「三大指標」から景気変動を掴む方法

2020.6.10
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From:奥村尚
東京のオフィスより、、、

おはようございます。

今週の月曜、6月8日に
「5月の景気ウォッチャー調査」
が発表されました。

これは、内閣府が所管となって
シンクタンクが取りまとめ、
調査を実施しています。

地域ごと、分野ごとに
数値化されて発表します。

5月の動きとしては、

現状判断DIは、15.5(前月比7.6ポイント上昇)
先行き判断DIは、36.5(19.9ポイント上昇)

でした。

DIというのは、
「ディフュージョンインデックス」の略で
一人一人に感触をヒアリングする際、

真ん中を変わらない(0.5)として、
良くなっている(1点)から
悪くなっている(0点)と、

5段階というラフな区分で
そこらの人にメールなどで
回答をしてもらうという調査です。

このデータは、実際の
売れゆきの数字と異なり、
国民が描いているイメージ
を数値化するものです。

DIは、構成する指標のうち
改善している指標の割合を
算出することで、

景気の各介在部門絵の
『波及度』が測定できます。

Excelデータでも発表されているので、
興味がある方は内閣府のHPをご覧ください。

6月8日の発表では、

「悪化に歯止めがかかり、
厳しさが続くものの
持ち直しへの期待が見られる」

とまとめています。

では、景気ウォッチャーの指標をご覧ください。

先行きDIは、かなり楽観的ですね。

昨今の株式相場と類似しています。

似たようなもので、景気先行指数CI
というのがあります。

これも内閣府が発表しています。

CIは、「コンポジットインデックス」
の略で、CIを構成する指標の動きを
合成したものです。

主に景気変動の大きさや量感を示します。

2008年4月以降、内閣府は
CIを中心として位置付けています。

これに日銀の短観をいれた
3つの指標は景気を見るための
三大指標と言えます。

こちらも、見てみましょう。

景気先行指数は、
まだ5月のデータは発表されていません。

ところで、株も景気先行指標と言われています。

ならば、こうしたチャートと
日経平均を合わせてみれば、
何かが発見できるでしょうか。

何か、発見できそうですね。

そう思いませんか?

これは、またの機会にしたいと思います。

奥村尚

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