ディーラー時代に身につけた私のデイトレ知りたい?

2015.2.28
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From:中野英
都内の自宅から、、、

一時期、ものすごく、
麻雀にはまったことがあります。

今も、好きですよ。
なかなか、する機会がないです。。。

麻雀もポーカーもそうかもしれませんが、
勝敗は一見確率で決まりそうですよね。

無秩序に並べられた牌やトランプを
順番に引くだけですから。

ただ、強い人、弱い人がいます。

無秩序なだけでなく、
心理的なかけひきが勝敗を左右します。

自分はこういう心理的な
かけひきが大好きです。

だから株も好きなのかもしれません。

株も、ただ値動きだけ見れば、
無秩序かもしれません。

ただ、そこから秩序がみつかったり、
相手の心理が読み取れたりするのです。

例えば、最近の日経平均は
強い値動きが続いていますね。

1月に《17000円》を挟んで、
連日乱高下していた時期が懐かしいですが・・・

実はあの乱高下、
無秩序な上昇・下落の繰り返しではなく・・・

《16850円》を節目としての乱高下でした。

最初に、ナイトセッションで《16500円》に
接近した『1月6日~1月7日』の
動きの節目が《16850円》で・・・

1月7日に、『いくらで買えばいいか?』と
聞かれた時に《16850円》と答えたのを
覚えています。

その後の1月後半の上昇で、
いったん天井を打ったのが《17850円》。

そして今回、《18850円》近辺で天井を打つと、
とても綺麗なトレンドが出来上がるのですが。

実際、木曜日のナイトセッションから、
《18850円》より上では、明らかな売りが
出ていました。

途中で息(売り)を入れないと、
息切れして動けなくなって
しまいますからね。

『《年金買い》期待主導の需給相場』が
健全かどうかは別にして、今のところ、
値動きは健全なのかもしれません。

今日は、少々マニアックかもしれませんが(笑)、
歩み値を使ったデイトレを紹介してみたいと思います。

《歩み値》とは『約定した取引の履歴』のことで、
デイトレをしている人でない限り、
普段見ることはないと思います。

デイトレをしている方でも、
どの程度の方が見ていらっしゃるでしょうか?

実際に、じ~っと見ていたら、目が疲れます(笑)

ただ、時々その中に、値動きのヒントが
表れることがあるのです。

自分がディーラーをしていた時の話ですが、
自分の十八番銘柄である・・・

5233 太平洋セメント

・・・このような歩み値が
表れた日がありました。

※ 『3分おきに43000株の買い』

当時の株価は《200円》。

その時の板は・・・

1000000株  200円 

      199円 300000株

・・・というような感じ。

そして歩み値は・・・

《200円 43000株》が、
3分おきに出てくる以外、ほとんどなし。

ここから分かることは・・・

※ 199円以下で
売ろうという投資家はいない

※ 200円で買おうという投資家は、
ほぼ間違いなく存在する。

199円以下で売ろうという
投資家がいないのですから、
株価が下がることはありませんね。

そして、200円で買う投資家が
存在するのですから・・・

☆ 《200円》で買えば、
まず損をすることはない

・・・そして、
《200円》の売りを自分が全部買ってみて、
この買っている投資家が、
《201円》でも買い始めれば・・・

そこに売りを出しておけば、利食えます。

《200円》の売りを全て買った後、
『200円で売る投資家がいなければ』・・・

※ 歩み値を見て、200円での約定がなくなり、
201円で43000株の買いくらいしか見当たらなくなれば

・・・《201円》も全て買ってしまって、
《202円》で売るということも出来るかもしれません。

それだけの《資金》があればですが(笑)

まぁ、その当時は、今ほど株式市場に
盛り上がりがなく、参加者が限られていたため・・・

一つ大きな《計らい注文》が入ると
とても目立ち、その投資家の動向で
その日の値動きがほぼ決まったという、
今と少々違う環境ではありました。

しかし、最近、同じような動きを見かけました。

先日2月24日の、後場の先物。

前場は、《18500円》を高値に、
狭いレンジでほとんど動いて
いなかったのですが。

後場に入って出てきました・・・

1分おきに《12枚》の買い。

売り方はと言うと、売り注文を
被せはしますが、下値を叩くことはしません。

結果として、売り注文を全て買われると、
その上に並ぶ売り注文を《12枚》ずつ買っていき、
を繰り返し・・・

最後は、売り方の買戻しを交えて、
《18620円》で引けました。

チャートで見ると、《動かない時間が長い、
とても緩やかな階段》というような形状。

チャートだけだと、買うきっかけが
掴めない動きだったかもしれません。

しかし、歩み値を見ると、《売り手》と
《買い手》の存在が、見えることがあるのです。

他の使い方としては・・・

『歩み値に出てくる、
約定の履歴のスピード』

・・・があります。

参加者が少ない時は、
それだけ約定数が少なくなります。

そんな時に、突然まとまった
《売り注文・買い注文》が入ると・・・

※ 歩み値の流れるスピードが、
突如として速くなります。

※ 板で見ると、株価が変わるたびに
点滅する《ピカピカ》の回数が急激に増えます。

※ チャートで見ますと、
出来高が急激に増えます。

そのような動きを見かけたら・・・

☆ いかに早くその流れに乗るか

・・・それが最も重要・肝心な
要素になります。

デイトレをするにあたって、
もし余裕があれば、《歩み値》も
少し覗いてみてください(^◇^)

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