ケン藤田です、
いつもブログをお読みいただき、
誠にありがとうございます。
この度、
最近の経済市況を絡めた、
今日からの資産構築に役立つ
Webセミナーを開催します。
===========
11/10(金):19:30〜
https://j-i-s.info/j-i-s/kf_231110/
===========
日々のブログを読んでくださっている方はもちろん、
初めてご参加する方にも満足いただける内容となっております。
ぜひ、ご参加いただければと思います。
それでは、以下より本日のブログをお送りいたします。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
こんにちは、ケン藤田です。
前回のブログでは、
『資産1億円&年間投資収入500万円超えのFIRE目前
から転落し、仕事に忙殺される日々に逆戻り』
という悲しい失敗事例をもとに、
我々はどういった教訓を得るべきなのか、
お伝えしました。
前回のブログをまだ読まれていない方は、
こちらからご覧ください。
そして今回は、
『仮想通貨で億り人になるも、仮想のまま終わる』
という事例からの
学びをお伝えしていければと思います。
それでは、いきましょう。
◼︎事例②:
『仮想通貨で億り人になるも、仮想のまま終わる』
これは、2017年の夏頃と、6年以上前の話になりますが、
私が過去にアドバイスを行っていたBさんのお話です。
この方は自営業されている方で、投資未経験ながらも、
友人の勧めで買ってみた仮想通貨が200倍近くに値上がりし、
一夜にして億り人になりました
いわゆる、アルトコイン長者というやつです。
(アルトコイン=ビットコイン以外の仮想通貨の総称)
それまで、ビジネスでは大きい金額を扱ったことはあっても、
個人の貯金は数百万円程度、投資や資産運用なんて
考えたこともないような状態から一変、
今まで掴んだこともない大金を手にして、
「どうしたら良いのか分からない」
と混乱していた最中に、
人からの紹介を受けて私の元に訪れました。
・せっかく手に入れたお金を減らしたくない
・まだまだ上がる気がしている
・でも値崩れしたりするのが怖い
・できればより大きく増やしたい
・すぐに使いたい予定は特にない
・仕事は好きだから続ける予定でいる
・一番の悩みはこの大金をどう扱って良いか分からないこと
という悩みや希望を持たれていたので、
下記のようなアドバイスを行いました。
(1)お金の使い道ができるまでの間は、資産の維持と
安定した方法での資産拡大をゴールに設定
(2)資産の6〜8割は安定的なアセットに切り替え
(3)相場変動の影響を避けるため段階的に利益確定し現金化
(4)仮想通貨の利益確定分の納税予定額の算定と確保
もし仮に、仮想通貨の価格が0円になったとしても、
4年後には、
『納税後の資産が、現段階の含み益と同水準となっている』
状態になるよう計画を立てていきました。
実際に計画通りに利益確定と、
ポートフォリオの組み替えを進めていたのですが、、、
読者のみなさんも
記憶に新しいかもしれませんが、
2017年当時の仮想通貨市場における、
夏頃から始まった急騰は止まるどころか、
むしろますます加速して、
その年の暮れには
歴史的な値上がりを見せていました。
※画像はビットコインの2016年以降のチャート
2017年に大暴騰していることが分かる
一度、ラッキーパンチでの200倍増を経験したBさんの心中では、
「また別の銘柄でも当てることができるのでは?」
という欲望が湧きはじめ、、、
「この波が落ち着いてから安定的な運用を始めよう」
と、利益確定した資金でトレードを始めてしまったのです。
その後の結果は、
なんとなく想像がつくかもしれません。
年明けにピークを迎えた相場は、その後下落し続け、
Bさんの手元資金は、相談時の半分以下にまで減ることに。
これだけならまだ良いのですが、
問題はその先にもありました。
・2017年は多額の利益が発生
・一方、2018年は大きな損失が発生
というタイミングが重なってしまい、
2017年分のトレード利益に対しての
納税が迫ってきたのです。
(元金が200倍になったことで、納税額は数千万円単位となりました)
ポートフォリオ組み替え用に確保してあった手元資金で、
かろうじて納税をすることはできましたが、
億り人になったのも束の間、
文字通り『仮想のお金持ち』に終わる結末となったのでした。
もし、私と決めたルールに従ってさえいれば、
仮に仮想通貨の価格が下落したとしても、
億超えの資産と年10%前後の安定的な投資収入を得られていたことでしょう。
Bさんの事例から学べることは、
①決めたゴール/ルールは徹底して守ること
②不確定なもの(仮想通貨など実績の少ないもの)と、
確定的なもの(長い実績のある運用方法)を使い分けること
③2年先までは、納税など大きな出費の予定は事前に資金計画に入れること
以上を行っていれば、
Bさんの結果もきっと変わっていたはずです。
事前準備や想定のない状態で、
いきなり大金を掴んだ人の多くは、
Bさんと同じような結末になることが多いです。
お金を増やす方法を実行すると同時に、
大きなお金を扱う『器』を作ることも大事なのです。
(この話はまた別の機会でしたいと思います)
今回の記事も、あなたの資産形成のヒントになれば幸いです。
世界の経済的成功者たちから教わり身につけた資産構築の常識を、
今後も発信しますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
それでは、また。
ケン藤田
投資・資産運用歴18年以上、海外投資歴12年以上、世の中に存在するほぼ全ての投資商品への投資経験を持つ資産運用・海外投資のプロフェッショナル。
ヨーロッパを中心とした金融先進国での金融専門家や富裕層たちとの交流で学んだ、富裕層だけが知る「お金のとある共通点」をベースに独自の投資法を構築。
資産運用アドバイザーとして、これまで述べ1000名以上への資産運用アドバイスを行い(累計アドバイス額120億円以上)、そのうち95%以上の方の資産増大を実現。
現在は、年商5〜25億円規模の複数企業のCFO(最高財務責任者)として活動するかたわら、自身も5億円規模の資産を年利10〜15%以上のリターンで運用する現役投資家としての顔も持つ。
日経新聞出版社より2冊のマネー系書籍の監修実績がある(累計発行部数5万冊)。