TOPIXのパラドックス

2023.8.23
Share:

From:奥村尚
東京のオフィスより、、、

株価指数としてよく使うのは
日経平均ですが、

TOPIXも合わせて
ニュースではよく使われます。

TOPIXは、東証一部(現在はプライム)に
上場している全会社の時価総額を合計し、
基準日を100として指数化したものです。

基準日=1968年1月4日です。

今、TOPIXが2200であれば、
基準日の22倍になっていることが
わかります。

でも、
ここに落とし穴もあります。

東証1部の、
時価総額とTOPIXを合わせて
確認しておきましょう。

 

 

青い線が時価総額(左)、
オレンジ線がTOPIXです。

1989年に、昭和のバブルで
日経平均が3万9千円になったとき、
TOPIXもピークを付けました。

日経平均は、
いまだにその当時を
抜いていませんが、

東証1部の時価総額を示す青い線は、
2017年に1989年のピークを
抜き去りました。

時価総額では、
すでに昭和バブルを
抜いていたのです。

1989年末の
東証1部時価総額は、
591兆円でした。

2017年末には、
674兆円になっていました。

そして、2023年7月末時点で、
東証プライム市場の
時価総額は823兆円。

1989年バブル時よりも
約4割も上昇しているのです。

じゃ、TOPIXだって
 1989年末の時点より
 4割上がっているはずだよね。

 でもそうなっていないぞ。

はい、それが
TOPIXを用いるうえで
面倒なところです

簡単に説明すると、
TOPIXの計算に用いる時価総額の
計算方法が変更されたからです。

現在も、東証1部からプライムへの
市場変更があったために、

TOPIXの算出ルールを
見直している最中です。

でも、確実に言えるのは
1989年の時点の日本を、
すでに2017年時点で上回った、

今年も、さらに
伸ばしている

ということです。

(東証プライムの企業価値)

と、

(プライム以外のすべての市場を足し合わせた企業価値)

の比率は、96:4 ですから
プライムだけをみれば、
ほぼ日本企業の価値をみることになります。

したがって 日本企業の価値(=時価総額の合計)は、
12年間ずっと伸び続けている、いまは記録を更新中
といえるのです。

奥村尚

━━━━━━━━
『奥村尚の金融リテラシー向上委員会』

奥村尚が分析する最新の相場情報を
月1回の放送でお届けする裏番組

全個人投資家、購読必須です。

視聴会員登録はこちら:
https://trade-labo.jp/tl/ifl_2022_b/
━━━━━━━━

関連記事

Pick Up!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です