オリンピックに沸くブラジル、インフレ率は?

2016.8.15
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From:不動修太郎
真夏の東京の自宅にて、、、

今日も記事を読んでくださって
ありがとうございます。

オリンピックで多くの日本人が活躍して
盛り上がっていますね。

さて、私は10年ほど前には、
仕事でインドネシアの首都、
ジャカルタにしばしば出張していました。

インドネシアは大小さまざまの
多くの島からなる国ですよね。
ジャカルタがある大きな島はジャワ島です。

日本に「ジャワカレー」という
大手食品メーカーのカレーがありますが、
実はジャワ島は熱帯では珍しく辛い料理が
少なく、米、もち米、麺類、芋など
主食だけでもバラエティに富んでいます。

首都ジャカルタには観光の目玉となる名所が
少ないせいか、日本からの観光客に人気を
集めているのは、バリ島ですね。

ジャワ島をはじめとしてインドネシアでは
イスラム教の信者が多いですが、
バリ島はヒンズー教の一派である
バリヒンズーの信者が多いです。

そのために
ヒンズー教の歴史ある寺院が多く、
しかも綺麗なビーチが多いです。

ヒンズー教はガネーシャ、シバ神の
他多くの神様を信仰します。
マレーシアにもインド、あるいは
バングラデシュの出身の人が多くあちこちに
ヒンズー教の寺院があります。

マレーシアのヒンズー教寺院は
極彩色に彩られた派手な寺院が
多いですが、一方インドネシアのバリ島では
色合いが地味な寺院が多いです。

さて、インドネシアは歴史的、
経済的にインドとの結びつきが強い
せいか通貨はルピアという単位です。

ちょっと前までは100インドネシアルピアが
ちょうど1円位でした。

インドネシアルピアを2桁少なくすると
日本円に相当するということですね。

従ってインドネシアには
10万ルピア札がありますが、それが
だいたい日本の1000円に当たります。

ですから観光、ちょっとした食事でも
10万ルピア札を使うことになります。

最近では、インドネシアはインフレなので、
今は130インドネシアルピアが1円に相当します。

さて、オリンピックが盛り上がっていますから
ブラジルのインフレ率を調べてみました。

凄いグラフですねえ。
1990年には、インフレ率が
3000%、2003年と2004年には
約2000%でした。

最近のインフレ率はかなり下がっていますが、
IMFのデータからブラジルインフレ率のグラフを
表にしてみました。

当時のブラジルは、ディフォルトと言って
国政府の借金が返せなくなり、破産しました。

そうなるとブラジルの通貨はまったく信用が
無くなりますね。ブラジルで資産を
持っている人たちは米ドル、ユーロ、
日本円に替えて資産を守ろうとします。

その結果として通貨の価値が暴落、ブラジルから
資産が逃げ出すのでインフレが凄いことになりました。

インフレ率が3000%というのは、
1年でブラジルの通貨の価値が30分の1に
急落したということです。

この時期に私のかつての
上司はブラジルのマナウスに赴任していました。

ブラジルのカフェでコーヒーを飲んだら、飲み終わった
時点でコーヒーが値上がりしていたとのことです。

その人はブラジルで給料を貰ったらその日のうちに
猛ダッシュして銀行に行って米ドルに
両替したと言います。

そうしないとブラジルの通貨の価値が
暴落している中で生活が出来なかったのですね。

不動修太郎

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オリンピックに沸くブラジル、インフレ率は?へのコメント

  1. 為替の動きは、まだまだ難しくて、先生のブログを読んだりして勉強中です。海外に行ったここともないので、テレビの画像でしかわかりませんが、日本円をドル等に換金する方法くらいは知っておいた方が良いのかなと思いました。先生のブログは難しいですが、いつも楽しみにしています。

    1. カサハラさん、有難うございます。
      円高になると日本の平均株価が下がります。
      ですから為替が予想できれば、株式投資にも
      多いに役に立ちます。なので、FXに興味が
      なくても為替の値動きはざっと知っておくに
      越したことはありませんね。

  2. コーヒー一杯飲む間に値上がりしているなんてすさまじい話ですね。
    楽天的なブラジルの国民性でも時間単位で通貨の価値が暴落したのなら、
    日本が同じ事態になったら、とんでもないことになりそうですね。

    1. Keiさん、有難うございます。
      日本でもハイパーインフレの恐れがあるという
      人もいますので、次回の記事で解説しますね。

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