From:Mr.K
都内のプライベートオフィスより、、、
おはようございます。Mr.Kです。
日経平均株価が22,000円を抜けた
ということですが、
依然として伸び悩んでいますね。
前々回のブログでも書きましたが、
トレンドフォロー(順張り)戦略は、
レンジ相場が大敵となりますので、
レンジを抜けたかどうかの判定は
非常に慎重に行わなければなりません。
レンジを抜けたと思ったのに
実際はレンジを抜けていなかった場合、
当たり前ですが、最悪の場所で
ポジションを持つことになるからです。
レンジを上抜けしたと思って買って、
もしもまだレンジが続いていたら、
ここが上限ということになりますね。
それは最悪なわけです。
一方で、本当にレンジを抜けたなら
もちろん絶好の買いポイントです。
さて、どっちか、、、
こういうわからないときは、
休むに尽きます。
私のコミュニティメンバーには、
1ヶ月前から、
「日経平均株価と似た形の銘柄はやるな」
とお伝えしています。
さて、そんなことにも関連している
本日の本題ですが、、、
============
前回に引き続き、
【Mr.K流トレードの成功哲学】です。
2つ目のトレード成功哲学は、
『高値で買って安値で売る』です。
(1つ目は前回のブログを参照)
書き間違いではありませんよ。
「高値で買って、安値で売る」です。
世の中では、どうやら、
株は安値で買って高値で売る、
と言われているようです。
数十回セミナーをやってきて、
セミナーのたびに聞いてきましたが
どうやらそう教えられているようです。
うーん、、、
180度とまではいかないまでも、
どちらかというと逆だと、私は思うのです。
安いということは、
売られたということでしょう。
ならば、もっと下がるのではないでしょうか?
高いということは、
資金が集まってきたということでしょう。
ならば、少なくとも
下がる可能性より上げる可能性の方が
高いのではないでしょうか?
ここで、
「いやいやいや、高値掴みをさせられて
塩漬けができているんです!」
と言う人が出てくると思います。
なので、一応、前提条件をつけておきますと、
「安値で買うより、高値で買った方が
塩漬けはできにくい」
という比較論の話です。
必ずしも、高値で買えば大丈夫!
みたいな議論をしていませんので
ご注意ください。
そうすると、やはり
高値で買って安値で売るという意識の方が
成功確率が高いと思います。
どういうことかといいますと、
安値や高値を何と比較するか?
ということなんです。
過去1年間のチャートを見て、
「今は、過去1年間の安値圏にいる」
というのは、
あくまで、
過去と比較して安い
ということですよね?
でも、一度でいいので
冷静に考えてみてほしいのです。
もしも、未来がわかっていたとして
エントリーするとき、
あなたが本当に取ってみたい、
長い長い上昇や、
深い深い下落の始まりというのは、
「過去から見た安値(高値)」でしょうか?
・・・
どうですか?
どちらかと言えば、
エントリーするその時は、
過去から見て「高値」で、
その後、高値をぐんぐん更新して
大きな上昇を描く、、、
のではないでしょうか。
エントリーするときに安値で、
エグジットするときに高値のチャートって
本当にそんなにありますか?
、、、
そうなんです。
安値で買って高値で売りたいと
思っているあなた、
あなたが探すべきは、
「未来から見て安い銘柄」であって、
過去から見て安い銘柄の中をどれだ探しても、
あなたの探しているものは、
実際にはほぼ存在しません。
存在しないものを探しているのですから、
見つからなくて当然です。
そもそも、
高値を付けている銘柄の中にしか
高値をぐんぐん更新していく銘柄は
存在しないのです。
下落も同じで、
安値を更新していく銘柄は、
その瞬間瞬間で、常に「安値」ですね。
それはそうです。
・・・
しかし、わかります。
頭で理解しても、やるのは怖いですね。
なぜか、わかりますか?
それは、プロスペクト理論として
証明されている人間の心理の動きが原因です。
人間は、目標が見えないと
行動を起こす気が起きないのです。
高値を更新している銘柄は、
いったいどこまで更新するのか
一見、わかりません。
でも、
安値をつけている銘柄は、
「戻る値段」という意味で、
上昇目標(多くの場合妄想ですが)の
価格が見えますよね。
だから、人は安値で買いたくなります。
すぐ近くに目標がある方が
人は行動に移しやすいのです。
下落の場合も、上下が逆なだけで
大きくはまったく同じ心理です。
・・・
というわけで、
新たな格言を提示しておきますと、
「高値で買って、もっと高値で売る。
安値で売って、もっと安値で買う。」
ということです。
この発想を持つだけで、
結構、実績は改善します。
ぜひ、やってみてください。
GOOD TRADE!!
