ダブルトップの罠

2023.7.19
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From:奥村尚
東京のオフィスより、、、

テクニカル分析派の方は、
ダブルトップはご存じだと思います。

ここでいうダブルトップとは、

短期間に2つのピークをもつと
それをもって上昇は終わる、
あとは下降するのみです。

つまりは、
上昇トレンドの終わりのパターンを言います。

2つめのトップをつけて下り始め
直近安値を下回ったとき、

2つ目のピーク=売りサイン
にもなります。

今年6月から7月にかけて、
明確にダブルトップが形成されたようです。

(「ようです」というのは、
お客様の中でテクニカルをよく使う御方が
教えてくれたからです)

見てみましょう。

確かに、2つめのトップが
直近安値を下回って数日は下がり続けました。

これをもって、
「売れ、売れ」という方が
多くなってきたのは,

このテクニカル手法に
よるものかもしれません。

でもこれ、

日足でみるから
 こうなっているだけだとしたら

どうでしょう?

この1カ月を、
1時間足でみるとこうなります。

ダブルトップと思っていた形は、
実はトリプルトップであったことがわかります。

いわゆるヘッドアンドショルダーを
形成していますね。

足を変えると、
景色がガラッと変わるんです。

そして、
何(分、時間、日、週)足を見るかは
人それぞれ。

ダブルトップを信じるか、
一目均衡表を信じるか、
移動平均を信じるか、

これも人それぞれ。

結局、流派ごとに細かく意見が分かれ、
テクニカル分析だけでは
なかなか当たらないということになるね。

という話なんです。

奥村尚

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