チャートを読み値動きを予想する為の3つの手法

2016.6.13
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From:不動修太郎
東京の自宅にて、、、

最近は日本のガソリンの値段は
上がってきていますね。

前回の記事では原油のチャートから
予想の仕方に触れました。

原油を含む「商品」或いは「為替」では
50ちょうど、100ちょうどのような区切りの
いい数字が相場で意識されることが多いです。

今年の2月から原油の値段が上がってきましたが、
1バーレル当たり50ドルという節目の数字が
意識されることが多いという記事を書きました。

ですから、原油価格が勢いよく上がってきても
50ドルをほんの少し超えた価格で相場が反転し、
また下落することが多いのです。

そのように最近の原油価格は50ドルで
方向が変わる事、揉みあうことが多かったので、
相場関係者、投資家は、これまで以上に
50ドルという数字を意識するようになるのです。
 

このようにチャートでは、過去の値動き、
経験から区切りのいい数字最近の天井、
底値など相場が折り返した価格、
揉みあった価格が意識されます。

その結果として、その後も同じ価格で揉みあう、
相場が折り返すことが多くなります。

これは実際にチャートを見て、
相場を予想する上でとても大事なポイントです。

他にチャートを読む方法としては、
値動きそのものの形(パターン)から
将来の値動きを予想する手法があります。

色々な手法がありますが、有名なのは、
「坂田五法」と言われている手法ですね。

そしてチャートから値動きを読む
3番目の手法はテクニカル分析です。

皆様よくご存知のようにチャートの元となる
値動きの数字をある数式に当てはめてその結果を
記号、或いは曲線でチャート上に書き加える手法です。

そしてそれらの曲線または記号で
値動きの予想をしやすくする予想法です。

この手法は「チャートを読む」とは言わずに
独立した手法として扱われることが多いです。

そしてテクニカルについては実に多くの
分析方法があり、沢山の本が出ています。

沢山の手法があり、また沢山の解説書がある
という事はテクニカル手法は一長一短があると
いう事です。

ある手法はゆっくりと動く相場では的中率が
高いものの、相場の動きが速くなると「ダマシ」と言って
相場の動きがテクニカルの予想と逆方向に
動くことが多くなる事があります。

私はこのブログで多くの有名なテクニカル手法を
説明してきましたが、実際の相場では多くのテクニカル
手法は使わず、せいぜい2種類か3種類程度に
絞って活用しましょう。

沢山のテクニカルを見ていると
実際の売買で迷いが生じてしまい、
勝率が落ちてしまいます。

ですので、2、3種類の手法に絞って
それらをじっくりと勉強することをお勧めします。

 
さて、今回の記事の内容をここでまとめますと
チャートから将来の値動きを予想するには
3つの方法があります。

1、
区切りのいい数字、最近の天井、底値から相場の反転、
もみ合いの値段、レートを予想する手法。

2、
チャートの形から将来の値動きを読む手法。

3、
テクニカルで予想する。

私はこれまでの講演、記事の中で相場、
特に為替相場を読むにはテクニカルに
詳しくなることが大切だと幾度となく
強調してきました。

株ですと企業業績、株価が上がっている
業種などの企業分析が欠かせませんね。

一方で為替では、各国の景気、輸出入額などの
ファンダメンタル要素だけを分析しても
為替を正確に予想することはできません。

長期的には、ファンダメンタルと言われる
経済基礎数値の影響は大きく表れますが、
2年以内の為替では金融政策、周辺諸国の
状況などに強く影響されます。

だからこそ、今回の記事でお伝えしたチャートから
値動きを読む3つの手法を身に着けることがとても大切なのです。

 
不動修太郎

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