From:奥村尚
東京のオフィスより、、、
先月20日の
ウォールストリートジャーナル(WSJ)紙で、
「FRBの利上げが弱まる可能性がある」
というような記事がありました。
このブログでも、
「その後株価が上昇しやすくなった」
という事を書きました。
残念ながら、11月のFOMCで
FRBは「強い姿勢で物価高に臨む」
(利上げ姿勢が弱くはならない)
ということが判明し、
ぬか喜びとなり
上げてきた株価は
一気に下落しました。
しかし、
その後に発表された米国の物価は、
びっくりするくらい下落し、
それがきっかけで
株価は再び大きく上がりました。
ここ数か月の株価の推移をみておきましょう。
日経平均を取り上げます。
目立つ下落は、9月のものです。
下落の理由は覚えていますか?
「今でも継続している」
とても重要な理由で下落しましたね。
欧米の中央銀行が
物価を抑えるためにこぞって
利上げをしていた時期です。
あまりに利上げ速度が急だったので、
資金はリスク回避に動き、
リスク資産の代表でもある株は、
世界的に下落したのです。
下落が急すぎたので、
その反動で上げ始めたのが10月。
そして、WSJの記事が
上昇のきっかけとなり、
今の相場が始まっています。
今年はこうした株価の上下動の動きが
1日単位でも、1か月単位でも、
数か月単位でも、起こっています。
日本に関していうと、
過度な円安が収まるかのような動きも
株価の上昇要素になっています。
このまま、
細かい上下を繰り返しながら、
上昇してゆくのでしょうか。
おそらく、
そうはなりません。
米金利のいびつさと、
それに影響された
ドル円レートのいびつさが絡み合って、
相場が歪んでいるからです。
この歪は、
いずれ正しい方向に修正されます。
いずれというのは、
遠い将来ではなく、
「今月中であろう」とも思っています。
これを掘り下げると長くなるので、
今回は、ここまでにしておきましょう。
では、次回をお楽しみに。
奥村尚
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・ジャパンインベストメントスクール講師
・マーケット アナリスト
・マーケットの魔術師
20兆円もの運用資産をもつ米国大手ヘッジファンド株式投資部門スーパーバイザー、自身も日本でヘッジファンドを主宰。日本証券アナリスト協会会員。
1987年、都立大学大学院工学研究科修了(テーマは人工知能)。日興証券入社。投資工学研究所にて、数々の数理モデル開発に携わる。スタンフォード大学教授ウィリアム・F・シャープ博士(1990年ノーベル経済学賞)と投資モデル共同開発、東証株価のネット配信(世界初)なども手掛ける。
2000年 東証マザーズ上場第一号のインターネット総研で金融事業を統括。
2002年 イスラエル天才科学者とベンチャー企業設立、人工知能技術を商用化し空港に導入。
2004年以降は、金融業界とIoT業界の交点で活躍。最先端の人工知能とアナリストの相場適応力を融合させた投資モデルMRAを完成し、内外の機関投資家に提供する。この投資手法は、最低25%/年以上の収益を「MRAを使う誰にでも」もらたしている(一度も元本割れなし)。
2015年 個人投資家へMRA情報提供開始、さらに投資塾を通してお金の知識を広め、ゆたかな生活の創造に貢献している。
趣味は、オーディオの機械いじり。ワインやウィスキーをたしなむこと。スポーツも好きでスキー、スケートは自称特級(そんなものはない)、エアロビック競技を10年ほどやっている(NAC マスター男子シングル 9連覇中、2014-2016日本選手権千葉県代表)。ただし、「かなずち」であり、球技も苦手である。