売り時の判断基準を解説します

2020.12.11
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From:MAX
都内のトレーディングルームより、、、

こんにちは、MAXです。

突然ですが、投資をしていて、
どこで売ればいいのか
を自信を持って判断できていますか?

今までにも
「もっと利益を伸ばせたのに早く売ってしまった」
「ずっと含み益の状態で持っていたら
逆に捕まってしまって含み損にしてしまった」
いろいろあると思います。

今回は
どういう判断基準で売り時を考えればいいのか
についてお話ししていきます。

今回お話しする内容というのは
ある程度あなたが保有株を持っていて
含み益がある状態、

もしくは持っていなかったとしても
全体で株価が上がってきたな
ということがわかる前提でお話をしていきます。

そもそも売り時の大事な考え方は

最後までついて行かなくていい

ということです

言い換えるならば、
最高値まで追うな
ということです。

相場には格言で
『頭と尻尾はくれてやれ』
という言葉がありますが

「尻尾はくれてやれ」
というのが今回の考え方です。

過去のチャートを見ると
ここで売っていたら2倍になっていたのにとか
どれくらい儲かったのかということを
売った後から考えてしまいますよね。

ですが、過去だからわかる
「天井」を目指さない
でください。

その理由は二つあります。

一つは
最高値まで行くと大抵急落に巻き込まれるからです。

最高値ということはつまり
次の日からは下落トレンドなってくるわけですので
その下落にまず確実に巻き込まれます。

さらに株価が上がってると
変動幅も大きくなってます。

そのため急落に巻き込まれ、
含み益が大きく減ってしまう確率が
高くなってしまうということです。

場合によって
上がりすぎた銘柄は
天井から連続ストップ安とか
全然あり得るので、

相場に最後まで付き合うということは
大きな損失を被る確率を伴っているということに
なります。

それに加えて、
そもそも最高値を当てることは
不可能と考えてください。

歴代のトップトレーダー達でも
最高値を当てることは難しいので

そもそも難しい勝負をしようとしている
という事を認識した方がいいです。

ですから、
売ってしまってから
しばらく上がってしまって悔しい
と思うくらいがちょうどいいです。

忘れてはいけないことは、
私たちが目指すことは最高値を当てることではありません。

優先すべき事項は
確実に利益を確保することです。

利益を減らすリスクを覚悟の上
相場の最後まで付き合うにしても、

保有株の一部を利益確定し、
持っている株数を減らすといった
工夫が必要かと思いますので

まず最後まで追わなくて
オッケーだという心持ちでいてくださいね。

その上で売り時の基準を話します。

売り時の基準の最初は

個別指数とも
ローソク足のボラティリティ、
つまり株価の変動幅が小さくなっている時です。

強く上昇する株というのは、
皆様もわかるとおり
力強いローソク足です。

一回下がったとしても、
もう1回抜けて反発していくっていう形が一般的ですが、
結構大きく変動します。

なので力強くローソク足が
実態を伴っているときはいいのですが、

動きが鈍くて
ある程度高めのラインで止められてしまい
どっちに株価が抜けるのかわからない、

おまけに出来高なども小さくなってきたときは
売り時の基準の一つとしております。

理由としては、
株価が上昇しているのに
資金が入って来なくなってきているということ、

ローソク足の動きからわかるように
全体として様子見の動きが強くなってきているということ。

そういう理由であります。

さらにローソク足だけじゃなくて
ボリンジャーバンドの広がり具合もみます。

これは、ボリンジャーバンドが
一回開いてから収束してきてかつ、
バンドの中心線にローソク足が近くなってきて、
ローソク足の動きも鈍くなってきている時です。

そうなってきた場合、
少し売りを考えたほうがいいかな、
と考えています。

これはテクニカル的と言いますか、
チャートから見た売り時と言えます。

二つ目の売り時の基準は
全体指数を見ます。

つまり、個別の株価要因ではなく
全体から資金が抜けることによって
その株の株価からも資金が抜ける可能性が高い、
と考えます。

全体の資金の抜け具合は
いくつか指標があるのですが、

一番わかりやすいのは
外国人投資家の売買動向です。

特に大型株の場合は特に
国内の投資家よりも海外の投資家の方が売買量が大きいので
彼らの動きには注目した方がいいです。

ただし、外国人投資家の動向は
1週間ほど遅れて開示されるので
ちょっと後出し的な指標にはなるのですが、

彼らが売りを始めたときは
注意した方がいいでしょう。

これらが全体的な話となります。

このように
複数のポイントから売り時を判断しましょう。

最後にまとめとなりますが、

一番は
最後まで追わない
ということです。

最後まで利益を伸ばしたいがために
天井からの急落に巻き込まれたりですとか、

結局売り時を逃して含み益が十分にあったのに
最後微益もしくはマイナスで売ってしまうことになるとか
全然ありますので

多少早かったくらいの株価で
売ってしまって全然問題ない
と思います。

そこで成功体験を積み重ねて
さらに利益を伸ばすためにはどうすればよかったかなどを
考えるきっかけにもなりますし

資金さえ残っていれば
いくらでもチャンスはあります
ので
そのような心づもりで投資してもらえたらと思います。

はい、ということで
相場も年末に差し掛かっていきますが
頑張っていきましょう。

それではまた来週のブログで。

MAX

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One thought on “売り時の判断基準を解説します

  1. おはようございます。株好きと申します。
    毎週たのしみにしております。
    今週は知らないことが多くとても勉強になりました。
    来週もたのしみにしております。

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