります。
今年も悔いの無いように
過ごしていきましょう。
不動修太郎
・ジャパンインベストメントスクール講師
・株式、FX、海外不動産など投資全般に精通
・現役サラリーマン投資家
大学卒業後、メーカーに勤務。1984年頃より国内株式投資を開始。東南アジア赴任中、アジア通貨危機という経済的激動を実体験。アメリカ、中国などへ100回以上の訪問で、語学と国際金融感覚を養い、海外での投資を始める。99年から、香港、ベトナム、ロシア等株式投資、海外預金、FXなどを開始。サラリーマンを続けながら、投資活動を通じ、多数の富裕層、著名人と親交があり、高額セミナー講師、会員制クラブの顧問となる。
また、これまでの投資経験、海外での経験から得た、幅広い知識と信頼感のある人柄が人気を呼び、立場が同じサラリーマンや投資の勉強を始めたいという女性まで幅広く絶大な支持を得る。