PER100倍は割高じゃない!?

2021.4.16
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From:MAX(マックス)
自宅のトレーディングルームより、、、

おはようございます、
MAXです。

今日は割安・割高についての
お話をしていきたいと思います。

PBRやPERから
今だったら割高感があるということや、
そういう話を聞きますが、

特に今日は新興小型株、

つまり
時価総額の小さな企業の
割安・割高について
お話していこうと思います。

くれぐれも、東証一部などの
時価総額が大きい企業についてでは
ないのでお気をつけください。

あくまで小型・ベンチャーについての
話だと思っていただけたら幸いです。

割高・割安の話をする前に大前提として
株価は将来の利益を織り込んで
推移していく
というのがあります。

どういうことかというと
期待や失望が要因となって
株価は変動していきます。

この両方の影響で
株価が大きく変化しやすいのが
今回扱う時価総額が小さい企業です。

特にベンチャー企業はそれこそ
売上や利益が2倍や3倍になったりだとか

今期の三ヶ月間で前年度の売上を達成して
しまうだとか、そういうことが起きるわけです。

しかし、トヨタや三菱重工などの
大企業ではこうしたことは考えづらいでしょう。

ですから、時価総額が小さい企業では
売上や利益の急激な変動が
起こりやすいということを
まず頭に入れておきましょう。

こうして小型株の
PERやPBRを見たときに
PERが100倍の企業を
結構目にすると思います。

PERが100倍というと
一般的には相当に割高ですね。

大体20くらいが平均的なPER
といわれていますが、

PER100倍とは100年分の利益を
先取りしている、
そういう状態とも言えます。

では、その会社は割高なのかというと、
その後株価は継続的に上昇していく
ということも全然有りえます。

このPER100倍に関する捉え方ですが、
たしかに100年後までの利益を織り込む
というと大げさですが、

こう考えてみてはいかがでしょうか?

数年後にこの会社の利益が
3倍になるとします。

こうなると、
PERは分母が利益なので
PERは33倍になります。

PERが33倍というのは
よく見かける数字かと
思います。

株価はこういうところを
織り込んで推移していることが
よくあります。

もし今の話の通りなのであれば、
将来的には適正の株価や利益水準に
なっていく
と考えられます。

ですから、今投資をしたとしても
数字上は割高ですが、
投資余地は十分にあると言えます。

ましてや現時点で時価総額が
数十億円程度の小規模な
企業なのであれば

長期的には利益が上乗せされて
伸びていく可能性

十分にあると言えます。

今の数字ももちろん大事ですが
何年後に株価はどうなっているか
見越して

割安・割高の判断をしてもらえたら
と思います。

当然ですが、これはあくまで指標であって
投資判断にはさらに売買高やチャートなどから
総合的に判断する必要はありますが、

ファンダメンタルズ的な部分で
PERが割高だから買えないか
というとそういうわけではない
ということです。

流石にPER500倍とかになると
敬遠はしますが、

投資先の企業の将来性などを
総合的に判断して

許容できる範囲の数字か
長い目線で見ると割安水準か

などを判断してもらえたらな
と思います。

それでは引き続き
頑張っていきましょう。

MAX

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