Mr.K
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慶應大学大学院修了。某大手企業でサラリーマンとして仕事に燃える側ら、将来の資産形成のためにと思い2013年に株式投資に挑戦。有名な投資塾に入って必死に勉強するも、初年度は面白いくらい惨敗し追証を何度も経験。一度は投資を辞めようと思ったが、あまりの悔しさに諦めきれず、9日間の夏季休暇をすべて費やして朝9時から夜12時まで過去の株価チャートを見続けた結果、資金の流れに注目すれば再現性高く株価の未来を予測できることに気づく。その後研究を続け、経済学や金融工学を使った世間の投資手法とは一線を画した「物理学的アプローチ」による『CLEAR TRADE』理論を開発。また、9割以上の人が大敗して負けるメカニズムを数学的に解明し、厳密な資金管理理論を独自に発明。投資技術を論理的に解析・解説することを得意とし、WEBセミナーでの質疑応答はわかりやすいと人気。理論を応用し、自らAIインジケーターも開発。平日は朝8時から夜の22時まで働く現役バリバリのサラリーマンであったため、1日わずか10分の作業時間でできる投資スタイルを基本とし、それでも月利20%以上を安定的に稼ぎ出していた。2016年10月に会社を退職し独立。現在は、かつての自分と同じように株式投資でなかなか結果を出すことができない人の役に立つべく、スクールでの指導や個別コンサルなども行っている。これまでに1,000名を超える指導実績があり、自身のコミュニティに300名以上の参加者を抱えている。投資だけでなくビジネス、生き方についての考え方にも定評がある。2020年には、資金管理の原理を端的に解説した文章が、Quora(※)の投資関連質問でのベストアンサーに選ばれ、書籍に掲載された。
いや~、今回の「成功哲学」の話、一般的に株は安いところで買って・・・という無意識的な意識から考えると、「オヤ?」という感じになると思いますが、今回の「高いところで買って・・・の方が真なり」ということでしょうか。
今日の話は、同じ「高いところで買って・・・」といっても、入り方は千差万別なので、そこのところの勉強をしないといけないということでは?と自分では解釈しました。
化石まがいさん、コメントありがとうございます。
おっしゃる通りです。入り方は千差万別ですね。
しかし、根底の考え方を、今回の内容でやってみてください。
きっと、うまくいきますよ!(トレンド相場では)
柔軟に受け入れてみてください。まずはデモトレードでも!
お店に行っていつもの商品か安かったら買いますが株の場合はいつもより高くないと買いません。自分は寝た子が起きたと呼んでいるのですが、チャートの見方が悪いので陽線一本分逆指しで入ってしまいます。概念を実践していく論理が必要だなとMR,Kさんの文章を読んで感じました。
とももさん、いつもコメントありがとうございます!
素晴らしい習慣ですね!
うまくいく習慣です。
いわゆるタートル流ですね。
エントリーやエグジットポイントをきちっと設定しなければ効果なしです。
株地獄さん
コメントありがとうございます!
効果はありますよ〜!そして、タートル流ではないです。
安値で買って高値で売るは、ボックス相場の考え方
高値で買ってより高値で売る、はトレンド相場の考え方
なのです。
なのに、多くの人が、トレンドフォロー戦略なのにボックス相場用の
ロジックでやるからうまくいきません。
トレンドフォロー戦略には必須の考え方ですので、
否定から入るのではなく、やってみてください。
マクロではなく、短中期的トレンドに乗るケース場合と言う意味に感じましたが、かいしゃくとして合ってますでしょうか?
初心者マークさん、コメントありがとうございます!
イメージされていることは理解できます。
ですが、これは保有期間には関係なく、勢いに乗るときの考え方です。
週足で見ているなら、週足で適用できるし、日足なら日足、時間足なら時間足で
同じように使えるベースとなる考え方です。
高値で買って、もっと高値で売る。安値で売って、もっと安値で買う.。賛成です。
もっと安値で買って、もっと高値で売るのが最高では
MAROさん、賛成ありがとうございます!
>>もっと安値で買って、もっと高値で売るのが最高では
もちろん、できるなら最高です。
しかし、これを狙うと勝率が低くなりやすく、
保有期間が極端に長くなりやすいです。
であれば、高値で買ってより高値で売る方が保有期間は短いし勝率が高いので、
トータルで考えると積み重ねで有利になる、というのが私の結論です。
またコメントお待ちしています。
いつも他の方とは違う視点でのブログを楽しみにしています。
勢いある銘柄を安く買おうとしても「押し目待ちに押し目無し」になりますよね
で、そういう銘柄が少しでも落ちた時、自分では安く買えたと思っても既に旬は過ぎてて「天井近い所で掴んだ」に過ぎない、になってしまう。
相場に自己都合を持ち込んではいけない。 株価を「安すぎる」「高過ぎる」と決めつけるのは自己の勝手な判断であると考えています。
間違っていないでしょうか?
真剣なコメントをありがとうございます!
押し目を待つから悪いのです。
トレンドが出ているときというのは、原理的に押し目を待つ必要性がありません。
押し目が気になるなら、ポジションを3つに分けて、1つずつ徐々に入っていけばいいです。
やってみてください。
わざわざの返信ありがとうございます。
思うに、相場でコンスタントにパフォーマンスを上げている人は、その人なりのトレードルールを確立されている気がします。
今回の「高いところで買って・・・」というのも、Mr.Kさんが高いところで買われるときは、これこれの条件を満たしているから買おうなどというトレードルールを確立されているものと思えます。
最低の条件を満たしていないのに、例えば「ブレイクアウトしたから買い」など単細胞的にやってもパフォーマンスを上げることは無理では?と思えます。
ただ、そこのあたりの勉強する姿勢を持ち続けていると、何かの拍子に所謂「一皮むける」というか「目から鱗が・・・」などというというような状況も、そんなに難しくなく訪れるような気もしています・・・。
きっと、トレンド相場でトレンドに乗ることができたときは楽しいだろうなあ・・と想像します。
熱心な追加コメントありがとうございます!
>>トレードルールを確立されているもの
もちろんです。
ですが、根本的な考え方として、今回のブログの内容にシフトしたほうが
全体的なパフォーマンスの底上げには必ずつながりますよ。
なぜなら、同じ「◯◯%で損切り」というような単純なロスカットルールだとしても
うまく利益が伸びる確率が圧倒的に高いからです。