上がる銘柄を教えてもらったら

2016.10.3
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From:不動修太郎

私が講師を務めていた
株式のスクールで同窓会の
受講生の集まりがありました。

私は可能な限り、投資家の
懇親会等には顔を出すように
しています。

高い参加費を払い、
しかも時間を使って
参加してくれた受講生への
恩返しと礼儀の意味合いもありますし、

私としてもそのような集まりで
株、為替の投資家の
知りたい事、
悩みを伺う事ができます。

投資スクールに参加する人たちは
投資について知りたい事、悩みが
あるからこそ、スクールに
参加するのでしょう。

だからこそ、スクールの
講師は、受講生の知りたい事を
掴み、セミナーでは
その解決につながる話をしなくては
なりません。

さて、株式セミナーでは、いつも
推奨銘柄を聞きたがる人が
多いです。

私は為替の専門家では
ありますが、株式の推奨銘柄に
ついて尋ねられる機会が
増えました。

株式投資の雑誌の記事でも
人気があるのは、推奨銘柄、
騰(あ)がりそうなテーマの記事です。

大きく上がる可能性が
ある銘柄を教えて欲しいという
気持ちはよく分かります。

推奨銘柄を聞くのはいいのですが、
ふたつ注意してほしいことがあります。

どんなに業績が良くてもいつまでも
上がり続ける銘柄は有りません。

ですから、皆様が仮に有望な銘柄を
教えて貰い、それを買って、
首尾よく株価が上がったとしても
その株を手放すタイミングを
決めるのは、投資家である皆様です。

ですから、株価チャートの形から
株価がある程度は予想出来る、或いは
テクニカルで判断できることが
大切です。

この事は考えてみると
当たり前なのですが、案外
その当たり前を忘れてしまう
投資家が多いです。

もう一つ、買う前に確認すべきは
その銘柄が推奨されている理由です。

その会社の業績がいいからなのか、
或いは、業績は良くないけど
注目を浴びているのか、
などのヒントを貰うのはいいのですが、
最終的には決め手となる情報は自分で掴みましょう。

例えば、今季の業績が上方修正されて
株価が上がったという事実が
分かったとしましょう。
すると来期の業績に注目し、その銘柄の
売り時を思案することになります。

ですから、騰がりそうな株の
ヒントを貰うのはいいでしょう。

ただ、投資は常に自己責任ですので、
買う時期、買う理由、利益確定する
時期は自分で判断しなければならないのです。

不動修太郎

今日も記事を読んでくださって
ありがとうございます。

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