From:MAX
都内のトレーディングルームより、、、
おはようございます、MAXです。
今回は地合いを見分ける指標、
「騰落レシオ」の見方について
解説していきます。
まず近々の騰落レシオは
下記サイトで確認できますので、
見たことがないという方は
覗いてみてください。
https://nikkei225jp.com/data/touraku.php
騰落レシオとは、
市場で値上がりしている銘柄と
値下がりしてる銘柄の比率を出して
市場全体の過熱度を
見ることができる指標です。
平たく言うと、
市場が今買われすぎているのか?
売られすぎているのか?
そのバランスを
見ていくということですね。
騰落レシオは
一日の取引が終わってから
算出される指標でなの、
いわば「後出し的指標」とも言えます。
しかし逆に言えば、
日中仕事で株の値動きが見られなくても
帰ってから、
その日の相場状況が分かるという
特徴があります。
騰落レシオの集計期間ですが
5日や10日など一般的に視点となるスパンは
さまざまです。
その中で最もオーソドックスなのは
25日騰落レシオだと言われています。
私自身のトレードでも
使用しているのは25日騰落レシオです。
また騰落レシオには
数値的な目安があります。
騰落レ氏=100が、
売られすぎでもなく買われすぎでもない
最もニュートラルな状態です。
そして、この100を切ると売られ気味、
100を超えると買われすぎだと
考えることができます。
一般的には70以下で売られすぎ、
120以上で買われすぎだと捉えられています。
しかし、これらは
あくまで一般論であり
目安でしかありません。
歴史に残る暴落では
50台を記録することもありますし、
強気相場では120以上のまま
更に高値を更新し続けることもあります。
この数値だけを当てにしていると
騰落レシオのバランスが偏った際、
たとえそれが一時的なものでも
バランスの悪い極端なトレード戦略を
とってしまって
資産を必要以上に
溶かしてしまう恐れがあります。
では、騰落レシオを見ていく上で
数値よりも大切なものは何か?
それは、【数値の推移】です。
例えば、70を割って売られてきたものが
一回底を打って反発し
100前後の数値となっている場合、
数字の推移を追っていれば
反発の流れがあったことに気付けますが
数値だけを追っていると
その流れに気付くことはありません。
騰落レシオは冒頭でも触れたとおり、
市場の過熱度から地合いを導き出せる指標です。
うまく活用できれば、
トレードで勝負をかけるべきタイミングも分かります。
しかし、その分かれ目は
数値の推移を追えているか、いないか
前後の脈絡を理解できているか、そうでないか
にあります。
ぜひその点に注意して、
1日1回は騰落レシオをチェックするように
習慣付けてみてください。
それでは。
MAX
・ジャパンインベストスクール講師
時価総額の小さい小型急騰株のトレードを得意とし、資金の流れを読む卓越したスキルを持つ。1トレード1億円、年利6,000%といった錚々たる相場師たちに師事し、彼らから急騰株トレードの薫陶を受けてきた。「小資金から倍々ゲームで稼いでいくのがカッコいい」をモットーとし、4000名以上の受講生を指導してきた。
有益な情報ありがとうございます。
数値の推移と前後の脈絡、注視して見てみようかと思います。