日経平均マイナス500円は小さな下落!?

2021.3.5
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From:MAX(マックス)
自宅のトレーディングルームより、、、

おはようございます、
MAXです。

最近の日経平均のボラティリティに翻弄
されていませんか?

「日経平均1200円越えの下落」
といったニュース記事を見て、

「暴落が来るのではないか」
と不安に思われた方も
いらっしゃるのではないでしょうか。

昨日も700円近く下落し
日足の25日線を大きく下抜ける
展開となっています。

こうした状況下でよぎるのは
暴落」の2文字かと思いますが、

暴落の見極め方は以前私がブログを
出しているのでこちらを
参照してください。

https://j-i-s.info/j-i-s/nikkan_210122/

いずれにしましても最近の株式市場は
2月末から不安定さを増しています。

金利急上昇や米国の指標、
米国株価自体によって
株価が上下する状況となっています。

では実際に、どのくらいの水準が
警戒する指標にすべきなのか

また仮に大きく下げたとしても
そこまで警戒しすぎる必要はない

というお話をさせていただきます。

例えば、日経平均が
マイナス500円下がったとします。

マイナス500円というのは
大きな下落に感じる方も多いでしょうが
私にとっては大した下落ではありません。

というのも500円という幅は
かつてよりも日経平均が大きく上がっているので
母数の値も大きくなっています。

だから下がる場合も前と同じ率だったとしても
金額は大きくなるということになります。

具体的に話していくと
4年前の2017年の日経平均は
1万5000円から1万7000円ほどで
推移していました。

現在は日経平均は3万円なので
およそになっていることがわかります。

当時の日経平均1万5000円に対して
500円の下落というのはおよそ3%の下落
ということになります。

一方で今の日経平均で500円の下落は
およそ1.6%であり、
ちょうど半分ほどの数字になります。

このように前の日経平均の状態で
500円の下落は大きいと
思われるかもしれませんが、

現在は日経平均自体も上昇しているため
500円の下落は規定の範囲内のボラティリティ
言えるでしょう。

ですから大きな下落に見えても
実はそうでもないということが
言えるので気をつけてください。

とはいえ、
相場の不安定さが増しているのは事実です。

雇用統計の発表やメジャーSQなどで
3月自体相場が不安定な時期なので
引き続き警戒はしておく必要はあるかな
と思います。

最後にどれくらいの下落を
大きな調整として見ればいいかというと

個人的には1日の平均の下落幅が
株価の2.5%以上
だと大きな下落
と見ていいでしょう。

現在日経平均が2万9000円ほどですが、
それの2.5%である700円ほど下げたときは
大きな下落と思っていいでしょう。

この基準に照らし合わせると
昨日の下落は大きな下落と
捉えられます。

これを4年前の15000円当時の水準に
当てはめると375円であり
現在では大したことがない数字ですが、
当時は大きな数字だったかと思います。

ですから日経平均株価の大きさによって
大きな下落と思われる値も変動する

ことがご理解いただけたかと思います。

こうしたことからも
私個人的には2.5%を基準にしている
ということで参考にしてみてください。

不安定な相場ではありますが
引き続き頑張っていきましょう。

それでは。

MAX

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One thought on “日経平均マイナス500円は小さな下落!?

  1. いつも拝読し 勉強させて頂いています。引き続き優雅な解説を宜しくお願いしますm(__)m

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